青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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ライバル

上棟から2週間経ち外壁工事に来週からかかる。まずはカラマツの板を加工しないとならない。既製品の建材ではないから板から鉋をかけて仕上げる。目地の板も同じで結構な手間になる。 
 
前から頼まれていた店舗の改装もあって何日かかかる。今日も業者が見積もりを持ってきて小工事が溜まっている。なるべく大工でなくても良いものは外注する。こう言う小工事は増えはすれ減る事はない。 
 
新築も引き合いは増え続けている。大工や規模の小さい住宅会社の廃業が増えたからだ。確認申請も徐々に難しくなってきたし断熱や耐震も面倒になった。設計が主な仕事とは言えない業者には外注が増えるだけだ。 
 
検査が通らなかったり変更が出ると経費が膨らむ。建材などの進化にも付いていけないから余計儲からない。景気浮揚の補助金なども勉強不足だし施主の疑問に答えることができない。信頼を失うばかりだ。 
 
今でも自分で確認申請を出せない業者はたくさんいる。そう言うところから徐々に淘汰される。激減する新築需要は業者間の競争激化に直結する。リフォームに活路を見いだすしかない。

当社は適正な利益確保で見積もりをしている。4,5年前は高いと言われることもあった。コストを下げるために建材の見直しや下請け業者の競争もさせている。その所為か安いと言われることが増えた。 
 
理由の一つにライバルが減ったのもある。県産材とか手刻みの家は誰でもできる訳ではないし住宅会社はやらない。大工が一番多くて高齢で廃業が相次ぐ。新しいものや若い世代に受けないのも大きい。IMG_1656


マイナポイント

事務所の栗も落ちて公園のナナカマドも紅葉が始まった。朝晩の薪ストーブ着火も当たり前になってきた。相変わらずのコロナ騒動も長引き業者によっては仕事が切れ始めた。お盆前はコロナの前からの契約があった。これから着工が減って厳しさを増す。 
 
小工事があってと言っても1日2日なのだが走り回る。なりふり構っていられないのでこまめに動き回る。自営も30年を越すと建てた家がリフォームをする。補修工事や手直しが増えた。 
 
人口減は若者からだから今後は新築は減る。孫の小学校の統合とか高校も見直しで統合される。5年後は20歳以下は4割減とのデータもある。家余りは確実で空き家が増える。私の町内でも候補も含めかなり増える。 

人口減は過疎地ほど影響が大きく住民は負担が増える。私の町内でもゴミ清掃とか広報配達などを市がやるようになった。住民ができなくなったと言うことだ。高齢や隣との距離が長いなど田舎ほど難しい。
 
と言う事は新築ではなくリフォームがこれから主力になる。もちろん前から予測できたことだが現実味を帯びてきた。新聞などの広告やチラシが新築見学会が減りリフォームが増えた。コロナ後もこのまま推移するだろうか。 
 
マイナポイントにつられスマホ支払いをしている。自動でチャージできないとかレジでまごつくなど苦労している。2ヶ月ほどでポイントが2500も付いて使わないのはかなり損だ。使えない中高年は損をしている。


44万キロ

日曜の雨以来天気に恵まれ現場は快調に進む。屋根を葺き外壁の断熱材をつけたらとりあえず一休みする。来週は外壁の板の加工に行く。前から頼まれていた店舗の改装にも行かないとならない。 
 
何だかんだと少なくなった現場のおかげで職人は順調に集まる。昨年までだったら難しかったのが気持ち良い程進む。コロナは建築以外の方が大変な状況だ。 
 
現場は順調だが困ることもある。担当者が休みがちで連絡が取れない。下請け業者は担当者以外は話が通じない。現場が減って会社は強制的に休みを取らせるのだ。 
 
程々に忙しいのが一番で切れもせずオーバー過ぎないのが一番だ。思い通りにいかないのが世の常、仕方ない。過去に付き合いのあった方からの仕事が増えた。大小さまざまな仕事だが当てにされているだけマシだろう。 
 
トラックが44万キロを超えたが全塗装をしたので綺麗だ。よく見るとあちこち穴が開いている。エンジンは快調そのものでそちらは問題がない。買い物で止めると話しかけてくるのがいてカッコいいと褒める。悪い気がしない。
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上棟式

月曜から続いた良い天気のおかげで上棟式までこぎ着けた。夕方からお施主様の家族と大工たちで式を行う。30センチの大黒柱に紅白のサラシを巻いて弊束を立てる。全員の拝礼の後大工が四方固めの酒しお米を撒く。 
 
往来の激しい国道の高台にあって国道からよく見える。まるで展示場のような塩梅で変形の形もあってよく目立つ。外壁もカラマツの板を縦張りして黒っぽく仕上げる。構造はいつもの真壁なのだが外観は今風だ。 
 
インテリアはいつもの真壁漆喰で通しの大黒柱もいつものパターン。45度に建物が折れているのが変わっているってば変わってる。遠くから見られることを意識してある。 
 
薪ストーブとか作り付け収納とかも何時もの通り。タイルと漆喰のほか水回りはクロス仕上げもある。特徴なのはリビングの一部に小上がりがあって一段高くなっている。 
 
床下はベタのコンクリートなので大きな収納になっている。高さは80センチほどで琉球畳を起こして入る。滅多に使わないものや季節ごとの入れ替えに使えるだろう。無駄な空間を生かすと言うことだ。 
 
当社も施主の年代によってデザインやインテリアを変えている。基本的な国産材の手刻みは外せないがデザインは進化させていきたい。親子で経営する工務店なのですぐやめるわけにいかない。 
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大黒柱

台風が来たりやっと秋晴れの上棟日和になった。先週から材木や資材は搬入してある。昨日の日曜もポンプを用意して準備をしてある。今日は朝から応援の大工とクレーンを手配した。 
 
基礎の内側には少し水が残ったが晴れてすぐ乾燥する。予め土台は敷いてある。一階から柱を建て胴差しをまわし二階柱を建てていく。床材も屋根の野地板も搬入され順調に立ち上がる。 
 
土曜日の上棟式には十分間に合うだろう。明日にも二階屋根までいくから屋根のフェルトも貼れる。ここまで来ると雨が降ってもまず安心だ。応援を頼むのはここまで一気に進めたいからだ。 
 
今回は大黒柱があるが二階までの通しになる。栗の29センチ角で5.5mの長さがある。ちょうど家の中心になって文字通り大黒柱になる。大黒柱は全部建てるわけではない。平家とか吹き抜けがないとか条件による。 
 
大黒柱ではなく見柱を使うこともある。見せる柱と言う意味だが太くて目の綺麗な材を使う。平家とか二階まで通さない場合だ。大きな家だと和室とか床の間、玄関などに多い。 
 
正直なところ大黒柱はなくてはならないものではない。象徴的な意味合いが強い。見た目と言うことだが見えるところにあるからいつも見える。安心感とか木の家のイメージにはピッタシなのだ。

予算的なことを言えば安くなる訳ではもちろんない。なのだが大黒柱用に太めの丸太を買って乾燥してある。チップ用とかに使われるものから安く購入する。生材であるから安いのだが乾燥に時間がかかる。乾燥材は高くて手が出ない。 
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