青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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廃業

途中コロナもあって長かったリフォームも終わった。業者の請求書を整理をしている。思ったより安かったり請求がないものもある。職人は概して忙しく暇なものは少ない。だから思ったより余裕があるように見える。 
 
元請けの住宅会社や工務店は最悪だろう。コロナの影響は深刻で長くて相当苦しい。来年も続くようだとどうなるかことか、当社にも当てはまるのだが。実際廃業という言葉に実感が湧く。そう遠い話でもないだろう。 
 
作業場を借りているし在庫もまだある。手刻みの国産材の家作りは作業場と在庫が条件になる。丸太から粗挽きをして1年くらい乾燥する。それを修正挽きをしてさらにカンナ盤でカンナをかける。初めて材木として使える訳だ。 
 
乾燥した材木はどこにもないから自分で在庫する。集成材以外は市場で手に入らない。20年くらい前なら製材所や材木屋が持っていた。プレカットの普及で廃業して手に入らない。国産の丸太は集成材にまわるようになった。 
 
一部のこだわりや古民家風の家以外はほぼ使わなくなった。残り少ない製材所を探し丸太を買って製材する。運ぶのも乾燥する場所の確保も何もかも金がかかる。そこまでして国産材の手刻みにこだわる業者はいなくなった。 
 
当社が廃業する場合は在庫の木材を処分し作業場の機械を撤去しないとならない。材木はとにかく機械は大きく処分費も相当だろう。タダであげたくても誰も欲しくない。だから廃業も簡単でないから気が重くなる。


高齢者のリフォーム

リフォームの現場ももうすぐ終了。長かった、お施主様には迷惑をかけてしまった。築50年以上のリフォームはしんどかった。どこもかしこも狂っているわ腐っているわで大工は大変だった。ここまで直せるとはお施主様も思っていなかったろう。 
 
正直手間がかかるのは覚悟の上で予算も相当と思っていた。必要ないところは端折るのも大事でお施主様の理解もいる。ただ馬鹿正直に直せば良いってものではない。引退して年金暮らしの方には余分な金はない。 
 
リフォームは大流行の時代だが客は高齢者が多いだろう。もちろん資金的に余裕のある方もいるだろうがそうではない方もいる。最低限の修理すらできない方もいる。今後長く住む可能性も少なく10年もすれば終わりってこともある。 
 
だからと言ってキッチン、風呂、トイレは最低限の機能は生きていくには必要だ。そこさえしっかりしていれば何とか暮らせる。欲を言えばキリがないが先のない高齢者には無駄な金は使えない。 
 
私自身も似たような環境で年も近い。余裕のある年金暮らしとは程遠いからリフォームもなかなかできない。業者の側から言えば気乗りしない現場には違いない。こう言う需要もかなり多いとは思う。喜んでやるとはいかないが必要ではある。


コロナ2

あっと言う間に11月。我が家のコロナも何とか終わって孫は学校へ息子夫婦は仕事へと出かけた。別棟に住む私達は異常なし、で終われば良いのだが。今のところは異常無しだがこれからどうなるか。 
 
コロナはインフルエンザに似ている。熱が上がって汗をかき吐いたりする。熱冷ましをもらっているのですぐ下がる。ケロッとして普通になる。大変なのは家族で間違いなく陽性になり具合悪くなったりする。 
 
違うのは治ってもすぐ出歩くわけにはいかないのだ。まあ罹ってから1週間は出歩き禁止で家に閉じこもる。一人治ればすぐ次がかかり食料などの買い出しができない。で隣にいる私たちがするのだが玄関に置いておく。 
 
全員治っても出かけることも出来ないし息子たちは薪を割ったり運んだり。一冬分できてしまったから今後も安心だ。孫も学校へも行けず薪運びの手伝いになる。治ってケロッとして走り回る。 
 
何となくコロナは罹ると死ぬのかもとか思っていたがそうでも無い。インフルエンザに近い。熱冷ましを飲んで寝ているだけのようだ。1.2日で熱が下がりケロッと治る。もっともその間は相当具合悪だろうけど。 
 
インフルエンザにかかった時は本当に死ぬかと思うほど苦しい。どうもコロナもそんな感じのようだ。ワクチンのせいかすぐ死ぬとか大袈裟にならないようだ。そのためのワクチンなのだろうが。とにかく我が家のコロナは終わったようだ。


コロナ

とうとう我が家にもコロナがやってきた。昨日午後隣に住む孫が熱を出し病院に行ったらコロナだと….。濃厚接触者の息子は5日間仕事ができない。現場はストップで大慌てでお施主様に連絡する。2,3日孫はこちらに来ていないから私は濃厚接触者ではない。 
 
とは言うものの念の為2,3日はお休みする。マスクが面倒とか言っている場合でない。メールでお仕事するしかない。会う予定はないからしばらく謹慎だね。急にコロナが身近になってしまった。 
 
2,3日熱が出ないようだと問題ないらしいから仕事は再開できる。どう言うわけか細々仕事が来る。会う予定が週末から増えてくる。熱が出ないように祈るばかりだ。一昨日京都から帰った家内が急に大忙しで大量の買い出しをして準備をする。 
 
もっとも孫は今日になりケロッと熱が下がる。あれを食いたいこれが欲しいと家内を振り回す。まずは良かったと言うしかない。インフルエンザみたいなものだと納得した。急に熱が出て薬ですぐ下がる。子供だからなのかすぐ治る…ような気がする。 
 
これが高齢者だと大変なのかもしれない。死ぬの生きるの話になるのだろうか。準備なんて全く考えてなかったから大騒ぎになった。昨日の夕方は大量の買い出しに出かけた。これからはマスクは必ずしないといけない。結構適当に考えていたが。 
 
身近になったコロナはあと何年続くやら。減ったと言うものの2年前に比べれば多いんだよね。市内で100人出たと言っても自分とこは関係ないなんて思っている。インフルエンザだって結構な数だし亡くなる方もいる。コロナも毎年続くのだろうか。


最後はどこで寝るか

先週からリフォームの現場に入っている。築50年、本格的なリフォームは今回が初。床は大引が腐って落ちてしまっている。同年代のお施主様は多分今回が最後のリフォームで終のすみかってことだろう。 
 
ほぼ直さずに50年使うってことは我慢も多かったろう。事情があって最後のまとまったお金でリフォームをする。老後のことを考えるとできるだけ金額は減らしたい。50年の家をどう直したって長持ちはしない。 
 
キッチンお風呂トイレとここだけがしっかりしていれば何とかなる。欲を言えばキリがないが最後はここで迎えることになるかもしれない。最低限の設備は確保したいところだ。後は野となれ山となれだ。 
 
所得によってリフォームの要求基準は変わってくる。新築並みにやろうとするのも最低限の機能だけを望むものもいる。それぞれで金があるなら思い切りやるもの良し無ければ最低限のものもあろう。どっちにしたって墓に入る時は同じなのだ。 
 
地獄の沙汰も金しだいではないがあれこれ立派な家でも死ぬ時は同じだ。金をかけたところで長生きできる訳もないし最低限の家でも他人には迷惑はかからない。こんなことを言えばリフォームの仕事が減るかもしれないが。 
 
自分でも最後はどこで寝るかいつも考える。2階には上がれなくなるから下の居間の所にしようかなどと考えている。家族は迷惑だろうが庭の見える居間が一番良い。息子夫婦は別棟だから良いかとか思っている。肝心の家内は何と言うかだが。