青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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見学会

昨日は午前中は雨が降り外工事ができなかった。最後の仕上げに入るリフォームの現場は内部の足場が取れる。吊り下げの照明器具が遅れてどうしても外せない。日曜に掃除を入れる予定だったので何としても土曜に完成させたい。 
 
頼みの照明器具は送られてくるのだが時間がわからない。ようやく3時ごろになって届く。すぐ取り付けをしてお施主様にも見ていただいた。足場が外れて初めてリビングの全容が見れた。 
 
二階の部屋を床をぶち抜いて吹き抜けにした。部屋数は多いのだが連携もなく使いにくい。どこへ行くにも廊下へ出てからになる。中心になる部屋から直接行けるようにした。部屋の仕切りも全開で全て収納タイプにした。 
 
和室も従来の床の間ではなく変形にした。下の方に欅の一枚板を貼り和の雰囲気を出す。吹き抜けも従来の梁に欅の板を張る。貫の型もつけて古民家の雰囲気を出した。本物の漆喰がさらに雰囲気を高める。 
 
漆喰は飾りではなく湿気やニオイを吸収するなどの効果もある。クロス張りの現場のようなニオイがしない。このような効果は住む方以外にはわからない。 
 
引き渡しまでの間に見学会を開催する。ご希望の方はメール電話等でお申し込みください。時間がはご希望に応じます。CIMG6496


古民家風

今日は最高気温が一番だった。立っているだけでも汗が出る。リフォームの現場は完成間際とあって業者が出入りする。塗装と内部の左官が終わった。明日は残った照明器具をつけて片付ける。何とか来週中は引き渡しできそうだ。 
 
リフォームとしては本格的な和室や漆喰の古民家風ができた。今までも何度かリフォームは経験済みだがここまで凝ったところはない。つけ柱に漆喰は毎度おなじみだが和室の変形の床の間や曲がりの梁はなかった。しかも柱型だけでなく貫の型も入れた。 
 
やはり本格的な古民家は貫がつきものだ。先日の新しくできた中華料理屋へ家族で食に行った。古い瓦の載った古民家のような一軒家を改造してある。肝心の料理はイマイチだったが建物は素晴らしかった。 
 
平屋で瓦葺は珍しい。内部も屋根の野地表しで貫が通してある。平屋なのに高い天井と出入り口の低い内法ですごくしゃれた家だった。黒っぽいのは元からなのか塗装なのか。すごくマッチしている。 
 
中高年でこう言った家に住みたいのが多い。古民家は高いと言うイメージがあるのでハナから諦めている。リフォームなら何とか実現できる。そう思って始めた古民家リフォームだった。大工や左官など手間がかかって工期が長いのが欠点だ。CIMG6475

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手間のかかるリフォーム

今日もまた暑くなって解体を頼まれた現場で作業をする。灯油が入ったドラム缶を処分するのだが中身を出さないとならない。ポリタンク9缶詰めて事務所へ運ぶ。電気の切り離しと水道の位置確認。来週から入る予定だ。 
 
リフォームの現場はタイル貼りと電気が入る。タイルは今日で完成だが和室の聚楽が残る。電気工事はテレビアンテナとかエアコンその他細々仕上げる。照明器具は一部を除きつけ終わる。 
 
コンセントとかスイッチはほとんど新しくなるが壁の張替えだけの部屋が問題だ。プレートが古いまま残るのだがプレートだけの交換はできない。中身もごっそり交換しないといけない。 
 
追加のコンセントとかが新しくて残りが古い。まあリフォームの悩ましいところでもある。どこまで新しくするかだ。新築では考える必要のないことだ。なんでも新しくするとなると相当な出費になる。 
 
一般的に新築よりリフォームの方が手間がかかる。工賃が高いと言うことだが材料費は少なく済むと思われている。ところが見える部分で古いのが出たら交換したくなる。古いものにそのままつけることができれば安い。全部交換となると撤去分もあるから高いものに付く。 
 
古民家リフォームは一度下地を作って仕上げをする。腰壁とかつけ柱など板材の加工から取り付けまで慣れないと時間がかかる。ビス留めでOKの建材とはワケが違う。カンナがけから現場で切る作業までプレカットだとやったことのない作業が続く。 
 
真壁の家つくりができないと到底難しい作業になる。息子を中心に何人か大工がいる。加工や取り付けの大部分は息子一人でやっている。他のメンバーはケチを付けれたくないのでやりたがらない。簡単な仕事も難しい取り付けも手間賃は一緒だからだ。CIMG6463


タイル貼り

早起きをして薪を片付けたり倉庫を整理する。半袖シャツのままだと寒いくらいだ。日中もあまり気温が上がらず快適は快適だ。現場は今日から電気工事が入り器具付けをした。タイル貼りは今日であらかた目処がつき和室の聚楽が残る。 
 
前回は黒いタイルを四半貼りにした。今回は同じタイルを200角にして普通の芋目地で貼った。玄関の大きさやデザイン次第でタイルの大きさや貼りかたが変わる。 
 
住宅でタイルを張るところは玄関だけが残った。キッチンはパネルが全盛で目地がないので汚れないと多くなった。しかし長期的に見ればタイルの方が長持ちする。パネルはタイルよりは柔らかいしないと言っても目地はある。 
 
壁や器具の取り合いはコーキングで処理する。タイルならモルタルかコーキングになる。モルタルは時間の経過でひび割れたり隙間が空く。コーキングはカビが生えて汚くなる。 
 
当社ではできるならタイル貼りを勧めるが現場による。大きな面積なら圧倒的にタイルの方が見栄えする。小さいと工事も面倒だし切った面が多くなって汚い。それでも当社ではタイル貼りをできるところはやっている。
 
一つにはキッチンを作る方が多いのもある。手作りキッチンにはタイルの方が似合う。パネルはやはり建材なので傷や変色はつきものだ。タイルの目地に汚れがついて取れないので嫌だと言う方もいる。 
 
IHヒーターや性能の良いレンジフードのおかげであまり汚れなくなった。だから汚れのことはあまり気にしなくても良いと思う。何と言っても古民家が売りなのだからパネルよりはタイルの方がレトロだろう。CIMG6460

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タイル貼り

今日は涼しくエアコンもいらない。昨日も暑かったが夕立のような雨が降った。現場も外部の埃が流されて綺麗になった。駐車場の舗装もできてあとはモルタル仕上げとタイルだけになった。 
 
今日もタイル貼りにかかって墨出しとカットする部分が終わった。タイルは割付とカットが重要だ。ただ貼るだけだったらすぐにできる。現場はタイルに合わせて作っていないからどこかに半端が入る。 
 
タイルを張る場合はまず割付を考える。できるだけカットの少ない方法をとる。もちろん目立つポイントがあるからそこはカットなしを持っていく。いきなり正面の目立つところが半端ものでは格好が悪い。 
 
そこが決まればあとは早い。今回は200角の黒を張る。前回は同じタイルの300角だったがこちらは200角の方が納まりが良い。狭いところや込み入ったのは大きなタイルは半端だらけで見た目が悪い。 
 
玄関は内外があって同じものを張るが目地は通す。ドアを開けた時にずれるとすごく気になる。外階段とか気になるところはモルタルでしごいて仕上げる。今の現場は正面だけが見られるので玄関とかポイントになるところはきっちり仕上げる。 
 
物置小屋も母屋と同じ仕上げで鎧張りになっている。小屋だからと言っても正面で目立つので玄関周りと同じにした。連続して見えるので駐車場も含めて一体感が出る。CIMG6457