青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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資金繰り

昨日も一日仕事。午前中は見積もりや書類チェック。午後から現場で打ち合わせ。いつもの銭湯にいく時間がなかった。しばらく行っていないので行きたかったのだが。 
 
今日は朝一で現場へ配達。作業場へ寄り加工の済んだ材料をまた現場へ搬入。午後は事務所で図面や雑事。会計事務も溜まっているので片付けないと。労災の保険料申請の種類も届き労務士さんに連絡。夏にかけて色々支払うものが出てくる。一番苦しい時期になる。 
 
たまたま現場があって資金があればいいが不足すると大変だ。税金とか負担金とかはいつも同じ時期に来る。なので準備すればいいのにと思われるだろう。そうはいかないのが世の常でいつも苦労する。 
 
愚痴はともかく仕事が常にあって順調にいってれば苦労はない。ギリギリと言うのが企業経営というものだろう。儲かってと言うのもあるだろうが一部だ。普通は資金繰りや支払いで苦労する。それが無かったら自営は楽しい。 
 
今後はリフォームが増えるのは確実だ。家余り時代になって新築は厳しい。リフォームは一般的にローン無しが多い。中高年の老後の家というのが多いからだ。稀に新築もあるが。 
 
住宅ローンは完成後に金が来る。契約金とか前金は別に借りるか自己資金になる。新築はローンを組むのが普通だがリフォームはそうではない。と言うことは支払いに自由度がある。 
 
業者側から言えば契約金が多いと言える。ローンだと着工後でないともらえない場合がある。この差は経営には大きな差だ。絶対金額が小さいとは言っても率の問題だ。だから新築よりもリフォームに力を入れざるを得ない。CIMG6343


工事時期

朝から小雨模様で午前中はリフォームの現場、午後から新築の現場の追加工事。途中孫の運動会で少しだけ顔を出す。午後からは晴れ間が広がり回復するのかと思ったら夕方から小雨が降る。 
 
久しぶりの雨で雑草が生い茂ることだろう。毎年5月は雨が少なく晴れて暑い日がある。今年も今週前半まで暑かった。地球温暖化なのか暑くなっている。工事をする関係から言えば冬暖かいと工事ができる。 
 
昔は春から着工秋には完成というのが多かった。年配者は真冬に工事と言うと嫌な顔をする。理由はコンクリートや左官工事などがやりにくいのがあった。材木も工事中に乾燥が進むこともある。着工してから製材して現場で乾かすこともある。 
 
そう言う認識から言うと冬は問題が多い。今でもその感覚は残っている。実際はコンクリートも耐寒材もあるし材木は集成材だから乾燥している。冬だからと言って工事が特にできないことはない。 
 
建材化が進む住宅会社では事実上季節は無視して契約する。理屈から言えば特に問題はない。ところが当社のような手刻みと漆喰の現場はそうはいかない。真冬は左官ができないし雪が吹き込んだり風が強いと大黒とか曲がりはしみがつく。 
 
もっと問題なのは引き渡し後の暖房が問題だ。漆喰仕上げなので暖房で急激な乾燥は割れの原因になる。柱も割れる確率が高くなるしあとで手直しが大変だ。引き渡し時期を暖房のいらない季節にすることも大事だ。 
 
年々減っていく職人と乾燥した国産材は手に入りにくくなっている。その上工事時期まで制限されると工期がかかってコストに跳ね返る。それでなくとも安いとは言えないのにますます建てる方が減ってくると言うことだ。


新聞広告

昨日に続き肌寒い。田植えの最後の組が今日で終わった。気温が低いと根の張りが弱くなるので農家は心配だ。湿っぽいと何となく気分がスキッとしない。午前中は作業場で材料の選定。午後から現場へ材料の搬入。 
 
新聞広告が入っているのでブログの閲覧数は先月よりも良い。やはりあの広告で私のことを注目する方がいるのだろう。業者だが電話が一件あった。広告で私のことを思い出したと言う。 
 
何度も書いたが60代になると自宅がリフォームか建て替えかの選択期に入る。子供も出て古くなった我が家をどうにかしたくなる。退職金や相続で資金の目処がつけばさらに気分は乗って来る。 
 
私は商売柄何度も建てたり直したりしている。最後にリフォームしてから15年くらいになる。老後のために直したいのだが先立つものが足りない。家内といつも揉めてサッサとやって欲しいと言われる。 
 
何とか資金の目処がつくとどこへ頼むかになる。最初に建てた大工かリフォーム専門業者かはたまた住宅会社で新築か。中には今までのベニアとビニールクロスの家とおさらばしたいと思う方もいる。 
 
そのきっかけになるのは子供の頃の家の思い出が蘇る。小さく板張りで瓦でも載ってれば最高で小洒落た庭の一つも欲しくなる。建材や省エネと言われる機械仕掛けの家は思いつかない。暖房も薪ストーブや囲炉裏とか旧式の暖房方になる。 
 
終の住処とはどんなものかは人により違うだろう。少なくとも最先端の機械仕掛けのデザイン住宅は馴染まない。猫も杓子も似たような家に住むのはどこか違うと思っているのだ。かと言ってそう言った昔風の家は誰が建てるのか思いつかない。 
 
60代と言ってもパソコンくらいは弄れるしネットも見ている。死亡欄を見るために新聞は読んでいる方が多い。そこに広告を出せば見てもらえると思った。かくして中高年のブログ閲覧数が増える….と勝手に思っているのですがね。CIMG6323


広告

湿っぽく肌寒い一日。まるで梅雨時のような天気でこないだまでの暑さが嘘のようだ。今日はリフォームの現場しかないので朝一で現場へ行った。床が終わって出入り口枠をつけ始めた。ここまで来ると仕上がりの感じがわかって来る。 
 
今月から古民家リフォームの広告を載せている。月に4回3ヶ月以上掲載すると言う条件である。過去にも何度か掲載したので6回の時と8回の時があった。気まぐれに連続で載せたり1週間以上開けたり定まらない。 
 
古民家と言う言葉なのか反応がある。3ヶ月掲載中に何人か電話が来る。さらにブログの閲覧数も少し増える。その閲覧数も昨年末以来微増を続けている。昨年末も広告を載せていた。 
 
ブログは当社の仕事のやり方とかポリシーのようなものを判断する方法になっている。立派な事務所や展示場があっても土地は借り物で建売として売却予定の形が多い。いつでもすぐ止められる。 
 
セールストークで展示場や見学会で客を掴み外注で工事する。だから事務所には営業マンと電話番しかいない。その点ではブログは簡単に消えないので嘘は書けない。展示場も建売のように売却しにくく作った。ずっと使うつもりで凝った作りになっている。 
 
ところが自分が引退するとなった場合は壊すしかない。勿体無いし金に変えられなくしている。廃業とかの時は不便この上ない。これが気に入ってくれる方でも登場すれば別だが難しくしてしまった。 
 
実は一度だけ若い女性が結婚を機に新築する話があった。展示場を見てこれを欲しいと言うのだ。その時は引退はおろか廃業する気もなかったので断った。今考えると売却した方が良かったかもしれない。もっとも事務所ごとなので引退するとかしないとならないが。


タケノコ

ここしばらく暑い日が続いたので寒く感じる。曇って雨が降りそうな天気で気温が上がらない。午前中はリフォームの現場へ行ったり車検の書類を届けたり。昼食前に事務所の周りを片付けた。草も伸び放題でせっかくのサツキも咲き始めても見栄えがしない。 
 
展示場の前に小さな庭がある。自宅から竹を持って来て植えた。3年になるが毎年タケノコが出て増え始めた。竹はなかなか強くて一度根を張るとちょっとそっとで除去できない。自宅でも毎年タケノコを潰すので苦労している。 
 
展示場の庭は階段の脇に木でも植えようと作った。タケノコが出て成長すると色が黒くなる種類だ。出て何ヶ月かで黒くなる。孟宗竹の一種だろう。 
 
竹は根が張り始めると遠くまで伸びる。展示場は周りがコンクリートで覆われているので外に出れない。コンクリートを突き破ることは不可能だ。だから竹を植えようと思ったわけだ。 
 
まだ父が存命の頃に客からもらった竹を植えたことがあった。勢いがつくと直径が10センチにもなる種類だ。畑の隅に植えたら成長して隣まで伸びるのを知っている父が毎年こまめにタケノコを潰す。4,5年でとうとうタケノコも出なくなり絶滅した。 
 
竹の勢いで家中が竹だらけになったのが近所にある。空き家だったので文字どうり家の中まで出て来た。それを知っている父がせっせとタケノコを取り続けたわけだ。殺すのも大変なのでタケノコを取り続けた。 
 
展示場は南側が道路でひくくなっている。中が丸見えになるので木でも植えようと思ったが果たせなかった。金もかかるし成長も遅い。竹ならば早いしすぐ目隠しになるに違いない。家内は反対で将来絶滅させる苦労を思うとやめた方が良いと。かっこいい目隠しになるか増えすぎて始末困るかどうなることか。CIMG6322