青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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派手なデザイン

朝から手直しで新築の現場へ。午前中かかって終了。作業場へより家具の出来具合を確認。昼食後リフォームの現場へ。電気配線が遅れ気味で大工と競争になった。配線後すぐ天井を貼った。 
 
リフォームにも様々あって単に傷んだ部分を元に戻すのと今までとは画期的にイメージを変えるのがある。テレビで流行ったビフォーアフターである。 
 
もう10年以上前になるがテレビ局から電話があってビフォーアフターの現場をやらないかと。何となく派手なヤラセのような工事が嫌いで断ったことがある。多分私だけでなく何人も電話をして選考するつもりだったのだろう。 
 
どちかと言うと店舗や派手なデザインの家は得意ではないと思っている。表面の仕上げよりは構造や素材に凝る方なのでわかりにくい方だ。パッと見のデザインは地味でダサいと言われる。古民家風の家でも小洒落た要素が一つもないと言われた。 
 
質実剛健と言えば聞こえは良いがやや夢がないとも言える。しかし私的には長い目で見れば派手なものは飽きると思っている。そこをうまくデザインするのがプロだろうと言われそうだ。いくらかは意識はしてはいるのだがまだまだだ。 
 
設計は機能とデザインの両立させないといけない。最近経験も積んで少しデザインも意識するようになった。この歳になってやっととも言えなくないがとにかくデザインを意識している。古民家リフォームはその点で機能よりデザイン的な要素が強く出てくる。そこに価値があると言うことだ。CIMG6301


家具製作

時折小雨が降る天気。車検でトラックが使えず代車のワゴンで荷物運び。製作中のテレビ台と包丁刺しが昼にできて塗装屋に運ぶ。リフォームの現場ではデッキの塗装をする。大工は二階の吹き抜け部分の板張りにかかる。外部は塗装を残して終わる。 
 
テーブルとかテレビ台はよく製作を頼まれる。梁材やカウンター材の残り材を使ったする。今回はテレビ台を栗で包丁刺しを杉で作った。ヒバ材の残りもあったが金属の触れるまな板や包丁刺しには使えない。 
 
建具をヒバを使ったがかぎの部分がヒバの油で硬くなる。ヒバの導管部分から出るので框とかに付ける鍵が動かなくなる。使わないでいると2,3ヶ月でなる。彫り込み部分を大きくしたり工夫はするのだが。 
 
だから包丁刺しなど金属の触れる使い方はできない。それに好き好きがある独特の香りが強い。今回は下駄箱にヒバを使ったがその残材が出た。包丁刺しくらいはできる大きさだった。お施主様はヒバが好きなので希望はされた。 
 
テレビ台は流し前のカウンター材の余りで作った。だからえぐれが入って個性的なものができた。作った息子は材料の半端さに新たなものを要求した。別なものを使うと言うことだが一枚板では作れない。希望は無垢の一枚板だから無理をして作らせた。 
 
当社は加工は全て息子がやっている。塗装は家具塗装屋に持ち込むがほとんど自社製作品だ。工賃と材料費がかかるのみだ。材料次第だが無垢の家具の割には安くできる。樹種や寸法にこだわらなければ簡単にできる。CIMG6292


家具塗装

午前中は新築の現場へ、午後は作業場でテレビ台の加工。夕方リフォームの現場へより材料を届ける。車検が明日に決まって大慌てで配達をする。テレビ台も塗装に出す予定だったがそちらは息子の軽トラで運ぶ。 
 
カウンター材とか梁材の余りで家具を作るのはよくある。もちろん使えるモノがあっての話ですが。何せ余った部分で作るから割れたり節があったりは止むを得ない。家具用に用意するなら別だが建築材よりもさらに高い。 
 
一般に家具材は割れたり狂ったりしにくい良材を使う。板材が多く薄くなるので狂いが増える。梁材は厚みもあるし見る位置の違いで表面仕上げもラフになる。家具はもちろん近くで見るし手にも触れる。 
 
塗装も梁材は現場塗装だが家具は専門の塗装屋に持ち込む。吹き付けで丁寧な仕上げと皮膜の美しさが違う。設備の整ったところでホコリもないから綺麗に仕上がる。現場はどうしてもホコリは舞うし養生も面倒だ。 
 
いちばんは何と言っても見る視点の違いで仕上げの細かさだろう。手触りもツヤもひとランク上に見える。加工の欠点も隠せるし見える部分だけでも丁寧な仕上げができる。その代わり加工のミスは指摘されるしなかなかうるさい。CIMG6280


残り物

西日本からの雨がだんだんこちらに来る。午後から湿っぽくなって夕方には雨。気温も低く肌寒い。ヤマセのような天気になる。午前中は作業場と現場で大工たちと打ち合わせ。 
 
新築の現場でカウンター材に栗の板を使った。残りからテレビ台を作りたいと。厚さが12センチ、幅38センチあるのだがえぐれが入っている。つまり丸みが出ると言うことだ。 
 
皮にちかい部分は虫が食い易く色も汚い。仕上げた際に少し見苦しい。しかも丸みがあれば尚更だ。一応お施主様に確認をとって見ていただいた。実物確認が一番だ。 
 
当社では梁などの残材で包丁刺しやテレビ台、ベンチなどを作る。仕上げなしから家具専門の塗装屋に持ち込んだ本格的なものもやる。家具用に挽いた板は目も綺麗で乾燥も十分で高価だ。建築用はそれに比べるとやや乾燥が甘く目も劣る。 
 
しかし無垢材のテレビ台をオーダーしたら相当高価だ。板厚70ミリで幅が164センチ奥行き35センチ高さが30センチもある。カウンター材として用意したものから思いがけない家具ができたことになる。 
 
包丁刺しも料理が趣味の方は包丁をたくさん持っている。箱に入れたまましまって置くより専用引き出しに台を作って収納したい。ズラり並んだ自慢の包丁を選ぶのは料理の楽しみでもあるだろう。新築して残り物から作れる場合はできるだけやるようにしている。もっともそれなりの材料があったらの話だが。


ネット

電気工事や大工が入る新築の現場へ朝一番で行く。あれこれ指示したりチェックしたりで昼近くまでかかる。工事自体はほぼ完了になる。昼食後リフォームの現場と業者と打ち合わせがあって事務所へ。 
 
連休中はHPの閲覧数が減る。毎年のことで明けると急回復する。家内と話していたらブログを読んでいるのは若者ではなく中高年が多いのではと。ネットイコール若者と思っていたのでエッと言う感じだ。 
 
ブログは読むものだからラインやフェイスブックのような口語体になっていない。文字通り文章を読むものだ。若者は私のブログのようなものは読まないだろう。道理ではある。じゃー誰がとなると思い浮かぶのはパソコンを覚えた中高年となる。 
 
広告も新聞とチラシが主だが配布先が少し違う。新聞が強いのは中高年だろう。チラシはポストインで新聞を取らないアパートにも入る。新聞を取らない若者にはチラシが有効だ。当社は広告は新聞を使う。 
 
結果として古民家リフォームの広告は新聞だけになっている。そちらを見てブログに辿り着く方もいるだろう。口語体で深い意味がないものは中高年には馴染みにくい。少々硬くても文章を読む方がしっくり来る。 
 
だからネットイコール若者なんてのは相当昔の話だろう。見学会に来る方で中高年はブログを読んでいるが30代は読んでいない。つまり私のブログは中高年によって支えられている。と言うのは少し大げさだが古民家リフォームには有効だ。すでに家を持っている方だけがリフォームをするからだ。CIMG6269

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