青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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伐採と植林

昨夜からの雨が残るスッキリしない天気。森林組合の担当者と伐採の現場へ。歩き回りながら目印をつけたり境界の確認。秋の予定なので今日は打ち合わせのみ。チップ用と建築材を出して伐採と運賃がチャラになりそうだ。 
 
来春に植林も予定して何の木のを植えるか相談する。お客様も大した費用もかからずただの雑木林がスッキリとする。しかも混合林にして各種の木を楽しめる。山桜とか栗も混ぜると手入れも楽しめる。下草刈りやつる払いも楽しめる。 
 
リフォームの現場では外部の板張りとサイディング張りが進む。今週中で外部は塞がり中に集中する。ありふれたサイディング張りから下見板貼った鎧張りでグッと雰囲気が変わった。本物に変えたのでだいぶ雰囲気は変わる。 
 
午後から新築の現場へ行ってお施主様お施主様と打ち合わせ。土地家屋調査士が来て登記の現場採寸。ロフトの天井高さが少しオーバーしていると登記できないと揉める。なんとか手直しをして写真撮影をすることになった。 
 
そのままリフォームの現場へ戻り明日の打ち合わせ。大工は別れて仕事をする。手直しがあってなかなか引き渡しができない。来週には引き渡ししたいと思っている。CIMG6263


自分の山の木

予報は雨だが朝は晴れている。お客様の山を見に行く約束で現場へ。広葉樹の雑木林で樹齢30から40年。建築用材で見れば物足りないがチップ用としては最適。直径50センチほどの栓が一本。あとは土台用の栗が取れそうなのが20本ほど。 
 
相続した山の木をどこかに使いたいとのこと。栓を使いたいとのことだったが太さはともかく乾燥がまにあわない。冬に切って4,5年は乾燥させないと。結局土台の栗を使うことになり伐採後の植林とか明日森林組合と相談することにした。 
 
2,3年に一度は伐採の話が来る。2年前は伐採のみで使い切れなくて宮大工に一部売却した。今回は土台だけなので使いきるかもしれない。クリは土台に他はチップに売却して費用を稼げるとは思いもしなかったようだ。 
 
山の木は使ってその後の植林も大事だ。中途半端な伐採は手入れにもならないし後々放置林につながる。植林は針葉樹と広葉樹があって杉とか松が多かった。近年は広葉樹が増えて成長は遅いが手入れが簡単だ。 
 
何より思いのある木は使いたい。全部とはいかなくとも一部だけでもと言う方は多い。プレカットとか住宅会社には無縁の話だろう。手刻みの良さは植えた先祖の繋がりを生かせることだ。多少多くても当社では買い取っている。お客様の負担は最小限に抑えることができる。DSC_5219 

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夢の実現

日が出て日中は汗ばむほどの陽気になった。そう言えばしばらく本格的な雨が降っていない。ピックアップトラックの汚れは随分前から変わっていない。私は車を洗ったことがない。雨で流すのみだからだ。 
 
午前中はリフォームの現場で打ち合わせ。午後は新築の現場へ行ったが業者は休みだった。勝手口脇にコンクリートを打ち足して大きくする。エコキュートとエアコンの室外機を置く。位置が勝手口に近すぎるとクレームが出ていた。 
 
先日の見学会に来た方から電話があった。古民家が好きなのだが建て替えとかはあまり考えていなかった。しかしあれを見て夫婦でどうにも欲しくなり真剣に思案していると。嬉しいことではある。 
 
中高年の老後については様々で資金によるパーセンテージが大きい。親から相続した場合などは相当悩むようだ。一度も自宅を建てたことがなく初めての場合だ。 
 
私自身が67歳になり65歳過ぎが新築なんてありえないと言う思い込みがあった。しかし老後に対する考え方や何より健康的な自信がある。もう一度理想の家つくりなんて考えたい。 
 
新築はないと思ってリフォームなら有り得ると思っていた。しかしリフォームであれ新築であれ費用の高でなく夢の実現であるとすれば同じことだ。各自の状況が選択の要でどちらも似たような結果になる。形ではなくどう実現するかなのだ。 
 
かくして当社には中高年が夢の実現を求めて来社することになる。それこそ各自色々で資金や事情が違う。共通するのはどうやって実現するかだけなのだ。手伝いをするのが当社の仕事であり目標でもある。DSC_5181 
 
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見学会

連休も終わって今日から通常営業。午前中は展示場への来客と会計事務所の来訪。午後は両方の現場へ行って打ち合わせ。資材発注をしたり職人との打ち合わせ。 
 
連休は見学会があってほぼ毎日仕事。昨日の日曜は予定がなく休み。予約制なので来客は少ない。少ないが時間を打ち合わせてじっくり説明できる。HPやブログを見ている方が多くて最初から突っ込んだ話ができる。初対面とは言えブログを読めばなりなりに私のことを知っている。 
 
ある程度こちらの情報を調査してからの対面はやりやすい。少なくとも私の考えとかやり方のようなものは理解できる。もちろん会って予想通りだったか否かはわからないが。 
 
過去には住所地図を載せての見学会も経験済みだ。広告を見ただけでも来場できるから数は多い。逆に私のことをよく知らない方でも来ると言うことだ。来て頂いてあれだが当社にとって確率の高い方ばかりではないと言うことだ。 
 
来場者は家を建てることに温度差みたいなものがある。今初めて興味を持ったか何年も勉強しているかとかで来場した時の受け答えが違って来る。相当突っ込んだ話をする方と全く家つくりの基礎ができていない方もいる。 
 
不特定多数を集める形式の見学会は理解が進んでいない方が多い。予約制は逆で何年か前から調べて私のこともよく知っている。家つくりはある意味施主様との共同作業であるから知っていることは大事だ。 
 
それに住宅会社と違って相手をするのが私一人だと言うのもある。一度に沢山来られても相手できないのだ。会場となる現場は貸してくださる施主様がいて汚されたり中の間取りを見られるわけだから不用心だ。そのことを思えばどこの誰なのかわからないのは問題がある。 
 
少ない来場数と効率の良い成約率の高そうな方のみだけの方が楽だ。そもそも当社は年間何棟も建てられない。それを思えば少ない来場者でもそれなりに見込み客がいたのはベストな結果だったと思う。何より当社のことを県産材とか古民家とかのイメージを持った方が多かった。DSC_5157

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古民家リフォーム

日中は汗ばむほどの天気で見学会が開催中で現場に一日いた。午前午後と何組かのご来場があった。明日以降も予約が入っている。朝はお施主様もいらして心配なのか気にしている。 
 
いつも思うが建材とプレカットの家つくりに飽き足らない方は多い。多いのだが違うものは何かと言われれば思いつかない。プレカット以外は手刻みなのだがその違いすら知らない。そのことを一言でわかってもらうのは難しい。 
 
ビニールクロスと建材は嫌いだと言っても本物は何かと言われれば知らないのだ。古民家という言葉は何も知らない素人にもわかりやすい。何となく本物っぽい感じがするのだろう。建材多用の家つくりと古民家は対極にある。 
 
注文住宅は価格的にも低価格化が進むがリフォームは決まりがない。予算的に余裕があるのは圧倒的にリフォームだろう。住宅の低価格化は利益率の低下を招くがリフォームは工事受注額が低下する。 
 
新築で本物の家つくりを考える層とリフォームの高級化は比較に何らないほどリフォームが多い。新築で本物の家を望む客は少ないがリフォームの客は多い。ほとんどが60代で退職金持ちが多い。 
 
長くない老後は金を残すより自分の生きがいを優先したい。自分のために今までの夢を実現したいと思うのだ。その希望はプレカットでは到底実現不可能なのだ。そこに古民家リフォームの将来性がある。新築見学会であってもリフォームを考えて来場する方もいる。名称未設定-1