青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

090-1060-9764

完了検査

朝から新築の現場で大工の手直し。終わってリフォームの現場へ戻る。新聞広告が入っているので何件か電話があった。細々材料やゴミ片付けで夕方までかかる。夕方リフォームのお客様と打ち合わせ。すぐ暗くなって明日にもまた打ち合わせ。 
 
リフォームの現場は道路側がささら付きの下見貼りになる。本格的な和風なのだが小屋もついでに同じ板張りにした。小屋と言えば普通はサイディングとかトタン張りが多い。玄関前になるので母屋と同じように仕上げた。アプローチのイメージがグンと上がること請け合いだ。 
 
ただこのささらは付けるのに手間がすごくかかる。だから立派に見えるのかもしれない。これから塗装をするのだが黒っぽくしたいと思っている。まあ色々デザインを考えているがお施主様とも打ち合わせをしないとならない。 
 
昨日の完了検査はあっさり終わったが証書が出るのもすぐだった。今日の午前中で降りてもらってきた。連休明けと思っていたので拍子抜けした。検査自体は年々厳しくなったのだが降りるのも早くなった。 
 
完了済み証が出ないと登記ができない。登記しないと抵当権の設定ができなくて銀行の手続きが遅れて…….となる。だから完了済み証は喉から手が出るほど早く欲しい。すんなり出て助かるのだ。 
 
同じ日にフラットの検査もあってこちらも簡単に済んだ。適合証が出て銀行手続きができる。こちらもあれこれと指摘点があったが説明だけですんなり納得してもらった。すべからくこうありたいものだがうまくいくとは限らない。CIMG6248


構造計算

午前中はリフォームの現場で打ち合わせや資材発注。早めに昼食をとり新築の現場へ。フラットの完了検査と建築確認の完了検査が午後から続けてある。訂正や書類を揃えたりで夕方までかかった。 
 
毎回思うのだが建築確認は年々細かくうるさくなっている。今まで写真を撮らなかったのが今回はありだ。ストーブの遮熱壁もついていればというところがあったが寸法から位置までチェックされる。 
 
今回はストーブの本体を変更して遮熱壁の高さを変えた。本体位置が壁から離れて遮熱壁の高さが低くなる。訂正と図面再提出、変更届を出す。文字どうり軽微な変更なので訂正で済むと思ったら外れた。まあ図面と届けで済むので簡単ってば簡単だが。
 
シックハウスの事件以来の換気扇は相変わらずの厳しさだし火災警報器や吸気口もチェックされる。断熱材も省エネの観点からチェックが入るようになった。施工写真付きで提出する。浄化槽も蓋を開けてチェックが入る。敷地図も実測する。 
 
先日建築士の4号特例が廃止かと出ていた。これは住宅など簡易な建物は建築士の構造チェックがあれば計算書とか出さなくても良い。これからは全て構造計算書の提出を義務づけると言うものだ。 
 
構造計算はともかく壁量計算という簡単な方法でチェックはしていた。それが正式な構造計算になると言うものだ。ぶっちゃけ構造計算は難しく構造建築士と言う別資格者がいるくらいだ。住宅以外が当てはまる。 
 
これを全ての建物に適用すると言うことだ。かく言う私も構造計算は苦手だ。外部に委託するか自分で苦労して覚えるかだ。この歳で勉強はしんどいことではある。名称未設定-1


最後のチェック

まずリフォームの現場へ行って打ち合わせ。その後すぐ新築の現場へ。今日も業者が大勢押しかけて大混雑。あれこれ指示しながら合間にチェック。あれこれ問題だらけで業者ごとに何かある。 
 
最後の仕上げの時期はいつもこんな感じだ。問題点を紙に書くのだが多すぎて書ききれない。すると見逃すことが多くなる。業者同士でバッティングする場合は深刻でどちらが優先か私が判断しないとならない。床のモルタルを打って電気屋が照明器具を取り付けできない。月曜は完了検査なので照明器具がつかないのはダメだ。 
 
これだけ業者が集まると車だけでも7,8台は超える。当然現場前の道路に並ぶのだが悪いことにお隣も工事中だ。あちらも道路に止めるので通行できない。結局私が行って向こうと交渉する。 
 
こんな簡単なのであれば苦労はしない。判断しにくいのとか業者に無理難題をふっかけることにでもなれば苦労する。しかしやらないでいると現場が進まない。しかも完了検査は明後日だ。拝み倒したり脅したり何とか進めないといけない。 
 
夕方からお施主様のご家族が来てあれこれ説明をする。今はまだ新しい家ができた喜びで問題もないがこれから色々不都合が出て来る。手直しもあるし追加工事も出て来る。子供達は今日初めて見たので大いに喜んで早速部屋の交換とか騒いでいる。親にすれば建てた甲斐があろうというものだ。名称未設定-1


ゴミ片付け

昨日と変わって初夏のような陽気。朝一番で断熱材をリフォームの現場へ届けすぐ新築の現場へ。今日は建具と給排水が入っている。建具は今日でほぼ完了した。明日は畳と照明器具、外部のタタキが来る。 
 
午前中かかって外部のゴミを片付けた。昨日まで外部足場がかかっていたので家の周りは片付かなかった。足場で作業中にビスや釘を落とすので足場の下にシートを敷いている。シートごと片付けると綺麗になる。なのだがそのシートをゴミごと持ち上げるのはしんどい。 
 
左官屋と一緒に片付けてトラックに積み処分場へ持っていく。ゴミと泥が一緒になって服が汚れてしまう。なんとか積み込んだら昼になった。一部のゴミはリフォームの現場へ持っていく。こちらにゴミのカゴが置いてあるからだ。 
 
リフォームの現場は外部のサイディングを剥がし断熱材を貼り付けた。サッシもついて新しいサイディングをはる。一部は板の鎧張りになる。先日建てた小屋の外壁も板張りで半分ほど張り終えた。母屋も小屋側は板張りなので道路から見ると一体で和風っぽくなる。 
 
見た目だけでなくアプローチも階段とスロープがつける。今までは階段だけで今後のことを思えばスロープも必要になる。24,5年前はバリアフリーという考え方がなく段差だらけだ。断熱やバリアフリーは新築だと常識なのだがリフォームの場合は見た目より手間と金がかかる。 
 
今回のリフォームはリビングを寒く暗いイメージから明るく暖かくしたい。そのためにリビングを大移動して和室を潰して変える。さらに二階の部屋の床を抜いて吹き抜けにする。今までと画期的にイメージを変えたいと思っている。CIMG6240


古民家リフォームのやり方

今日は朝から新築現場は業者が集まる。呆れた清掃業者が日曜に業務をずらすことになった。こちらの都合で悶着を起こしてしまった。それでも足場は外れ便器はついたし建具も半分終わった。明日で取り付け関係は良いところまで行く。 
 
リフォームの現場も電気工事が入って内部の配線が急ピッチで進んだ。大工たちはサッシ交換と物置の二つに分かれた。息子は外壁の板張りで物置を作る。ササラを付けた本格的な鎧張りなので和風っぽくなる。母屋も道路面は同じ仕様で連続して印象を一致させる。 
 
サッシ交換が進んで外断熱と一緒に張り替えが進む。内部は床が終わって配線や配管を施工している。これが終わったら内装に入る。今の壁を漆喰が塗れるようにボードを張り柱風の板をつける。漆喰ができると真壁の家と同じ内装になる。 
 
柱自体を交換するより簡単で既存の断熱材を残してさらに外部を強化する。天井もなるべく既存を残して下に別な天井を作る。こちらも断熱材が二重になる。構造的な強化の後で付け柱と梁を見せる。既存の梁も曲がりに交換したり梁型をつける。 
 
梁型は既存の梁の上に欅とか広葉樹の厚板を貼って張りのように見せる。既存の梁はそのままだからこちらも供されることになる。手持ちの板がたくさんあって模様的に面白いのもある。厚さが3センチ以上あるのでクロスのようなペラペラした感じはしない。 
 
古民家リフォームは既存の構造を生かして付け足して作る。だから断熱も強度も減ることはない。ただ本物ではないという点が新築と違う。見方によっては乾燥も十分だし割れの心配はない。模様の面白さを重点的に考慮する。 
 
リフォームは普通ならビニールクロスと建材でやる場合が多い。漆喰とか曲がりとかあまり使うところはない。当社は曲がりを製材して在庫する。製材の際に板が出てくる。これを有効に生かすのに古民家リフォームが考えついた。名称未設定-1