青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

090-1060-9764

リフォーム需要

昨日の雪が残って渋滞が続く。事務所のボイラー交換が午前中で済み暖房が効く。
ファンヒーターや電気ストーブではやはり能力不足だ。床暖房の威力はすごい。

床暖房屋は付き合いが長い。深夜電力の暖房が電力会社の要請で減る傾向だ。
その前は石油給湯器による暖房が主力だった。電気時代が10年ほど続き今は省エネタイプの電気の時代だ。
エコキュートとかヒーポンが増えた。

そのせいもあって温水を使う床暖房は時代遅れになった。親子でやっている暖房屋は仕事が減っていた。
しかし取り替え需要が発生してボイラー交換に忙しい。リフォーム需要そのものだ。

新築のように電気に変えたくても工事費もかかる。ボイラー交換だけだと懐には省エネだ、灯油も下がったことだし。
大手の給排水業者はボイラー交換などは面倒くさい。現場の下見と見積もり、工事、集金と手間がかかる。
その割には金額は張らないので敬遠気味だ。自社施工のときは仕方なくやるようだが。

暖房屋の話だと築20年くらいが多くてその頃は水周りが傷む。子供の手離れにもよるが大掛かりなリフォームは思い切れない。
定年とか子供の成長とかのタイミングでリフォーム需要は決まるようだ。故障という絶対的要素があればタイミングどころでない。

高年齢の世帯も結構交換が多いそうだ。故障というのは事情にこだわってくれない。
リフォームと一口に言っても金額は個々の事情による。大掛かりなものだけを狙ってもそううまくはいかない。

ただ言えるのは小さな仕事の裏には次々と小さな仕事が続くということだ。
とっかかりさえ掴めばリフォーム需要だけでなく子供世帯の新築まで芋蔓式に需要が出てくる。
独立するときにリフォームから新築需要を掴み売り上げを伸ばすと言う戦略だったのを思い出した。


エンコ

関東に降った雪が東北にも来た。あさから雪で午後には止んだ。
気温が高いのか溶けてまるで春の雪のようだ。大寒とはとても思えない降りかただ。

我が家は道路から少し下がったところにある。道路まで出るのに坂を登らないとならない。
昔からのことで私は気にしないが家内と息子の嫁さんは必死で雪かきをする。
出られなくなくなると言うのだが私は気にしない。4駆のトラックには何ほどのこともない。

午前中はボイラーの故障で暖房がない。自宅から持ち込んだファンヒーターで乗り切る。
降りしきる事務所の前の道路で私のトラックと同じのがエンコしている。聞いたら4駆が入らないと。
廃モデルになって経つので同色の4駆の同じ型は珍しい。しかも昨年建てた現場の隣の塗装屋のものだ。

同じトラックなので見覚えがあって職人達も知っている。牽引ロープはいつも積んであるので引っ張ってあげた。
偶然と言うのはあるものでフッと道路を見て私のトラックがいると思ったくらいだった。
動くわけはないのだが一瞬勝手に動いたのかと思ったのだ。

あちらは20年くらいになるようで私のより少し新しい。仕事用のトラックなので現場へ行くとあまり走り廻らない。
距離は私の半分しかなく営業に使わないと距離が伸びない。逆に言うとこのタイプは営業に使われないのだろう。
向こうも同じトラックがいるところでエンコするなんて思わなかったろうね。


定年時のリフォーム

朝からミゾレ気味の雪が降る。これからも続くので明日はどうなるやら。
真冬の一番寒い時期だが事務所の暖房ボイラーが故障した。先日着火不良で停止した。
やはりあれが故障の前触れで中から漏ってくる。これは大事で交換しかない。

業者に診てもらうと難しいのと金額が張るので交換が良いかと。覚悟したことであるが気が滅入る。
しかも一番寒い時期でもある。春まではまだあるし仕方ない。

昨日は法事で寒い中お寺や墓ですっかり調子が狂う。会食では風邪気味になって調子が悪い。
帰ってすぐ寝たので今日はなんとかなった。挙句に故障とか大雪とかどうもツイテいない。

母方の法事で板金屋だった叔父の法事だった。現役は仕事をもちろんお願いしていた。
叔父には従兄弟がいてちょうど定年間際でリフォームを検討中とのこと。

先日来考えていた中高年のリフォーム需要そのものだ。老後のこともあるのですごく関心を持ってもらえた。
高校生の子がいるので今しばらくは金がかかりそうだ。いずれ考えなければならないことは熟知している。

築21年の住宅会社の建物でいわゆるプレカット、ビニールクロスの家である。
4人の子供達も半分は独立して今は親子3人だけだ。進学ともなれば再来年から夫婦だけになる。
ちょうどくる定年もあってリフォーム、それも老後を配慮した設計を考えている。
この需要は身近にいくらでもあるし、総数も無限に近い数になる。もちろん資金的に恵まれていることが条件だが。


つぶしあい

真冬らしい冷え込みの中、お客様のところへ薪運びをした。
残材や解体材を薪にして土場に積んであった。あまり薪としてはきれいでないが燃えることには違いない。
乾燥も十分だし薬物や塗装をしていない。普通に出回っている防腐土台は燃やすと匂いがきつい。
シロアリより人間のほうが参ってしまう。

手すりの現場が終了しケアマネージャーの検査もすんで報告書が届いた。
これで役所に申請できる。来月には補助金が降りる。

昼食に戻ると雪が激しく降ってきた。津軽地域はあっという間に80センチの積雪になった。
こちらは3月にまとめて降るが今は積もらない。仕事をするには都合が良い。

事務所の下のセブンイレブンが来月オープンに向け猛ピッチで工事する。
基礎ができて来週には鉄骨組み立てが始まる。中がオープンなのですぐできる。

もう一つの方は外壁ができて末には建物は完成だ。コンビニ業界は激しいつぶしあいで3強時代になった。
何もコンビニだけでなく全ての業界に共通の流れだ。住宅も規格化と建材化で大手オンリーに成るだろうか。

この流れでいけばリフォームくらいしか地元業者は取れなくなる。一部の高級住宅を除き新築は規格型で大手が圧倒しそうだ。活路はリフォームや超高級な数奇屋とか古民家しかない。
低炭素とか省エネ基準が難しいから工事費が高騰する。ますますマイナーな仕事しかなくなる。


環境に優しい

今朝も冷え込んで自宅前の小屋のゴミを捨てる。手すりの現場とか残材を持ち帰ったので溜まった。
燃えるモノと燃えないモノに分けまとめてゴミ屋にもっていかせる。何だかんだとゴミは増え続ける。

紙類はまとめてゴミに出すが燃えないゴミが溜まってくる。パソコン類の部品や現場ゴミが多い。
手すりを付けると養生の段ボールやシート類、ビスや切り端などだ。

食べ物もそうだが養生の類が大げさだ。プラスチック類の緩衝材も多い。
現場では段ボール類はトラックで一台ではきかない。持ち込むとタダなので持って行く。
資源ゴミに出したいが何せ多いのと大きい。普通の集荷場ではとても出せない。
多分出してはいけないと思うが。

キッチンなどは現場組み立てなので養生材や段ボールが軽トラック1台分も出る。
角につける緩衝材も結構な数だ。こういうモノが袋にごっちゃに入れられるので有料ゴミになる。
きちんと選別して段ボールや紙類を抜き取るとだいぶ減る。発砲スチロールやプラスチックはゴミにしかならない。

こだわった家つくりだと断熱材の養生くらいでゴミが少ない。設備関係もフローリング、羽目板も作るので養生材なしだ。
ボード類はハナから養生なしだし外壁材の段ボールくらいだ。もちろん木材の切れ端は袋に入れ薪になる。

自然素材の家とかこだわった家つくりは作るところがミソなので養生がない。
毛布に包んで運ぶ。プレカットと違い木材の切れ端が出るが薪になるだけだ。
こういう家つくりは環境にも優しい。