青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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スクッララップ

土曜日から忙しくてブログの更新ができなかった。解体の現場があって息子とアルバイトを頼んでいた。
ところがバイト君が急に来れなくなって私が手伝う羽目に。ツナギを着て埃まみれで土日作業。
久しぶりの現場仕事ですっかり疲れて昨日は午後から家内と温泉に行った。
図面描きが増えて事務所から出ることが減った。ちょっと無理をすると体調が悪くなる。

今日も朝から会計事務所や業者がきて打ち合わせ。解体したゴミを一旦自宅倉庫に貯めてある。
鉄くず類を今朝早く積んで業者のところへ運ぶ。私のトラックに230㎏積んで2530円なり。
持ち込めば買い取ってくれるのだ。運賃を考えたら業者に運んでもらったほうが安いかもしれない。
もちろん鉄とアルミ、ステンレス類は分けなければならない。ゴチャ混ぜにすると一番安い価格になってしまう。

スクラップの価格は変動するが今は安いほうだろう。10年以上前だが私のトラックに300キロぐらい積んで1万円近い時があった。
バブル価格だったのだろうか。年々上がるゴミ処分料だが分別してただもしくは買い取ってもらえるのは持ち込む。
そうは言うものの段ボール、紙類はほぼタダだし金になるのは少ない。金を取られるよりはマシということだ。


健康住宅

台風崩れの妙な低気圧が来るとかで昨夜から雨風が強い。日中もほぼ一日吹き荒れる。
作業場の屋根が以前飛んだことがあって心配で見に行った。何とか保っているようでガタガタと音がする。
20年以上の自営で建てた家も30棟以上になる。強い雨が降ったり強風の時は心配になる。
電話やメールでアフターの依頼が来ることもある。農家だけでなく建設業者もこう言うのは困る。

何とか時間を取って朝一で床屋へ行く。こちらは6年前に改装を請け負い古民家風にした。
ケヤキの太い柱を何本も立てて曲がり梁をかけた。もちろん改装なので荷重もなく見てくれだけだ。
漆喰や腰板などで見た目は古民家そのものだ。店に来る客の中にはこう言うのが好きな方もいる。
古民家風とか本物の家つくりは根強い人気がある。それが縁でリフォームや新築もあった。

今年展示場などにいらした方の中には他所で当社の建物を見たのが増えた。何事も積み重ねで増えた現場を見て探してくる訳だ。
やはり本物は迫力があってわかりやすい。HPや写真ではこうはいかない。
見てから納得して来るのは当社には上客になる。最近はこれに健康というキーワードが増えた。
小さな子供のいる若いママさんは子供のために配慮してくれる業者を探す。安さで探すのと違ってこちらは些細なことにも気にかける。


会社の盛衰

秋晴れの一日かと思ったら夕方から荒れ模様だと。収穫期に当たって農家は心配だろう。
朝一でお客様と待ち合わせたり支払いに歩いた入りで午前中は忙しい。午後は伝票を書いたり図面を描いたり。
あっという間にブログの時間で早めに終わりそうだ。この頃忙しくて帰りが遅くなる。
見た目ほど頭脳労働も楽でなく疲れる。設計を頭脳労働と言うかどうかはわからないが。

今年に入って少しだが業界の動きが変わった。建築業者に限れば仕事を取れるところとダメなところが出てきた。
見学会も差があるというし格差が出てきた。自分の勝手な推測だが自社のポリシーとかイメージがはっきりしないところが落ちている。
フランチャイズとか今後は相当厳しくなる可能性がある。自分独自のアイディアがある訳でないのでインパクトがない。
それらを戦略上の競争とすれば営業マンをいっぱい抱えて数で勝負のところもある。そちらは玉頼みと言うことか。

何だかんだと言っても玉数の威力は今でも有力だ。営業マンは仕事を取ってなんぼだから景気がよい会社に集まる。
彼らは普通の悪く言えば予算次第の現場に強い。新しい会社が4,5年伸びてパタッと消える。
これは営業マンが他所に移動したせいもある。常に仕事を取りやすい会社に集まる。
抜けられた会社は倒産してしまう。原因はいろいろあるが金の問題だろう。
戦略上はともかく玉数の増減で業績が変わるところが時々出てくる。


自然素材住宅

本格的な秋の冷え込みが近い。自宅前の稲刈りもあらかた終わってすっかり秋の風情が漂う。
稲刈り直後の田んぼを通ると稲の匂いがする。子どもの頃両親が稲刈りで遅くなると田んぼまで迎えに行った。
耕運機に両親が乗って帰るのと出会う。稲と汗の匂いがして一緒に乗って帰るのが楽しかった。
すっかり今では見られない風景になった。あっという間にコンバインで刈りモミをトラックで運んでいる。

現場が混雑して図面が溜まってくる。今日も一日必死で図面を描いた。午前中に展示場を見たいと言う方が来た。
今月展示場を見にいらした方は一番多かった。土地も未定でこれから家つくりをといった感じの方が多い。
来年は消費税上げもあるので増えそうだ。3組の方が3歳以下の子どもがいる。
やはり将来を考えればこだわりたくなるのだろう。今住んでいるアパートと同じでは困るということだ。

自然素材住宅はどこでも謳っている。定義も定まらないことなので言いたい放題だ。
私的には少なくともプレカットとビニールクロスはダメと思っている。ただ板を貼っただけでもある。
小さな子供達を見ていると将来を考えてあげたくなる。家だけでなく放射能とか健康を害するモノはできるだけ排除したい。
原発は自分だけで無くせないが家だけは自分たちで守れる。少し安いからと言って将来まで犠牲にすることもないと思うが。


軸組

今朝も少し冷え込み、ゴミ片付けで早く起きたら露で濡れる。今週末から小屋の解体を予定しているので処分前のゴミを搬入する。
前からのゴミもあって今回の分と合わせ処分業者にもっていってもらう。ゴミ袋が日焼けに弱くすぐボロボロになる。
貯めておくと袋が破け中身が出てくる。材質が違うと長くもつのもあるが安モノはすぐ破れる。
トン袋と呼ばれる大きな吊り下げできる袋に入れてある。これは結構長持ちするがいっぱいにすると人手で持てなくなる。

ここ2,3週間のうちに次々と打ち合わせや契約があって図面作成が間に合わない。だいたい2棟分くらいが限度で超えると混乱気味で進まない。
一つの物件に時間をかけすぎるのかもしれない。他所の業者は何棟も掛け持ちで図面を描いているが間違わないものだ。
作業場にある在庫を確認しながら梁材や大黒を決める。見ないと軸組図が描けない。
私の建物は軸組図が全てなので何度も描き直す。実物を見ては変え掛ける方向まで変える。

プレカットであれば考えることもないのだが現しの現場ではどう見えるかでデザインになる。梁材はどっちの面がいい目かとかある。
柱であればどっち面を向けるかで印象がだいぶ違う。出来上がると全体の印象の大部分がこれで決まる。
いわゆる今風のデザインであれば出来立てが一番でだんだん色あせる。曲がりや大黒は時間がたつほど味が出る。
劣化どころか割れが入ってもいい味が出てくる。これから建てようとする方にどうやって理解してもらうかが決め手だ。