青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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レンタル

昨日よりも暑い、来週からの現場の搬入があってレンタカーで運んだ。汗だくでクレー付きが借りられなくて手おろしになる。いつもより細い規格なので軽くて助かったが。 
 
2時ごろまでかかって搬入が終わり車を返した。レンタカーを借りるようになり便利になった。業者から借りると2万円くらい払うが8千円で済む。保険とか事故の場合は尚更だ。 
 
保険料も込みだから万が一の時は安心だ。業者から借りると保険が社員に限定されていたり手続きが面倒になる。レンタカーならそうした遠慮とか気まずさがない。 
 
これから普及しそうなレンタルだが一番のネックがすぐ使いたい時だろう。これも普及次第で台数が増えると便利になるだろう。少なくとも毎日使うものでなければレンタルの方が良い。 
 
大工は自前の道具という感覚が抜けなくて買いたがる。道具も滅多に使うことがないのに揃えて満足する。大工道具もレンタルの時代がいずれ来るだろう。大事に使うのは良いが自前にこだわる理由はない。 
 
物が溢れていつでもどこでも使うときに用意できるなら買う必要はない。レンタルで十分だ。息子はこだわりの道具を集める趣味があってレンタルなんてと言う。古い建物を作る大工は道具にこだわりがあってレンタルなんてと言うのが多い。


ワンコ

今日も元気にワンコと散歩。ワンコは私を見ると興奮して催促をする。犬は散歩が命だから2,3日サボると恨めしそうな顔をする。私の思い込みかもしれないが。 
 
散歩の後は料理に使った煮干しをあげている。犬はキリなく食べるから餌はあげすぎないのが肝心だ。煮干しなんて知れたものだからいつもあげる。散歩の後は必ず煮干しの催促をする。 
 
特別犬好きだとは思わないが自分の健康のためにしている。病院に連れて行くとか餌の用意は息子たちがする。こちらは孫同様ただ可愛がるだけで無責任なものだ。息子には甘やかすなと言われる。 
 
孫と一緒で可愛がると懐いて寄って来る。気が向かないときは無視だからいい加減なものだ。ワンコは承知の上で気まぐれな相手をジッと構うまで待っている。 
 
散歩に行くと必ずウンコをする。躾がほぼ無し状態なので吠える、ツナを外すと逃げる、逃げるとかなり遠くまで行く。まあ野犬に近いな。散歩途中で吠えたりするのは男で中年と決まっている。 
 
女の人にはほぼ吠えない。体格が良く声が大きいのには尻尾を巻いて逃げる。弱そうなのには吠えたり襲うフリをする。飼い主に似ると言うがほぼ当たっている。 
 
血統書付きなのに躾が悪くて情けない犬だ。真夜中にタヌキでも出るのかしつこく吠える。近所迷惑ばかりかけて飼い主に気を使わせる。子供と同じで出来が悪いほど可愛い。


古民家と田圃

いつも散歩で会う方がいて私の家の下の田圃の所有者だ。片道5,6キロはあるところから歩いて来る。農家ではないから田圃を見に歩いて来る。すれ違っても挨拶程度しかしないがどなたかは知っている。
 
我が家の下の家は後継の長男が福島にいる。見事な茅葺き屋根の古民家なのだが空き家になって40年近くなる。屋根は茅の上にトタンを被せたので雨漏りはない。 
 
私が帰郷した頃は親が住んでいたがなくなってから空き家になった。後継は一つ下なので子供の頃は遊んだ記憶がある。中の様子も何度か見たことがある。 
 
馬小屋と同居の典型的な南部の曲り家である。広い土間は冬の作業場と馬の世話用になっている。板の間は囲炉裏が切ってあり天井はない。煤けた梁や柱が丸見えである。 
 
子供部屋を作ったり台所を直したのを記憶している。真っ黒な大黒柱にベニアを貼って大壁に直した。もったいないのだが当時は大壁のプリント貼りは流行りだった。 
 
子供の時以来内部は見たこと見たことがないが酷い状態だろう。兄弟仲が悪いのかこっちにいるものは誰も構わない。長男に頼まれた近所の爺様が草刈りをする。それもここ何年かやらなくなった。 
 
その家の前の田圃を買い取った方が散歩に来る。多分所有地の一番遠い田圃ではないかと思う。近くの田圃は区画整理でほぼなくなってしまった。代換地を買うと税金が安くなるので買ったと思う。


淘汰

昨日も午前中は打ち合わせ、その後いつもの温泉へ。今日も午前中打ち合わせ。午後から図面作成。当社は7月末で決算となるので色々書類を揃えないといけない。面倒臭い。 
 
いよいよ消費税上げが迫って業者とのすり合わせをやらないいけない。今までも期間が跨るのがあって話し合いをして決めていた。今回もそうなる現場が出てくる。職人不足もあって遅れ気味だからだ。 
 
職人不足は深刻の度合いを増し業者がすぐ来ないのは普通になった。加えて当地では公共建物が活発でそちらにも職人が引っ張られる。今後解消することは無いのではないと思っている。 
 
価格的にも上がり気味な感じがする。職人がいないのだから当然だろう。価格競争は激しくなる一方で利益確保が難しくなっている。やれないものは断るよりない。 
 
また競争の激しさは淘汰が進むことでもある。安さだけを武器に粗末な家つくりでは客を取れない。特別な何かをやれば利益は確保できない。下請けをやると自分が取るよりも数段やすくあげないとならない。八方塞がりになっている。


仕事が決まるまで

朝一番で作業場で打ち合わせ。昼からお施主様と打ち合わせ。夕方までかかって終わる。来春までの現場なので時間がない。早めに決めないとならないので忙しない。 
 
来春までの仕事の目処がつきホッとする反面また冬の仕事で疲れる。疲れるなんて言っている場合ではないが。どう言うわけかお盆過ぎに物件が出て気を使うし考えなけれなならないし。 
 
物件は決まるまでが一苦労で仕様や設計を考えるし金額も決めないといけない。高ければ断れるし安すぎると儲からない。決定時の金額が一番重要だ。その時に決まると言うことだ。 
 
もちろんどうなるか決まらない時点だから神経が疲れる。決まったら即業者の手配が大変だし決まらなければがっかりだ。これを年中繰り返す。決まるまでの2,3週間から1カ月が勝負なのだ。 
 
長くやっていると最初の話し合いの時に割とわかるものだ。こちらの提案にどのくらい反応があるかで決まる。提案が気に入れば決まるし無反応だと決まらない。

年に2と,3棟しかやらないがその3倍くらいは設計をしている。図面代ももらえるないし結構考える時間も長い。好きだからできるが単なる仕事だとやっていられない。と言いながら来ればすごく嬉しい。