青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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田植え

今日も晴れて現場は大工が最後の追い込み。3,4日もあれば終わるかもしれない。次の現場の見積もりとか図面作成で午前中かかる。午後から資材の引き取りとか金物を届ける。 
 
例年今頃の時期は晴れて気温も暑くもなく気持ちが良い日が続く。自宅周辺の田圃は水を入れて田植えの準備が始まった。20日頃がピークだろうか。 
 
毎朝タクシーが我が家まで孫を迎えに来る。学校統合で自宅前の小学校が廃校になった。近い小学校まで毎朝タクシーが3人の小学生を乗せていく。学年が違うので孫は緊張の面持ちだったが慣れたようだ。 
 
タクシーの後ろを付いていくと中で3人がふざけ合っている。タクシーの運ちゃんが後ろを振り向いて何かたしなめている。子供は環境にすぐ対応する。 
 
人口減は郊外にある我が家も身近に感じる。老夫婦だけの世帯が半分くらいある。子供が出て行ったら戻るところは少ない。親しいかたが亡くなって奥さんだけになった。 
 
息子が3人いても同居もしないようだ。今は元気で一人で何とかなるがこれからどうなるか。所有する田圃は大規模に耕作するところに無料で貸している。自分の田圃を他人が耕作するのは複雑な気持ちだろう。


一本釣り

今日も晴れて良い天気。現場は大工が仕上げ工事。午前中改装の見積もりに現場へ。来週にも提出予定だ。これからの予定の工事の図面作成が進まない。土壇場にならないと描けないと言うか描く気がしない。 
 
職人不足のご時世でたまに大工工事をやって欲しいと電話が来る。大工不足で現場が重なったりすると施工できない。仕方なく単発で請けてくれるところを探す。当社から見れば下請けになる。 
 
住宅会社は工務店と違い取るのと工事するのが別なところが多い。住宅会社は仕事を取ったり材料を搬入し職人に工事させる。材料は建材店やメーカーから買うので不足とかはない。 
 
問題は職人で現場ごとに大将になる大工に請け負わせる。総額幾らと決まっているので少ない人数で早く終わると儲かる。プレカットで建材が普通だからすぐ慣れる。体力のある若い大工が好まれる。 
 
若者同士で組んで猛烈な勢いで早く片付けると儲かる。残業早出休みなしで頑張れば可能だ。ただし疲れるし家族もちはやりたがらない。高齢組もやりたがらないし簡単すぎて面白くない。 
 
で、当社のように一本釣りで大工を雇うところに集まってくる。期間が短く仕事は昔風で一月もすればいなくなる。また別な大工を雇うのだが重要な仕事はやらせない。 
 
高齢化は大工も同じで早く帰る、土曜は休み、一月で辞めるの普通だ。承知で雇うので人数さえ揃えば良い。肝心なところは息子一人でやるから真面目でさえあれば十分だ。年々一本釣りが容易になってきた。


ハナミズキ

今日は暑い、多分今年最高。現場は大工工事が続き資材も順調に入荷。来週の大工工事の完了に向けてスパートがかかる。午後から店舗の改装を頼まれて現場へ行く。 
 
今年も事務所のハナミズキが咲いた。3年に一度の割合で綺麗に咲く。ダメな年は半分以下になる。理由はよくわからない。事務所を建てた時に植木屋に頼んで植えた。 
 
この時は別になんでも良いと思っていた。たまたま庭師が残っている木に良いのがあると植えた。アメリカハナミズキは比較的新しい木なので100年物とか大木はない。せいぜい80年くらいのものだ。 
 
60年ものが話題になるくらいだからどこでも植えていた訳ではない。成長もすごく遅くて事務所の木は18年くらい経ったのを植えて25年になる。それでも目の高さで直径は20センチくらいだ。 
 
3年に一度だから8回くらいは満開になったわけだ。花びらが散って道路を白くするのでせっせと掃除する。ハナミズキが終わるとサツキが咲き始める。こちらは自宅から移植した。 
 
サツキも散ると花びらが木にへばりついて汚くなる。とりたいのだが簡単には取れない。公園ができてから10年になるが植樹が太くなり駐車場にだんだん影ができる。風よけになるので構わないのだが。 
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施主様の満足

午前中は曇って午後から晴れ。現場は大工が二人で最後の仕上げに入る。毎日のように資材が搬入される。足りない材料とかもあって建材もひっきりなしに配達が来る。 
 
古民家リフォームも大工工事は来週で終わる。3月末着工だから順調にきた。当初大工が4人と言うのが効いた。解体とか壊しは人数が多い方が捗る。ゴミ屋が毎日来て運んでもらった。 
 
大工工事が終わると塗装、漆喰をして器具をつける。概ね一月ぐらいかかる。遅くとも来月末には完成する。工期的にはほぼ予想通りだ。契約は4ヶ月と長かったが業者が来ない可能性を考えた。 
 
大工工事が短かったのが効いた。設計者としてはこれからが本番で塗装色、建具デザイン、照明器具と印象を変える要素が多い。全て設計者が決めるところもあるようだが当社は選んでもらう。 
 
もちろんある程度はこちらでセレクトする。でないといつまでも迷って決まらない。中には自分で色々見て検討することを希望する方もいる。自由に選ばせると合わなかったり予算オーバーになりがちだ。 
 
施主様の満足はでき次第だが途中経過の検討したと言うことも重要だ。十分に検討しないと後で不満が残る。とにかく色々選んでみたいのだ。一生に何度もないことだしそのくらいは当然と思っている。 
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便利なモノ

やっと連休の後遺症が消えて現場はハイペースに。足場も消えゴミも片付けて外部はすっかり完成した。内部は腰板張りと家具作り。造作材をカットし組み立てる。 
 
家具も作り付けや棚が当たり前になった。自分の都合の良いところに好きな寸法で付ける。オーダー家具ほどではないのでランバー材とかベニアで作る。大工が作るので細部は家具とは言いにくい。 
 
日本の住宅は壁や仕切りがごちゃごちゃしているところが多い。センス良くスッキリの北欧風とは似ても似つかない。とにかく棚と収納である。少しでも壁が空いていると棚をつけたがる。 
 
設計者としてはすっきりとセンス良くまとめたい。モノは収納の扉で隠したい。しかし扉のついた収納は高い、しかもオーダーである。で、結局中途半端な棚やベニアの箱があちこちにできる。 
 
モノが溢れるのは買ってくるからで安いからなお買う。別に恨みはないが100均とか無印などが原因だろう。衣類もユニクロが出てから使い捨てが増えたように思う。棚ができるとまたモノが増えてしまう。 
 
とにかく日本人は少しでも便利とか早くできるとかに重きを置く。そのために便利なものはすぐ買う、しかも安い。テレビでも日本にはこんな便利なモノがあると紹介される。家の設計者としては少し困ることではある。