青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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小さい家

今日も朝から二戸市の現場へ。大工3人と板金が工事。電気工事の追加で完成は落ち越しになった。来週には網戸と塗装と電気が入る。大工は電気工事の後に入る。 
 
今日引っ越しの現場は朝一番でチェックをしてある。エアコンとお湯のチェックは生活するには欠かせない。来週からも引き続き外構で工事は継続する。 
 
月曜からリフォームの現場が着工する。屋根から外壁まで全面リフォームなので大工がたくさん入る。こちらもゴミのカゴとか鍵とかで事前準備が欠かせない。 
 
毎年このようなリフォームが出て来る。新築と違い老後の家という共通事情がある。建て替えかリフォームかで迷うのも同じ。もちろんリフォームの方が費用は安い。 
 
日本人はリフォームより新築を好むというデータもある。しかし長い老後を乗り切るには資金はいくらあっても良い。新築との差額は小さくない。 
 
逆にリフォームの方が自分の好みとか住まい方を選べる。新築は小さい家となるだけだからこだわりも自分の好みも取り入れられない。リフォームならそこは自由だし思い切ったこともできる。


コスト最優先

明日引越し予定の新築の現場へ行く。エアコンの調整と畳の搬入取り付けが完了し北湖し準備完了。玄関脇の手洗いと下駄箱周辺の塗装を完成させた。 
 
床以外は無塗装なので水が跳ねる部分が残っていた。水がかかる部分は塗装は必要だろう。自然塗料が残っていたので私が塗っておいた。引越し完了まで外構はとりあえず中止している。来週明けから開始する。 
 
二戸市の現場は大工が一人増えて明日の完成を目指している。外部のカラマツの板貼りも始まり室内の羽目板も貼り始めた。明日でほぼ完成になる。 
 
増築部分は外部も内部も板貼りになる。軒裏も見せて気分はログハウスと言う所か。当初は寒いと言うことで断熱がメインだった。どうせやるなら思い切ってイメージを変えたい。 
 
よくある総二階ののっぺりした外観から板貼りの下屋と部屋ができる。建物に奥行きが出て特に下屋の部分は今までとは違った使い道がある。 
 
田舎などでよく見る干したり吊したりするスペースができた。住宅会社の家つくりはそう言う家としての機能だけを追求する。家は何かを吊したり収納したり雨に当てずに置ける場所が必要だ。 
 
そう言う余分なスペースとか屋根が家に奥行きを出す。コスト最優先の軒先がない家はどこか暖かさがない。スッキリしたデザインとは言うものの本音はコストのために減らしている。
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業者不足

午前中は新築の現場の引き渡し。お施主様に機器類の説明と鍵をお渡しする。土曜日午後に引越しする。午後から二戸の現場へ行く。大工と屋根板金が工事中。 
 
新築の現場は引き渡したがまだ工事中だ。駐車場とアプローチの工事が残っている。あと一週間ほどかかりそうだ。敷地前の歩道の切り下げがあって完成していない。 
 
まだコンクリートの打設があってミキサー車が入って来る。せっかく作った歩道を壊してしまう恐れがあるので最後にした。アスファルトと歩道縁石がある。 
 
外部が済む前に引っ越して来るが当分は出入りに不自由する。今月中にはなんとか終わらせたいのだが。業者も春の需要期に入ってテンヤワンヤのようだ。 
 
着工数が減っているのに忙しいのは腑に落ちない。職人不足が最大の原因だろう。60代のベテラン組が徐々に引退している。そのペースが早いためにさっぱり現場が進まなくなった。 
 
移民とか新たな人手が出てこない限り解決しないだろう。建材を使った新築は良いとしてリフォームは素人に近い職人でできるかどうかだ。おそらくはリフォームの工事業者不足は深刻になるだろう。 
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デザインの真似

昨年建てたお客様のところへ行く。メンテナンスとアフターが主目的。一年後は皆点検にお伺いしている。一冬過ぎた頃が一番不備が出やすい。2,3年後にはほとんど出なくなる。 
 
その後二戸市の増築の現場へ行く。組み立ても終わり外壁下地を作っている。これからカラマツの板を貼って行く。野地も垂木も表しで自然素材いっぱいの外観になる。 
 
今は内装はクロス貼りだが増築部分は羽目板張りの内装とカラマツの板貼りになる。洋風のイメージが強いが今度は田舎風に感じになる。奥様は軒先に柿とか干したいとのことだった。 
 
真新しいのも良いが古くなって少し変色したい頃がいい感じだろう。工務店に依頼すると住宅会社より田舎風だと思う方もいる。どちらかと言うと住宅会社の真似が多いのでがっかりする。 
 
工務店もどうせデザインは不得意だろう。だったら古民家風とか田舎風に徹すればいいものを変なデザインを真似する。どうせどこか中途半端で住み辛いのが出来上がるだけなのに。


看板だけの技術

暖かく春本番、二戸市の現場は建て方も済み屋根もできた。サンルームと屋根のかかった下屋を作る。今週中の完成を目指している。 
 
基礎を打ち建てて内部が羽目板外部は下見板と木の香りいっぱいの増築になる。お施主様は薪ストーブなのに寒いと断熱を兼ねてサンルームを欲しかった。 
 
既存のサッシの外にもう一つの部屋を作る訳だから暖かくなるはずだ。よくよく見ると家の中心に階段があり吹き抜けになっている。ここから熱が上に逃げるのだろう。 
 
やたらに狭い玄関とだだっ広い洗面所とか間取りも構造最優先で使いにくい。若い施主様は間取りもよくわからなく工務店任せだったようだ。 
 
腰板を貼るとかカラマツの羽目板とかフローリングなど凝っているようにも見える。床の塗装は剥げて13年にしては痛みが激しい。思うにフローリングの乾燥が十分でなかった可能性がある。 
 
まあ一応本物ではあるが少しも生かされていない。リクシルのなんとか工法と最新の技術に乗り遅れまいとするのだが解釈が未熟だ。看板だけの最新技術だ。 
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