青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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お祭り

昨夜は久しぶりに八戸三社大祭を見に行った。暑くもなく祭り見物には最高だった。8月の初旬に変更になってあまり見にかなくなった。前夜祭とか後夜祭の夜にしか行かない。 
 
いつも通りの豪華な山車だがコマーシャルが多くなった。資金援助の代わりに広告を山車の周りにつける。こちらの広告の方が面白い。もちろん業界関係も多いから知っているところばかりだ。 
 
事務所のある町内でも山車を出している。寄付集めは毎年来る。年々派手になって金もかかることだろう。ギリギリで必死でやりくりしていると思う。町内では夏のお祭りと冬のえんぶり、秋の新田城まつりと年に3回まつりがある。 
 
自宅のあるところでもえんぶりの寄付は回って来る。小学校がなくなって運動会や各種行事が減って来た。運動会をやっても出るのは老人ばかりでは盛り上がらない。こちらもあまり熱意がなくなって参加しない時もある、 
 
行事が減ったり縮小気味だったりするところが高齢化と過疎化の影響大をうかがわせる。子供の参加が減って人数集めに苦労する。我が家だって孫は祭りには参加しない。いろいろ習い事などで忙しい。 
 
今日は図面作成と明日の打ち合わせの資料を作る。現場が終わったので業者が請求書を持って来る。事務所を不在にするとお中元も兼ねて玄関前に置いてある。お盆前にけりをつけないと。


リフォームの需要

今日は一日中事務所。伝票を書いたり図面を描いたりさらに色々な雑用をこなす。支払いや銀行へ行ったり普段できないことをまとめてやると言う感じだ。夕方は早めに終わり祭り見物に出かける予定だ。 
 
2,3年前から若い方の新築が減り中高年の仕事が増えた。私自身が高齢者入りしたこともある。作る家も最新のデザインと機能が売りと言うことでもない。どちらかと言うと古臭い古民家風が得意だ。 
 
高齢者が増えて少なくない年金をもらう恵まれたのが増えた。30代で夫婦で稼ぐ金額よりも何もしない元公務員の年金が多い。旅行や趣味に励んでいる方もいる。夫婦で元公務員だと余裕で生活できる金額になる。 
 
そう言う時代背景もあって古民家リフォームは需要はある。今後も増え続けるのは間違いない。商売として考えても狙い目なことは事実だ。と言うことで中高年が主要顧客になるのは当然と言えば当然だ。 
 
AIの時代になってもリフォームは新築に比べ大企業の入り込む余地が小さい。すでに新築は効率化は行き着くところまで来た。こだわりや独自のデザインを追求すると規格外の手刻みしかできない。 
 
車は自動運転によってライドシェアが進み車の所有が減る。住宅も所有より借りるのが主流になるかもしれない。そもそも1箇所に居続けることが必要なのかどうか。転勤族ではないがその都度住まいが変わることもあるだろう。 
 
それは稼がなければならない世代ほど住まいが流動的だ。仕事によって居場所が変わることもある。自宅勤務もなかなか進まない。その点引退し家を持ちしかも古いとくれば直すか建てるしかない。住宅の仕事がリフォームにシフトしていくのは必然だ。


薪作り

曇りがちだったのが朝だけで1日薪を配達したので汗をかいた。加工した残材を昨年から置きっぱなしで今日配達した。積んで降ろして3回。積むのに20分往復1時間下ろすのに30分。 
 
刻んだ切れっ端なので長さも様々。柱や梁などで寸法も様々。同じ残材でも小割り材の切れっ端よりは大きい。なので燃やすにはちょうど良い。 
 
薪ストーブをつけた方にはもちろん持っていく。つけなかった方の分はあちこち分配する。他に製材の切れっ端とか不良品の処分したものとかがある。 
 
早起きをした時に切って積んで置く。大雑把に広葉樹と針葉樹、小割りは分けて置く。持っていく方の用途に応じて積み込む。広葉樹とは言っても欅などの製剤の半端なのでほとんど板材になる。 
 
いわゆる薪用としては薄くて火持ちが悪い。焚き付け用に近い。だから薪としてみた場合少し物足りない。燃やしてみるとすぐ燃え尽きて針葉樹と大して変わらない。 
 
我が家はほとんどこの板材を燃やす。割った薪は滅多に使わない。杉材が一番多いから焚き付け用を燃やしているようなものだ。だから鋳物ではなく鉄板ストーブでないとならない。 
 
鋳物は高熱になると割れる恐れがある。鉄板ストーブは高熱に強いから針葉樹も大丈夫だ。針葉樹は立ち上がりが早くすぐ熱くなる。保ちが悪いのですぐなくなる。 
 
家全体を薪ストーブだけで賄っているケースは多い。全部購入したとすると年に4,5万円くらいはかかる。そのうちの何割かを持って行ってあげる。毎日のように朝早く起きて薪作りをしている。


祭り

昨日よりは晴れて暑くなった。我慢できないほどではないが日向にいると暑い。お祭りの最中で雨よりは晴れると都合は良いようだ。事務所へ戻るとちょうど門付けが回ってきた。寄付をすると領収書がわりの札を置いていく。 
 
膨らむ経費と大口の寄付が減って山車作りも大変らしい。昔はボランティアで大工が手伝ったりしていた。この頃は大工と言うよりプラスチック細工と呼ぶ方が正しい。発泡スチロールなどを削って作る。 
 
木組みをして竹細工で粗組をして和紙を貼る。構造材も木造から鉄骨に変わった。鉄骨もプラスチックも高額なので金がかかるようになった。毎年基本から作り変えはできないので色を変えたりして使い回す。 
 
子供の頃は祭りに参加したことはなかった。山車を出すのは中心街だけだった。今は逆に中心街には人は住んでいないので誰でも参加できる。時代が変われば祭りも変わる。人集めのイベントとしての魅力以外になくなった。 
 
午後はまた薪を運んで明日の分を積み込んだ。明日もトラック満載で別な場所へ運ぶ。現場の残材処理も少し溜め込むと倉庫がパンクする。薪ストーブを設置した方にはどんどん持ち込んでいる。 
 
リフォームがあるとさらに増えて釘があったり塗料がついているので分ける。釘抜きは面倒なので釘付きでも良いと言う方に持ち込む。それでも腐ったりしたものや細かいものはゴミとして処分する。無差別に業者に出すと思いがけない費用になる。


残材

午前中は霧雨が降って残材を運ぶ予定があった。どうしようかと迷っていると午後から晴れてくる。急遽積み込んで配達した。春に引き渡したところの残材がまだ置いてあった。置くスペースができて運ぶことになった。 
 
手刻みの現場では材木の切れ端が多量に出る。作業場での刻みはもちろん現場が始まっても出る。ほぼ毎日ゴミ袋で2個くらいはある。毎日だから油断すると自宅倉庫が満杯になる。ゴミ袋は日光に弱く2,3ヶ月でボロボロになってくる。 
 
なので現場から持ち帰った残材は一月以内に処分しないとならない。シートを被せたり陽の当たらない場所に保管する。薪ストーブをつけたお施主様はもちろん持っていくことにしている。で、今日やっと場所の確保ができて運ぶことにした。 
 
現場ででた残材は杉材などが多く焚き付け用に使われる。ナラなどの薪だけでは薪ストーブは役に立たない。すぐ燃えて火力のある広葉樹の乾燥した小割材が必要だ。現場の残材は乾燥と言い小割りになっているし最高だ。 
 
薪ストーブは着火してもすぐ暖かくならない。2,30分はかかるのでせっかちな方は小割を燃やして早く温める。杉などを小割してガンガン燃やせばすぐ熱くなる。ナラなど広葉樹は金さえ出せば買えるが杉材は買えない。 
 
わざわざ製材所などから皮のついた材木を買って割っている方もいる。面倒だし未乾燥だ。その点現場から出たものは乾燥はバッチリだし鋸屑など汚れもない。さらに小割りにして燃やせばすぐ暖かくなる。 
 
当社で建てた方の半分は薪ストーブをつける。建てた当時は残材があってもだんだん手に入らなくなる。当社も薪ストーブをつけた方のところは他には回せない。逆につけない方続けば倉庫が満杯になる。配達付きであげるともちろん喜ばれるから処分には困らないが。