青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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コンビニ

4,5日と久しぶりの休み。家内と食事に行ったり薪割りに精をだした。保育園が休みの孫はひっきりなしに隣から遠征してくる。来れば来たで相手をしないといけないのでかわいい反面面倒臭くもある。開けて今日も現場は左官と給排水の器具つけ。一部の塗装もあって午後から来る。 
 
照明器具をネットで注文したので支払いをする。器具類のネット買いが普通になったが支払いが面倒だ。振り込むのだが一々ATMまで行かないとならない。近頃はコンビニ払いが普及して手数料も安い。着払いと言う手もあるが手数料がやはり高い。 
 
支払いだけでなく一人事務所は受け取も苦労する。事務員がいるとなにも問題がない。私が出歩くたびに配達が来る。どう言う訳かそうなる確率が高いのだ。コンビニ払いをしてコンビニ受け取りができたらいつも思う。 
 
今年から固定資産税がコンビニでも払える。役所まで行かなくて済むので助かる。これの延長で住民票や印鑑証明などが受け取れる日も近そうだ。だったらコンビニ受け取りがネット買いの完結だと思うがね。何でもコンビニと言うのも問題はあるのだろうが流れはそう言う方向に向かっている。 
 
事務所下のセブンとサンクスの戦いは2ヶ月経ってややセブンが押し気味だ。休日は明らかに差が出る。しかもまたすぐ上に今度はローソンができるという。これだけ増えると商店や酒屋を押しのけてと言う理論が成り立たない。 
 
商品は画期的に違うと思えないのでこれからネットと結びついたサービスが増えるだろう。宅配とコンビニの合体…てこともあり得る。コーヒーもコンビニで飲むほうが家より増えた。便利なものは何だかんだと言いながら普及していく。
デーリー古民家見学会


既存不適格

昨日も今日も現場は動く。左官屋が漆喰とレンガ積みに精を出す。二階を掃除機をかけて綺麗にした。来週いっぱいで工事を完了させ再来週は掃除とストーブ付けになる。そして20日には見学会を予定している。 
 
見学会の案内を作ったり連休中も休みがとれない。今回は地図を載せて無差別に集めるのではなく予約制になっている。あらかじめ連絡いただいた方だけに限定する。駐車場の問題や隣近所への配慮からそうなった。築20年を経て建て替えかリフォームかが検討された。 
 
外部は外壁はもちろん屋根も葺き替えた。内部も断熱の入れ替えから内装工事までほぼ古いところが見えなくなった。これだけの工事になると新築に匹敵する金額になる。しかし建て替えは解体が前提になるから相当な出費になる。しかも新築だとある程度構造部分にも費用がかかるがリフォームだと仕上げだけになる。 
 
もちろん構造や断熱の強化が前提だから基準は新築においている。増築が少なく確認申請もいらないので検査がない。もし確認が必要な面積だと既存の部分も不適格であれば対応しなければならない。考え方だが既存すべてに金物とか筋違を入れ直すことになれば相当な工事になる。 
 
しかもそういう部分は仕上げでないので出てこない。金をかけた甲斐がないと言えば語弊があるが無駄になる。新築を検討した方がてっとり早い。他所でも新築そっくりさんとかをウリにしているところもある。コンセプトは違うと思うが結果は同じことだ。既存不適格に手をつけないでリフォームする。これから増えるパターンだと思う。
デーリー古民家見学会


砥草

昨日から左官が入っている。連休前の仕事が延期だとかでこちらに来ている。工期が間に合うかどうかは左官の出来具合による。14,5日迄かかる予定がグッと縮まる。漆喰さえ終われば他業者の仕上げができる。 
 
昨日までの寒い雨が上がってやや持ち直した。やっと春らしくなったかと思いきや桜はすっかり散って事務所前の桜も散ってしまった。その代わり事務所脇には白とピンクのハナミズキが咲いている。レンギョウツヅジもあと2,3日で咲き始める。 
 
仕事にかまけて小さな事務所脇の庭の手入れもしたことがない。展示場も6年も経つのに花壇には竹しか植えていない。砥草が事務所の周辺に増えてきて展示場前に植え直そうかと思っている。この草は1年中枯れなくて花も咲かないがいつも緑を絶やさない。貰い物の木についてきたものが増えた。 
 
息子はこれを乾燥させてケヤキなどの仕上げに使ったりする。サンダーと違いいくらか脂分があってツヤが違う。私は子供のときに鉛筆の芯を研いだことがある。乾燥すると硬くなって砥石やサンドペーパー代わりに使った。だから砥草と言うのだろう。 
 
連休は4,5日はだれも現場に来ないので休みにしようかと思っている。特にどこへ行くと決めていないがボーッとしたくても家族が黙っていない。毎日が日曜になった家内は趣味に勤しんで毎日ゴチャゴチャ忙しい。ここしばらく犬の散歩に歩くので痛かった膝も治ってきた。単に運動不足なだけだ。連休は溜まった現場の切れっ端を薪に切って積まないとならない。
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業者の慣れ

昨日にも増して肌寒い一日。床屋へ寄って現場へ。左官屋が別の現場が延期だとかで今日から入る。クロス屋は連休前に目処をつけるとかで急ピッチ。てことは当初の話が変わって連休後にあらかた完成する。クロスと左官だけですがね。器具付けや細部の仕上げが順調なら20日前後にはできるかも。 
 
工期の予定を組むのは結構難しい。業者も予定があってこちらの都合良く運ばない。一日で予定が変更になるし油断できない。工事管理は順序があってこの業者ができないと次の業者が入れなかったりする。 
 
独立した業者を動かししかも変更が激しいところやせっかちですぐやってくれるところと様々だ。業者の仕事内容や難易度とか材料の入荷の様子とか色々な観点から判断する。年々職人が減って人数が少なくなるのが普通なので機動力は落ちている。 
 
もちろん職人はできる仕事があって腕も違う。それらも加味して現場が始まると業者選定をする。当社のように漆喰とか土壁とかやれる職人がいるかどうかが決め手になる。左官だけでなく大工も建具も安ければどこでもとはいかない。あまり関係がなさそうな電気、給排水も他所だと壁の中を通せても当社では難しい。 
 
左様に慣れた業者でないと面倒な仕事を要求するのが古民家などの家つくりだ。本格的な新築はもちろんリフォームであっても同じことだ。赤子の肌のような柔らかくキズが付きやすい杉の柱などは工具をぶつけたら修理が大変だ。 
 
他所だと何も気にしないで作業できることがここでは相当な神経を使ってしないとならない。そういう意味で慣れた業者でないとこちらも心配でしようがない。養生を剥がして掃除に大工が来るときにキズ直しが欠かせない。良いことに無垢は修理できるが建材はほぼ交換以外にない。


豆腐

雨の予報通りに肌寒い一日。午後にかけて強くなり現場には支障がないものの気が滅入る。午前中は事務所で図面作成。午後は建具の打ち合わせ。引き手や金物について一通り決める。再度お施主様に確認を取る。 
 
事務所に戻るときにいつもの豆腐屋さんが来ているのが見える。慌てて追いかけて購入。久しぶりのような気がする。2ヶ月ぶりくらいだろうから豆腐屋のおばちゃんにからかわれる。いつも事務所の前を通るがさっぱり買いに来ないとか出店している朝市でも顔を見せないとか…。 
 
こちらの焼き豆腐は絶品ですき焼きでもあらゆる鍋料理に合う。柔らかいのに濃い味がたまらない。硬くて味が薄いのはどこでも売っている。秘伝の製法なのかどこに行っても買えない味だ。旦那さんと夫婦で作って奥さんが車で販売する。 
 
一定のコースを毎週決まった時間に廻る。木曜の4時半ごろが事務所前になる。今日のように天気が悪いと売り上げが少ない。売れる日には途中で旦那さんが追加を運んでくる。売れるからと大量販売に走ったり卸売りもしない。夫婦で作ったものを自分たちだけで売る。 
 
味に拘った少量販売で長年の継続で固定客がいる。私的には焼き豆腐と寄せ豆腐が絶品だと思っている。あちこちで豆腐は製造販売されている。値段もほぼ同じで違うのは味だけだ。柔らかいのにコクがあるのはこちらが一番だ。事務所を建てて以来20年以上買い続けている。