青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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地盤調査

昨日よりは少しはマシかもしれないが暑い一日。午前中は集金やら現場、午後からこれからの現場の時地盤調査の目印のために杭を打つ。その前にぼうぼうの草刈り。蔦や茅が生い茂って刈るのも積むのも苦労だ。 
 
場所そのものは区画整理地域内なので道路も給排水全て完備だ。元々の地主だったか長く所有していたので草が伸び放題。蔦まで絡んで片付けるのも大苦労。蔦が絡むとトラックに積むのに切らなければならないので面倒臭い。 
 
左隣と後ろはすでに建っていて右側だけが畑になっている。元は田んぼだったはずで掘れば水が湧くかもしれない。区画整理そのものは市の施工なのできちんと地盤は作るはずだが。 
 
給排水も歩道部分に入っているが敷地内引き込みにはなっていない。上水は自腹だが下水は作ってもらえる。電気、電話は、もちろん完備なので問題になるようなことじゃ何もない。 
 
ここは新幹線駅の近くで幼稚園から高校まで全て近くに揃っている。大きなスーパーが出店する話もあるのでますます便利になるだろう。そのせいか価格も思ったより高いようだ。今の現場が終わる11月ごろから着工予定だ。


施主様の意向

午後から台風なのか久しぶりの雨。現場も外部工事は軒並み休み。午前中は会計事務所の来訪で決算の処理。当社は7月末が決算期で皆に変わっていると言われる。それはともかく現場が動く時期なので忙しい時ではある。 
 
伝票は全て話足が書いているが仕分けから会計事務所にお願いしている。私は建築士なのに大学は会計学科を卒業している。ところが最初営業マンになった時から建築に興味が移って建築士になった。 
 
純粋に好きな道を選んだのだが設計事務所の経験がない。全くの自己流で好きなことしかわからない。もしかしたら井の中の蛙ではないかと思う時がある。法律とか現場の技術などはすぐ覚える。 
 
難しいのは役所などに提出する申請書類の書き方である。普通の設計事務所は確認申請の代行とか役所関係の書類手続き代行などが多い。自然に考え方が施主より役所に重点がおかれるようになる。 
 
つまりどうやれば役所に簡単に通せるかとか証明書とか詳細図を書く必要があるとかに重点が移る。本来設計とは施主様の意向を実現することが一番なはずだ。こうやれば簡単に通るとかそれは難しいと却下したがる。 
 
設計者でも職人でもない私は施主様の立場に立って仕事しようと思った。職人たちも仕事をしやすい方を選ぶし申請も法スレスレ流行りたがらない。結局は大工を抱えて思い通りに作る今の形態に落ち着いた。CIMG7712


板の塗装

今年の最高気温だったと思うが暑かった。じわっと周りから暑さに取り囲まれるような気がした。こんなに暑い日は滅多にないに違いない。職人たちにずるいって言われそうだが一日事務所にこもりっきりだ。 
 
現場は外部が塗装と雨樋の板金が内部は大工が一人。コーキングを詰めてその上から吹き付ける。艶のない漆喰のような白に塗装する。下の部分は焦げ茶色に塗装するのだが一回済んでいる。 
 
板の塗装は板そのものに染み込むようなものになる。いろいろ種類があるが木目を生かすようなものを選んだ。板は木目があって柔らかい部分に濃く染み込み硬い年輪部分にはあまり染み込まない。 
 
無塗装よりも塗装した方が木目がくっきり出て来る。特にシッケンズというメーカーは木目が綺麗に出る。キシラデコールというメーカーが一番有名だがこちらは木目を消してしまう仕上げになる。 
 
杉材だとウッドロングエコという自然塗料も選べるが水性なのでカラマツのような脂が多い木は綺麗に仕上がらない。過去に試したことが今生きている。建材と違い板の場合は塗料が取れやすい。それと変色も激しいがそれはそれで味があると思うのです。CIMG7702


小さめの窓

お盆からずっと涼しかったのが嘘のように暑い。今週中は続きそうだがこれで終わりにしてもらいたいものだ。現場はまた大工が一人になったが外部が終了し中も順調に言っているので予定通りに行きそうだ。 
 
今日から塗装屋が入って外部の塗装をした。本当は9月に入ってからと思っていたがカラマツの白太部分がカビる恐れがある。塗装さえすればなくなるのだが無塗装で何週も放置できない。 
 
二度塗りをする予定だが今日一度塗った。乾燥させてからまた塗る。上部の建材を貼るところもコーキングをしてからリシン吹き付けをやる。ローラー塗りにするかこれから決める。 
 
下の板部分が黒っぽいが上は白くする予定だ。白とこげ茶のコントラストで行く予定だ。大きな窓がないので外部からは中が見えにくい。夏涼しく冬暖かくしようと思っている。 
 
開口を大きくすると夏は日差しが強くなる。エアコンに頼ることになる。あまり日射が入らないようにして太陽の位置も高いので小さめの窓になっている。冬は逆に太陽が低くなるからいっぱい入って来る。 
 
当初は天窓を検討したがこれは強烈に日差しが入る。日中誰もいない時に部屋が温められて夕方にはエアコン頼りになる。小さめの窓は日射角が小さいと直接入ってこない。お施主様に最初言っても中々ピンとこない。CIMG7699


杉の羽目板

少し涼しい日が続き油断していると暑さでめげる。これからしばらく暑い日が続きそうだ。午前中は打ち合わせがあって午後からまた葬儀。現場は今日からまた一人になって何日かするとまた来る。 
 
外部がほぼ終わってこれから内部工事に本格的にかかる。一部は天井下地ができているが杉の羽目板を貼る。加工屋から先日運んだもので内部は全てこれになる。 
 
杉の羽目板は普及したからか価格が安くなった。それまでは外材のホワイトウッドなどが安く普及していた。余っている杉材の集成材も増えて羽目板なども作られている。材木などを採った残りの板を加工する。 
 
丸太は中心に近い部分が節がある。皮に近い部分は白太で節が少ない。これを加工すると無節の羽目板やフローリングができる。ただ成長する部分でもあるので水分が多く狂いやすい。 
 
縮みや割れが出るので慎重に選んで加工する。乾燥にも時間がかかるのでその間に曲がったりしやすい。大分ロスが出るので板用に製材した方が歩留まりは良い。当社でも製材した残りから屋根の野地板を採ったりする。 
 
板だからと言ってもそのまま羽目板に転用できない。木目が斜めになったり白太と赤身が混じったりする。それでも大量にあれば選定して加工に回したりする。安くなるように思えるが手間とロスを考えると専用に挽いた方が良い。CIMG7696