青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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薪割り

昨日も今日も晴れて少々暑い。まだまだ夏の気配が濃厚に残る。現場へ材料を運んだりすると真夏並みに汗をかく。お施主様のところへ残材を少し運んだ。前から頼まれていたが暑くて運びかねていた。 
 
なんだかんだと残材は確実に毎回出て来る。自宅用に袋つめと長いままで保存している。製材をすると皮の部分が必ず出て来る。丸から四角をとるのだから余る道理だ。 
 
自宅倉庫の前に積み上げてあるが雨晒しで1年以内になんとかしないと腐る。思いついた時にチェンソーで切るのだが音も出るし服も汚れる。さらに大きいものは割らないとならない。 
 
杉とか針葉樹なら何とかなるが広葉樹は乾燥してしまうと簡単に割れない。欅とか栓とか桂はまさかりも跳ね返す。製材の皮は枝とかコブになっている部分が出っ張っている。 
 
コブは繊維が変形なので割りにくい。まさかりではまず無理で割れ目を入れて楔を使う。それをハンマーで叩くのだが一苦労で体力を使う。こんなのは薪割り機に入れても割れない。 
 
だから製材所でもこのようなものは薪ストーブではなくハウスの暖房用に売っている。大型ボイラーでかなり大きなものや長いものも入れられる。結局私が持ち帰る皮は一番扱いにくい代物だ。これに取り掛かると半日も保たなくて嫌になってやめてしまう。


大手メーカー

朝は晴れていたのに時折強い雨が降る変な天気。図面と見積もりで一日事務所。土曜日は比較的電話やセールスが来ないので集中できる。 
 
勉強不足で大手メーカーのシェアがどうなっているか知らなかった。10年以上前の情報が頭にあって少し遅れていたようだ。大手メーカーと言えばセキスイと大和とばかり思っていた。今年あたりは一条が抜いたとかどうとか言われる。 
 
一条は工場がフィリッピンにあって半組み立ての状態で日本に来る。ユニクロなどと似ている。施主の好みの多様化は衣服と同じでバラエティーに富んでいる。 
 
セキスイや大和に比べ一条の方が種類が多くすぐ対応できて圧倒している。プレファブメーカーは規格型が強いのは当たり前で種類を増やせばコストが上がる。 
 
コストが安いのは鉄骨系のプレファブでバリエーションが少ない。で、一条の多種類、大ふろしき戦略に遅れをとった、らしい。施主の受けがよかったのだろう。 
 
プレファブメーカーは木造住宅で対応し高級路線に切り替えた。中級品は地場の業者とか一条に取られ高級品しか残らない。ところがセキスイ、大和は本気で対抗する気がないようだ。 
 
今後5,6年先を考えると中級品を買ってくれる客が減っていくのは間違いない。市場の縮小は企業には死活問題になる。だから金額の張る賃貸物件とか店舗、マンションに移っていく。 
 
戸建て住宅だけにしがみつかないで新規分野を開拓する方針、らしい。減り続ける戸建て住宅は手間もかかるし設計も面倒だ。採算性で考えればやりたくない分野かもしれない。さっさと退却して地場の業者が活躍できればいいけど。