青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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工程

今日も暖かく多少風が強かったが快適な一日。現場は左官業者が入り順調に進む。タイルの発注やわしの発注と振り込みと雑用が続く。 
 
業者からはひっきりなしに確認の電話が続き次々と指示する。来月にも取り付け工事が始まるエコキュートとか照明器具が発注に入る。品番の確認と工事方法が業者の電話の要件だ。 
 
図面に載っていない部分の確認が主なのですぐ返答できない。現場へ行き取り付け場所の寸法と仕上げ状況を電話する。業者は勝手に他の業者と打合せできないからだ。 
 
監督が間に入り日程を決める。資材の納期と照らし合わせ工事日を決める。一つの業種が決まれば次の業者で完成まで息つく暇もない。 
 
リフォーム工事も見積とか現場を見るのも増えた。今日も一件貸家の風呂工事を依頼される。日程もきついのでどんどん予定が詰まって遅れる。 
 
リフォームはこれからも増えはすれ減ることはないだろう。新築はますます企画化して大手に有利になるだろうからリフォームが本業になる。


仕上げ工事

すっかり暖かくなって先週までの寒さが嘘のように消えた。大工が引き上げ誰もいなくなった現場は今日から左官屋が入る。材料の搬入と打ち合わせをする。 
 
足場がかかりゴミがいっぱいだったのに今は全てなくなった。当分は左官屋とたまに電気や給排水業者が来る。今月中は左官が主で来月には天井の和紙貼りと器具付けが始まる。 
 
同時に外部も本格的に始まる。歩道の縁石も切り下げ外構ができて来る。左官業者は基礎業者でもあるので盛んと同時進行になる。敷地の周囲も整地してエアコンなどの室外機を設置する。 
 
現管理としては大工がいなくなるとすごく楽になる。電話はひっきりなしになるが一度打ち合わせするとやることは決まっている。特別なことがない限り各業者が同時進行で進めていく。 
 
大工と違い寸法や作り方に打ち合わせをすることがないからだ。大工は仕上げのことも考えながら下地を作るからこちらの指示が重要だ。仕上げ業者は材料さえ決まればやることはわかっている。 
 
問題があればすぐ電話が来るし管理する方は楽なのだ。一日一回は行くのだがすぐ帰ることが多い。材料も自分で持って来るしゴミも持ち帰る。こちらはチェックするだけなのだ。


打ち合わせ

今朝は9時から会計事務所との約束を破った。現場は大工が後片付けとチェックがあってキッチンの組み立てと足場の解体、左官業者との打ち合わせがあった。すっかり忘れていていた。
  
土日もほとんど約束があってダブルブッキングしないよう気をつけている。お施主様であればもちろん業者でもほぼ忘れることはない。ところが仕事に関係ないことにはどうも良い加減なのだ。 
 
工事は終盤に近づくと業者がダブって仕事をするので電話と打ち合わせが増える。最初に現場に入る時には必ず打ち合わせをする。これがないと進行の予定が組めない。 
 
工事には順序があって大工の次は塗装とか次は左官などと言った具合だ。逆になれば業者はただもどりになってしまう。これを防ぐには入る日は必ず電話か打ち合わせをするのだ。 
 
大工が終わった瞬間どっと業者からの電話が増える。適切な指示をしないとこれまた進行が遅れる。次の業者をいつ入れるか電話で指示する。2,3日の日程だからその日には何が何でも片付ける。
 
概ね1ヶ月の間に仕上げ関係の業者が全部くる。一番忙しい時期で昼食時にも頻繁に電話が来る。だから他の約束を破って良いってことではないが。


ゴミ

今日も暖かく溶けてグチャグチャになった現場は泥だらけ。大工工事が今日にも終わるので中のゴミを片付ける。ゴミ業者がトン袋に満載のゴミを持ち帰る。 
 
まだ使える残材とか機械類は持ち帰るが残りのゴミがまた残ってしまう。いつも最後に私が集めて別な現場のゴミと一緒に片付ける。昔。と言っても4,5年前までは一旦倉庫へ持ち帰って分別し処分していた。 
 
その仕事がなくなっただけでもかなり楽になった。職人不足の折から大工に後片付けさせたら仕事が進まない。何でも片付けが商売になる時代が来てしまった。 
 
ダンボールと木の残材は今でも持ち帰る。ダンボールは引き取ってくれるところがある。薪ストーブには残材が重要な燃料だから当然だ。今も残材だけで暖房ができる。 
 
余った建材の切れっ端は判断が難しい。集成材とか使えるのもあるが大概は残しても二度と使わない。倉庫で場所ふさぎにもなっている。断熱材とか見えないところに使うものは割と使い道がある。 
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築13年

昨日から気温が上がって今日は道路脇の雪も溶ける。昨日も打ち合わせで今日はフローリングの引き取りで走り回る。距離計を見たら二日間で300キロ以上走っている。 
 
隣の岩手県の現場があって打ち合わせに昨日は行った。築13年とまだ新しいのに断熱が足りなくて寒いと。聞けばスーパーウオール工法で断熱に不足はないはずなのだが。先週もお伺いしたいときは今冬一番の低温でなるほど足元が寒い。 
 
薪ストーブで能力には十分なはずだがどうしたことか。建てた工務店は良くあることだが見た目だけ新しくて断熱の知識がやや中途半端な感じがする。大手のリクシルのスーパーウォールに加盟したことで満足している。 
 
立地は高台にあり風が強い。ペアガラスサッシは入っているが開口が大きくガラス面や隙間から冷風が入る。夏は明るく開放的なのだが真冬の断熱には不足だったろう。挙句に階段が真ん中にあるので熱が上に上がる。 
 
設計という概念があまりない工務店にありがちな家つくりだ。お施主様も工務店には信頼を置けずに当社に来た。家つくりはトータルで断熱を考える必要がある。当社でも薪ストーブは定番で寒いと言われるようなことはなかった。 
 
FFストーブに比べたら熱量は格段に大きい。それで寒いのは断熱の単純な不足と空気の対流を考えなかったことが大きい。間取りも狭すぎたり大きすぎる部分があってチグハグな感じもする。築25年も経過しているならともかく築13年ではやりきれない。