青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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仕上げの順序

午前中から午後にかけ打ち合わせが続き合間に配達。新築の現場は大工が終わって左官が入るので後片付けになる。細かい部分の寸法とか仕上げ方で材料が足りなくなる。 
  
新築は大工が終わる時が大きく変わる。現場のゴミも足場も全てなくなる。変わって仕上げの左官、クロス、塗装と一斉に入る。現場のメンバーが毎日変わる。 
 
概ね2/3は大工が主役で毎日来る。いつ行っても大工がいる訳だが仕上げになると各業者がてんでバラバラに入る。誰もいない時も出て来る。 
 
おおよそのスケデュールは組むから各業者が重なることはない。順序があって壁天井の仕上げが先で照明とか畳建具が後になる。心得たもので下見を兼ねて採寸にくるからいつがいいか判断する。 
 
期限がなくて急ぐときは後先が滅茶苦茶になることもある。店舗とかの工事はいつもそうなる。それに比べると住宅なんて悠長なものだ。最近店舗がないから良いのだが。


最初の仕事

少しずつ気温が上がって事務所の暖房も配管が溶けた。故障中だったトラックも治った。やっといつもの調子が出てきて快調だ。 
 
昼にはお世話になっている会計事務所の創業者の葬儀があった。顔見知りの方も多く長年お世話になった。独立したての頃から仕事を世話してもらったり本当にお世話になった。 
 
独立直後のヨチヨチ歩きの頃より知り合いだった。一番最初の大きな物件で今で言う全面リフォームだった。本当に小さな仕事しかなくて不安でいっぱいな時期だった。 
 
何百万単位の仕事はありがたかった。亡くなった親父も連れて行って後片付けをした。親もまともな仕事だったので手伝いたかったのだろう。 
 
その後は親戚や友達からの仕事でなんとか食いつないだ。最初の仕事がなかったらどうなったかと思う。少ない金額で30年以上会計事務もお願いしている。 
 
まだ廃業したわけではないのであれだが一番記憶に残る仕事だろう。何もわからぬ素人によく任せてくれたと思う。ただご冥福をお祈りするばかりである。


床暖房

日中の氷点下は今日も続く。やっと部品が入ったトラックは引き取られて行った。代車が乗用車なので楽なのだが荷物が積めない。後片付けに入った現場にはゴミが山積みになっている。 
 
事務所の暖房の故障は来週までかかる。自宅からファンヒーターを持ち込んで電気ストーブと二台で間に合わせている。足が冷たくならないのは床暖房の威力だ。 
 
リフォームの現場へ行くと断熱の不満が結構多い。築15年くらいでもひんやりする。ペアガラスが入っているのに窓の近くは冷気が流れる。 
 
今は同じペアガラスでも空気層が広い。部品も伝導率の低いものに変わった。だからひんやりする感じはほとんどなくなった。性能アップということだ。 
 
冷たい空気は足元に溜まりやすい。床が冷たいと余計寒く感じる。床暖房は上は暑くないのに足が暖かい。仕事など動きがある場合は上が冷たい方が良い。 
 
今ストーブの熱は上に上がってきて顔が熱い。足元は寒く快適ではない。少しでも床暖房が効いているとだいぶ違うと思ううが。写真は引き取られて行くマイトラック。 
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現場管理の正念場

今日も厳しい冷え込み。昼頃になって気温が上がると動いたトラックがダメになった。明日は修理に出す予定だが何日かかるか。 
 
現場は仕上げにかかってひっきりなしに電話が来る。寸法や仕上げ方とか細かい部分の問い合わせだ。1階2階と別れて仕事をしているので別々に聞いて来る。まあ電話が来るようだと良い方で間違えるよりは良い。 
 
外部もコーキングや塗装が明日で終了する。足場を外して外構に取り掛かる。雪があるので整地くらいしかできない。仮設トイレ以外はすべて撤去する。 
 
20日以降は左官を予定しているがタイル張りまで3週間ほどかかる。同時に電気の配線とか照明器具配線を進める。天井は和紙クロスを貼るので左官の合間を見て入れる。 
 
大工がいなくなると各業者がバラバラに同時進行になる。左官が壁を仕上げるとコンセントやスイッチをつけるとか進み具合を見て施工する。お互いがバッティングする時はなどは私が調整する。 
 
あと一月ほどで建物本体は完成する。資材の発注とか仕様など次々と進めていく。遅れると違う業者にまで遅れが出てしまう。これからが現場管理の正念場だ。


温暖化って

今日も冷え込みは続き今度は事務所の暖房が止まった。石油給湯機で床暖房をしているのだが動かない。給湯器の本体を見たら灯油が流れてこない。 
 
何年も灯油タンクを使うと水が溜まってくる。それが凍ると灯油が慣れてこない。溶けるまで気長に待つよりなさそうだ。バーナーで炙れば良いかもしれないが危険だし。 
 
温暖化と言うがここ何年かない寒波が発生している。車が動かなくなったり給湯機が止まったり散々な目にあった。トラックの修理費が4万7千円かかるが給湯機はどうなるか。 
 
リフォームの物件を見積もりしているが断熱に関しても問題が多い。暖房しても寒いと言うことだが断熱はお金がかかる。床壁天井を完璧にやらないとどこかで逃げしまう。 
 
築50年も経つような家ならまだしも築年数が比較的新しいと悩む。大掛かりにやるつもりがないのに結構な金額がかかる。最近は仕事の半分以上はリフォームになってしまった。 
 
新築以上にリフォームは技術的な裏付けがないと難しい。職人も設計者も慣れないと費用ばかりが膨らんでいく。施主とのトラブルも多いと聞く。