青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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トラック故障

一昨日から何年ぶりかの風邪をひいてしまった。土曜は打ち合わせの約束があってやっとの思いでこなした。悪いことは続くものでトラックが冷え込みでエンジンがかからない。 
 
昨日は一日じっとしていたが今日は朝から忙しい。家内用の乗用車で現場や配達に行った。トラックがないとこんなに不便なのかとつくづく思い知ったわけだ。 
 
トラックは気温が上がると午後にはエンジンがかかる。一晩おくとかからなくなる。当初はバッテリーかと思い修理工場に持ち込んだがバッテリはなんともないと。セルモーターが古くなって回らないだろうと言う。 
 
今日も祭日なので部品の発注ができない。早くとも水曜か木曜あたりだ。その間午前中は乗用車で午後はトラックということになりそうだ。何も荷物を積まないで走ることは少ないので非常に困る。 
 
1年に1度くらいは慌てふためくことがある。25年も乗っているとそんなものだ。持ち込んだ修理屋もいつまで頑張る気かとからかわれる。代わりの新車が見つからないのと息子の軽トラをなんとかしないといけない。 
 
どちらを先に解決するかと言われれば軽トラだ。何と言っても毎日のように荷を満載で走り回る。距離も10万キロを超えた。今年こそ何とかしないと思っていた矢先だ。また出費がかさみ悩みは深い。


理解不能

今冬一番の冷え込み。昨夜は雪も降って道路は凍る。現場へ行く途中は空いていて良いのだが大工たちは休みで息子一人。職人はこう言うところがルーズでサラリーマンには理解不能だろう。 
 
理解不能と言えばいつも頼んでいる大工がいる。最近でこそ息子が主流になって活躍の場が減った。彼は自分の生家の郊外の町に住む。どこにでもある老人だらけの過疎の町だ。 
 
毎年のように彼は地元で家を建ている。その地域の新築需要をほぼ独占と言ってもよい。建て主は幼馴染みで同年代の60代が多い。建てる家も地元材を使ったごく普通の昔風の田舎の家だ。
 
農家がほとんどでお世辞にも裕福には見えない。老夫婦しか住んでいないところが多い。子供と同居かと思えばそうでもない。建て替えの必要性がないようにも思える。
 
まず最初に仮住まい用の小屋を新築する。そこに引っ越すと母屋を解体し新築となる。60坪くらいが多く大きいのは70坪を超える。そこに住むのは老夫婦だけ。 
 
今までの慎ましい暮らしぶりとは似つかわしくない大きな家を建てる。昔風の天井の高い柱も1尺(300ミリ)もあるような豪快な農家住宅である。長年なぜこんな家を同居もしないのに建てるか不思議だった。 
 
隣近所に負けないような立派な家を建てるのが農家のステイタスなのだと言う。若い時から家を建てるために必死で貯める。やっと60代になってほぼ全財産をかける。家は理解不能な理由で建てる方がいる。


トラック

昨日までの暖かさからミゾレそして雪に。あっという間に10センチほど積もった。現場は外の仕事が塗装だけなので晴れたら続ける。移動に時間がかかって大変だ。 
 
昨年ごろから仕事が増えて息子の軽トラもハイラックスも4mの長尺を積む。レンタカーを借りるのだが急ぎの時は面倒臭い。当日すぐだとダメの時の方が多い。 
 
遠くの加工屋さんにフローリングや羽目板を引き取る時は予定を組める。だからいつもレンタカーなのだが現場と作業場は急ぎも多いので軽トラに積んでいる。 
 
1トンもあるような量だと借りるかすればいいのだが2,3本だと面倒臭い。大工仕事はしょっちゅう作業場へ行く。加工したら積んで現場へ持ってくる。 
 
以前は2トンのトラックを持っていたが大量の積載は滅多にない。で、処分したら仕事が増えてひっきりなしに運搬している。現場は12尺物(3.7m)が多いので軽トラに1m以上もはみ出して積む。 
 
1トン以下のトラックはガソリン車しかなくて荷台も2.7mしかない。燃費は5キロぐらいでディーゼルは1.5トンでも6キロは走る。ガソリンと経由だから違いは大きい。悩みどころではある。


発注業務

今日から外部塗装とコーキングが入る。大工は内部の床工事で階段まで今週中に終える。来週から造り付けや棚の工事になる。気温が高く外部はやりやすい。 
 
来月には新しい現場も始まるし発注のリストを作成する。メーカーや問屋に流し見積もりをしてもらう。チェックをして納期に合わせて発注する。 
 
建材は基本的に受注発注になるので納期がかかる。その間変更やキャンセルはできない。なので価格納期を確認して工程表に合わせて発注する。 
 
書くと簡単そうだが種類が多くこだわりがある方が多いのでメーカーも多岐にわたる。地元業者から購入であれば電話で済むがメールだと返事を待ったり納期がすぐ出てこない。 
 
納期がでないと施工業者をいつ入れるか目処がつかない。電話してすぐ来る業者はいないので予約することになる。何度か電話をしながら向こうの予定を聞きいつにするか決める。材料が入荷していることが前提になる。 
 
職人が材料持ちで済んだのは昔の話で今はこちらで用意する。職人は工賃だけが多い。材料の発注は手間だからだ。もちろん例外もあって昔ながらの業種は材料持ちがある。 
 
漆喰とかモルタルは砂セメントなどを持ってもらう。なんでも建材化してキットの時代でも昔風の手作りは材料込みの手間になる。だから当社のように古いやり方が多いと発注だけでもかなりの忙しさになる。
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床材

現場も残すところ一月となった。大工は来週で完成を目指している。壁が終了して床も貼り始め造り付けや棚を来週予定している。漆喰の材料も発注し歩道の切り下げの申請も出した。 
 
床は杉なので柔らかく傷がつく。養生は丁寧にやらないと後で困る。内装に杉の羽目板が多いが床も杉が増えた。素足で歩くと暖かく気落ちがいい。広葉樹の床は傷がつきにくいが冷たい。 
 
杉床は基本的に無垢の一枚板を加工する。広葉樹は長尺材が難しいでの継ぎ足す。継ぎ足すのが嫌いで一枚板にこだわれば杉とか赤松、唐松など針葉樹になる。 
 
針葉樹は一般的に柔らかいので傷はつく。年数を経て汚れたり傷になっても構わない方でなければ使えない。クリとかナラは硬くて丈夫なので経年変化があまりない。1階は広葉樹2階は針葉樹だと両方の良さを引き出せる。 
 
針葉樹は建てる方から言わせれば養生が大変でしかも長尺なので貼りにくい。繋ぐのをユニと言うがユニだと短いので貼るのが容易だ。大した技術ではないが。 
 
あとは湿気たり暖房で伸び縮みが針葉樹の方が激しい。と言うことは隙間ができたり盛り上がる。盛り上がるのは広葉樹も同じだが。後で汚れるのが嫌なら広葉樹で温かいのが良いなら針葉樹だろう。