青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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鋸屑

昨日は午前中は地産地消の本の取材でお施主様のところへ。午後からいつもの温泉へ行く。今日は午前中は事務所で午後から作業場と現場へ。 
 
先日鋸屑のことで電話があって今日引き取りに来た。午後一回トラックに満載で持って行ってもらった。定期的に欲しいとのことだった。聞けばすぐ近くで目と鼻の先にある。

本業は外壁張りで軽量気泡板の取り付け業者をしていると。親が和牛の生産者で敷き藁の代わりに鋸屑を欲しいと言う。こちらは持って行ってもらうだけでもありがたい。 
 
お盆過ぎから引き合いが増えて忙しくなりそうだ。今の現場は10月まではかかる。その後はリフォームを予定していて春までかかる。合間に細々仕事が片付けないといけない。 
 
消費税も予定通り上がりそうで駆け込みの仕事が溜まってきた。もちろん業者も相当な混雑ぶりですぐきてくれそうもない。少しずつ片付けていくよりない。来年以降の現場はまだ見えないが何とかなるだろう。IMG_0765


42万キロ

昨日よりも暑い。流石に夜寝れないほどではない。先週から外構の現場が終了した。敷地の周辺に水がたまらないように暗渠のパイプを入れて砕石を敷いた。 
 
草が生えにくいように防草シートの上に撒いた。何年かは生えてこないがいずれ端の隙間から出てくる。野菜用の畑も作って土を入れた。雨樋をつけなかったのもあって水が溜まりやすかった。 
 
細々と仕事が増えて業者のめどがつかず溜まる。消費税もあってどの業種もいっぱいいっぱいだ。催促をしても返事もこない。次々と舞い込む仕事の電話が少ししんどい。 
 
どこの業者も似たような状況で他所でできなかった感じのもある。来月の末まで終わりだから焦るのもわかるが職人がいないからできない。営業の私はいつでもOKなのだが……。 
 
お盆前に動かなくなったトラックの修理費の請求がきた。10万円なり…….あー絶句。毎年のように修理費がかかる。今年は冬のセルモーター交換から車検、今回のダイナモの交換と一気に30万円以上になる。 
 
今年中にまた修理費がかからないよう祈るばかりだ。今日で42万キロも超えた。土地家屋調査士のところへ行ったらまだ走っているのかと言われる。もうこれと同じトラックは走ったのは見たことがない。 
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鋸屑

曇りがちで1日雨が降りそうな天気。午前中は会計事務所の来訪で伝票やら書類のチェック。午後から外交の現場へ。作業場へ寄り打ち合わせ。来週にも搬入建て方に入る。 
 
昼頃作業場で溜まっている鋸屑を欲しいという方から電話があった。いつも近くの畜産業の方に持って行ってもらう。電話の方はいつもの入荷ルートがダメになったと言う。 
 
牛の飼育で藁などを床に敷いている。ところが稲わらを細かく裁断して田圃に敷き込むのが増えた。だから稲わらが出なくなったのでカンナ屑を敷いて代用する。 
 
このカンナ屑も手刻みをやらないと出てこない。こちらも減っているわけだ。当方としては余り物で持って行ってもらえたら助かる。で、近くの方に頼んでいた。 
 
当社の鋸屑は外部のサイロに溜める方式だ。排出にはモーターで出すようになっている。便利で良さそうなのだがモーターが小さいのか時間がかかる。2トンダンプだと2時間ほどかかる。 
 
他所だとサイロや四角い部屋に貯め下の穴から落とす。簡単でしかも早い。モーターでやると積み込みは楽だが時間がかかる。だから時間がかかって嫌がられる。仕方なくトラックを借りて息子がやっている。


こだわりの事務所

今朝は雨も降らず外構工事の現場ができる。職人が二人で昨日の雨の遅れを取り戻す。黒土を搬入し地先ブロックを取り付ける。明日も降らなかったら砕石搬入になる。  
 
壊れたファックスを交換して不用品を処分した。540円なりで引き取るところがある。パソコンを無料で引き取ってもらたことがあった。本業は車のスクラップ買取でリサイクルに力を入れている。
 
作業場では刻みが続き今週いっぱいでできるかどうか。仕事が早いとは言えないので来週初めまでかかりそうだ。手刻みは時間と材料費が高い。プレカットは集成材で素材さえこだわらなければ安い。 
 
今回は大壁仕様なので柱は見えない。用途も事務所なので普通はプレカットにする。建主が以前当社で建てた方なのでこだわりがある。曲がりや大黒のある本格的な古民家風の住宅だ。 
 
それが気に入って事務所も手刻みでしっかりと建てたい。施主様のこだわりにこちらとしても応えていきたい。特に古民家風とは言えなくとも出入り口とか窓枠とか下駄箱など凝る部分はある。  
 
有用かどうかと言えば無駄な部分もある。経営が順調で人も増えて事務所を建てることになった。当初は普通に安くあげようと思っていたが自宅の住み心地もあって話が来た。で、こだわった事務所になった次第だ。
 


手刻みの危機

今日は久しぶりの雨。昨日の暑さが嘘のように涼しい。で、当然外構工事は中止、しかも当分天気が怪しい。刻みの大工は変わりないが今週中はかかるだろう。お施主様にはお盆休みからの継続なのでいつになるか催促が来る。 
 
今年に入って徐々に着工数の落ち込みなのか住宅会社の見学会が減った。合わせるように下請けの職人たちが値切られると不満が出る。職人不足と単価の下落のダブルパンチだ。忙しいのは共通だが儲かり具合はそれぞれだ。 
 
住宅業界は施主様に近い元請けの住宅会社や工務店が一番零細だ。大手も力がついて工務店などが追い越された。特に田舎の大きな家とか手刻みのこだわったようなのが不振だ。 
 
当市に最後まで残った製材所も先月廃業した。手刻みに使う国産材が手に入らなくなった。もちろん近隣には製材所が残っているから丸太持ち込みで作ることはできる。 
 
それとは逆に建材店、代理店、メーカーと川下ほど規模が大きくなる。競争は上下の区別はないからメーカーも激烈な競争をする。コスト削減は脳がブチ切れるほど考え抜いて実行する。 
 
それに比べると川上ほど緩い。無駄なコストをかけたりルーズな仕事ぶりが多い。そういう大工工務店がほとんど姿を消し地場の住宅会社に競争が移った。知名度も資金もないところは下請けの職人を値切る。 
 
知らないうちにライバルが減り国産材でこだわりの家つくりを標榜する業者が減った。表向きはともかく徹底的にこだわれば採算が取れにくくなっている。国産手刻みは消滅の危機に晒されている。