青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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発注

降って欲しくない雪が降り始める。午後には止んだが20センチくらいは積もった。雪の中を大工が遣り方を出した。遣り方も2回に分けるほどややこしい基礎だ。 
 
当然基礎屋は工期がかかる。その上積雪となれば余計な仕事が増えるし遅くなる。メーカーには3週間ほど前に発注する。早めたり遅らすことはできない。置く場所さえあれば問題ない。 
 
建材はメーカー直送が増えて日程には厳しい。工場出荷日が決まるとトラック便が何があっても配達する。置く場所がなくて道路に置いていったこともあった。 
 
建材店は以前なら自前の倉庫に在庫を置いた。今は本当に基本的なものしか置かない。在庫削減はメーカーだけでなく販売店も同じだ。工場から販売店、現場と配達するより直送が安い。 
 
人手不足の折から日程がズレる事はよくある。工程が組めなくなりいつ業者を入れるか決まらない。特に上棟は建材、材木、足場掛け、屋根のフェルト張りと一度に集中する。 
 
何かを発注ミスをすると現場が進まなくなる。監督としては一番気を揉む。工期短縮はあらゆるコストに影響するからだ。もちろん材料が来なくて職人が遊ぶなんてのは最悪だ。
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展示会

今までと違い少し寒くなった。朝一番で雨漏りの現場へ行く。材料をホームセンターで購入し大工に指示する。基礎は午後から叩きの打設。明日は気温が下がりそうなので養生をガッチリする。 
 
昼にメーカーの営業が来て先日の講習会で案内があった展示会の申仕込みをする。当社の社名入りのチラシを作成してもらい客に配布する。決められた日にショールームに招待する。 
 
今までもショールームで展示会は行っている。単にメーカーチラシを持ってきて見込み客があれば連れて来いと言う感じだった。今回は一歩進めて業者から資金提供してもらう。 
 
業者にも目標というか積極性を持ってもらい動員数を上げる。ただの展示会では業者頼みになり決まったものしか来てもらえない。業者にも危機感を持ってもらい集客を図ると言うものだ。 
 
こちらも何かの機会がないと客にDMを送ることもない。30年以上経って自分が建てた家がリフォーム需要期に入る。メーカーの力を借りて販促をする。自分の力だけでやれるならそれにこした事はないのだが。


ショールーム

曇りがちだが気温は高め、午後から雨が降る。作業場では外壁材の加工が進み明日にも完成する。上棟まで仕事がなくなって別な現場へ行くことにした。 
 
メーカーや建材店の話だと消費税上げ後景気はさっぱりなところが多い。大工も行く所がないのもチラホラ。春になれば状況は変わるとは思うが。 
 
月末の上棟には人数集めは要らなくなりそうだ。来てくれる大工の目処がついた。苦労すると思ったら拍子抜けする。先日のメーカーの講習会も実質は客集めの為にやったようなものだ。 
 
メーカーが指定した日に各業者にチラシを撒いてもらいショールームに集める。販売店や工務店にはチラシを作らせ費用も負担させる。実質メーカーの営業をやらせる。 
 
住宅会社だけでなくメーカーだって必死なのである。冷え込んだ新築需要をリフォームで挽回しようする。自社の営業マンだけでなく販売店なども参加させる。 
 
元請け業者だけでなく建材店、メーカーだって厳しいのは同じだ。元請けが取ってくるのを口を開けて待っているようでは競争に勝てない。


職探し

昨夜からの雨が降り続く。大工たちは作業場で基礎は現場で作業。基礎もポンプで圧送しないと出来ない部分が来週にも完成する。その後は通常の基礎工事と同じになるので早まるだろう。 
 
先日の雨で山の雪もすっかり融けて真冬とは思えない景色が広がる。現場は泥んこでまるで春先の現場のようだ。工事関係は助かる天気なのだが景気が悪いのか職人たちが職探しに歩いている。 
 
住宅会社も下請けの大工にランクがあって長く付き合っているところが上だ。少し仕事が減るとランク通りに回っていく。新しいところとか仕事が遅いところは後回しになる。 
 
その後回し組があぶれてあちこち電話する。どちらかと言うとオフシーズンは冬なので今頃になる。業者により様々で格差がある。当社も基礎工事が遅れているので大工があぶれそうだ。 
 
月末でないと上棟できないので刻みが完成すると仕事がない。2,3週間他所へ行くしかない。上棟後は二人いないと進まないので確保したいのだが月末になる。 
 
4月以降は各社忙しくなるので探すのは難しい。で、今何ヶ月か誰かを押さえないといけない。でないと一人で建てないとならない。それはそれでシンドイので思案中だ。 
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