青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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根の抜去

リフォームの現場の打ち合わせや見積もりに忙しい。今朝も業者と打ち合わせたり明日の現場調査を約束したり。新築と違いリフォームは経験がないと見積もりが難しい。その中でもどこまで交換するかとプロに聞いて見積もる。 
 
昨年事務所を移した際にお向かいの土地が解体売り出しになった。当社は庭ごとだったようだが売れなかった。そこで庭を撤去し伐採と根の掘り起こしをした。庭木の移転は先月寒い時にやった。 
 
今日は最後の木の根の抜去を大型ショベルでやった。樹齢100年以上とか古木があったので根が深く大きかった。無理に引っこ抜くと石垣とか土留めを傷める。周囲を十分に掘ってからでないと抜けない。 
 
私も以前農地の分譲をしたことがあって畑の周囲の杉の大木を抜去した。家が少なく畑が多かったので少し強引にパワーショベルで引っこ抜いた。周囲の地面が動き根から5m以上先まで届いた。 
 
杉は比較的根が浅いと言われるが松とか広葉樹だったらどんなにすごかったことか。隣の畑を荒らして後で謝りに行った。だから根っこは簡単に処理できないとわかった。ましてや庭木である。樹齢もさることながら広葉樹が多い。 
 
ベテランのオペレーターがゆっくりと周囲を掘ってから抜いていく。あっと言う間に片付けてダンプで運び出した。庭木の茂った鬱蒼とした古民家が綺麗な更地になってしまった。 
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薪伐り

昨日は朝から薪割り、自宅倉庫にある分だけですがね。現場の余りや解体した材木、伐採を頼まれた木…自宅の土場は宝庫なのです。昨年購入したのもまだあるのですが伐らないとなりません。 
 
だいたい半日で2,3週間分は作れる。刃が切れるうちは捗るのですが煙が出るようになると力技になる。当然普段の運動不足が一気に出てあちこち痛くなる。予備の刃も切れるなくなると研ぎに出さないと。 
 
刃物は何でも研ぎ次第と言います。切れる刃物はこんなに楽かと思うほどなのだ。7,8年は使っているSTIHLのチェンソーはバー長さが45センチある。まあ小型の部類でしょう。素人には十分だが。 
 
生の木ばかり伐るなら楽なものだ。引っ張られるように刃が食い込んで力も要らない。製材所からの乾燥した広葉樹の切れ端は硬くて重い。薪としては良品でも伐る方は楽でない。 
 
切れの悪くなった刃からは煙が出て押して伐るようになる。チェンソーの重みでスイスイ切れる生とは違う。変な体勢で力づくで伐るから体が持たない。半日が限界でそれ以上は夜寝れなくなる。 
 
コロナの影響で段々仕事が減るだろうから時間はたっぷりある。今年どころか来年の前半ぐらいは持ちそうだ。作業場だって残材があちこち積んでいる。これらも伐れば立派な薪になる。 


小上がり

昨日よりは幾分冷え込み日中は晴れる。大工だけが現場作業中で朝打ち合わせをしてすぐ作業場へ。階段材とか内のりの加工の打ち合わせをする。昼食後は見積もりとか図面作成。 
 
いつもと違って和風とか銘木とかには無関心の家つくりになる。だから既製品の巾木とか集成材の階段になる。なのだが畳の小上がりの畳に縁とか少しこだわってみる。 
 
大壁の和室なので畳もイグサではなく建材になる。新しい和風という事だが畳の端っこは寄せが付く。畳が直接壁にくっ付けられない。まあどうでも良いという方もいる。 
 
和室は畳が壁に付くところは寄せという木材を入れる。小上がりなのでフローリングの床と段違いで接する。階段のようになるが縁をつけないと畳が落ちる。 
 
和風だと少し幅広の柾目の厚板などをつける。そう言う板はたくさんあってサワラの厚板を加工した。和風のホテルなどではよく見る形式で何となく和風っぽい。 
 
施主は大した興味がないだろうが納まりとしては重厚感があり立派に見える。最近の流行りではこんなに金をかけるのがなくなった。まるで余り物の板で作ったりしている。何とも寂しいことではあるが。 
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若いデザイン

一段と春めいて風もなく気持ちの良い一日。現場は大工が壁を貼り終わり明日から床になる。階段とかキチンなど造り付け家具の製作も始まる。先日の風で足場のネットが外れて全体が丸見え状態になった。 
 
外部は塗装も終わりほぼ完成に近い。後ろが事務所なので駐車場がも広くちょっと見には事務所だ。きっと新しい事務所と勘違いするのが出るだろう。住宅と言うよりは事務所にイメージが近い。 
 
事務所に来たことがある業者などがたまに寄る。皆新しい事務所と思うようで展示場に引っ込んだと思っていない。完成すれば引っ越すと思っている。無理もない、道路側だし目立つからね。 
 
今回は今風のデザインにこだわって建てている。外壁の板貼りはともかくデザインも内装もほぼ住宅会社そのものだ。素材に多少凝っただけだが漢字は少し違ってみえるかもしれない。 
 
まあ自分的には手刻みながらプレカット風の新しいデザインを作ったと思っている。住人が若いから当たり前だが。私的にも過去にとらわれないようにしているのもある。この建物で少しは若い方からも仕事が来るかな。 
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ショールーム

この頃早起きができなくて散歩に行けない。何となくコロナの影響ではないが疲れる。午前中はメーカーのショールームへお施主様といく。午前中かかって水回りを見積もってもらう。 
 
ショールームも来訪者が少ないのかあの手この手でPRする。キッチンと浴室の見積もりでゴディバのチョコとお菓子をもらった。ここのメーカーは年に何度かこう言う企画を打つ。 
 
メーカーを決める際に特にここと言うのがないときは決め手になる。当方としてはどこのメーカーであれ構わないからだ。何より実物を見て決める傾向があってショールームには行きたがる。 
 
当地には何社かショールームがあって規模のが多少違う。やはり大きい方が好まれるのは当然で何となくいつも同じになる。当社は製作する例も多いのでメーカーに特にこだわりはない。 
 
建材同様どこのメーカーでも施主様が気に入れば基本的にOKだ。特に強く推薦もしなければ拒否もしない。施主次第を貫いている。実物を見て決める傾向もあって益々そうなるだろう。 
 
外部塗装も終わり内部の天井も貼り終えた。栗の厚板を加工し羽目板にした。厚さは15ミリあって通常より少し厚いから目地の深さが違うので立体感がある。 
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