青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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階段

雨が降ったり晴れたりの一日。現場には今日から塗装が入る。大工は後片付けと手直し。不都合があって階段を作り直す。設計が悪かったのか大工が悪いのか。今となっては作り変えるよりさそうだ。 
 
階段は一直線だと簡単だ。狭いところを廻り階段になるのが難しい。しかも3段廻りとかになると綿密な計算が必要だ。大概こう言う現場は吹き抜け部分が小さいから頭がぶつかりそうになる。 
 
無理な設計なのか大工が理解できなかったのか。踏み面も小さく蹴上も大きくなる。狭い階段によくあることだ。大工に寸法だけ指示して作らせるのだが今回は指示がうまく伝わらなかった。 
 
大工は階段が作れると一人前と言う。ゆったり作ると吹き抜け部分で頭がスレスレになる。階段が長くなり窮屈になる。狭くて急な階段はスペースも節約でき多くなった。 
 
踏み面の大きい階段は昔は多かったが小さい家が増えて最近は減った。昔の家は幅も広くゆったりした階段が多かった。急な階段は危ないと言う面もあるがせっかちな方には早く上がれる。 
 
建売などは基準法スレスレの急な階段もある。スペースの節約でこう言うところが犠牲になる。安全は金がかかると言うことだ。


コロナ

今日は現場が大工の終了。残りの工事もあるがとりあえず後片付け。午後からメーカーのショールームへ行き打ち合わせ。月末には工事に入れるだろう。キッチンなどの降雨予定次第だが。 
 
新規の現場が減ってきた。昨年の消費税上げ以来減り気味だった。ここにきてコロナの影響で春需要もわからなくなった。どこも似た様な状況だろう。メーカーの欠品騒ぎは徐々に解消されたきた。 
 
いつまでも出荷できないとメーカーだって売り上げがなくなる。利益を溜め込んでいると批判のあったメーカーもある。今回で使い切ってしまうだろうか。それとも従業員の首切りで乗り越えるだろうか。 
 
メーカーが大変なら中小はもっと厳しい。政府は売り上げ減の企業に現金給付すると言う。補助金もそうだが結構面倒くさい。そんなことは言ってられないのも確かで金融機関に無利子の融資で並んでいると言う。 
 
コロナ自体は年内続くと思うが徐々に経済は動き始めるだろう。政府はV字回復目指して色々は手を打つだろう。零細の当社の様なところにはなかなか思う様なメリットはあるかどうか。消費税から続く不景気は確実に体力を落としているから相当な厳しさが予想される。


需要の消滅

晴れて昨日よりは暖かい。孫の小学校は今日は出校日。始業式のあと新しい教科書をもらって帰ってくる。久しぶりに子供が登校するのを見た。 
 
コロナ禍の異常な世の中になった。建材関係の入荷は改まってきた。そういつまでもメーカーも遊んでいる訳にはいかない。何とか入荷ができる様になった。
 
新しい現場も厳しい折で今ある現場を何とかしないといけない。明日もショールームに行く予定担っている。もうあーだこーだと言っている場合ではない。 
 
次に現場も多分当分望めない様な展開になった。これがいつまで続く見通せない。お盆過ぎには何とかなって欲しいのはこちらの希望だが。 
 
大震災の時も相当な衝撃だったが先の見通しがあった。前向きに復興に向かって皆で力を合わせる雰囲気があった。今回はまだこれからどうなるかさっぱりわからない。 
 
当社だけでないくどこも似た様なものだろう。何とか頑張って行き残れば先は明るいと思う。V字回復になる様な気がする。観光とか飲食の様に需要が消滅した訳ではないからだ。


先行き

昨日は先日の強風で壊れた自宅の倉庫を修理した。私が適当に作った壁が吹っ飛んで行ったのだが拾ってきて元に戻した。散らかったゴミを片付け薪を運んで午前中かかる。 
 
午後からは迷ったがいつもの温泉へ行く。超高齢者しか行かない田舎の風呂だ。コロナにかかる様な若者とかお金持ちには縁がない。いつも通りジジババで混雑していた。 
 
現場は大工が明日か明後日で終了する。すぐ内部塗装が入り今週中で終わらせる。棚とか作り付けをつけるのだが一々寸法や仕様を説明する。ほぼ付きっ切りで現場に張り付く。 
 
業者との打ち合わせも頻繁になりいつもの仕上げ工事になってきた。業者と打ち合わせて先月よりすぐ来てくれる様になった。先月は皆一様に忙しいと言っていたのに。 
 
これからの仕事を考えると相当な厳しさが予想される。今はまだ良いとして先の予定が見通せない。下請けだけでなく当社も全く仕事がなくなりそうだ。そう言う厳しさが少し感じられる。 
 
大工も明後日以降は休みになりそうだ。いつもだったらよその応援に行くのだが今は断れてしまう。本当の休みになってしまう。月末あたりにリフォームをやるのでそれまで切れてしまう。


出来栄え

暖かい春の一日。現場は大工が内装を進める。後4,5日と言うところか。午前中は打ち合わせ、午後も打ち合わせ。外部もほぼ完成し内部も徐々に形がわかる様になった。 
 
工事が進むに連れ自分の心配事が一つ一つ消えて安堵感が出てくる。いつもの事だが施主様には自分のイメージと違ったらどうしようと心配がつきものだ。そう言う時にぶ神経ことが続くとトラブルの元になる。 
 
現場が綺麗に片付いていないとか傷があるのにすぐ直さないとか。施主様には心配でねれなくなるに違いない。大金を叩いて仕事を依頼したのにこのザマはなんだ。まあそんなことだろう。 
 
お互いに信頼が不審に変わる時だ。そこは丁寧に説明しやることはすぐやる。当たり前の事だがそれしかない。もう一つ重要なことは逆に思ったよりも良くできたり思っていない様な出来栄えが信頼の回復に繋がる。 
 
そこは口で言うより出来たものをお見せするしかない。その変化が大きいほど満足して貰える。素人には思いつかない様なことや何気なく言ったことをよく出来たりすると嬉しい。 
 
毎日現場で話を聞いてまた本当の意図を見抜く会話が大事だ。白と言っても黒に違い白なのか真っ白なのか。素人は何でも心配になるのだから出来栄えで説得するしかない。思ったよりも良く出来たら喜んでもらえるのはもちろんだ。IMG_1275