青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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設計

昨日は午前中契約があって午後からいつもの温泉へ。道の駅に買い物に行ったら盛況とは言えないまでもそこそこの客。もちろん皆マスク着用です。肝心の温泉の方がいつもより少ない。 
 
途中これからの予定現場の前を通る。道路側から見たイメージが確認できる。震災の高速道路のインター近くで距離の割にはすぐ行ける。岩手県寄りの現場が少なくて決まれば2回目になる。自宅からは近いのに。 
 
今日は図面作成でほぼ一日中事務所。下水道の検査があったくらいで何もなく設計に集中できる。私は短期間で一気に片付けるタイプでずっと考え続ける。途中邪魔が入らなければ2,3日でできる。 
 
もちろん概略の図面になるが描き込まないだけで細部もできている。ほとんの場合は面積が大きくて予算的に厳しい。小さくするのは簡単だが設備や機能を変えないとあまり意味がない。 
 
小さい家は思ったより単価が高くて予算が膨らむ。大きい家は単価は下がるが箱が大きいので大工とか木材が入る。工期も長く大工の比率が高くなる。小さい家は設備関係が高くなる。 
 
当社の強みは国産材の活用で木の家つくりにある。材木と大工の比率が高い家だ。大黒とか曲がり梁が入る。大きな家で広い空間を自由自在に大黒柱や曲がり梁を巡らすところがミソだ。 


広葉樹

午前中は現場で打ち合わせ。午後から手直しの現場とリフォームの現場へ。チェックと最終確認をしてやっと事務所へ戻る。小工事の見積もりをしたりメールをしたり。 
 
新築の現場の図面や敷地図の作成をする。まだ決まったわけでは無いが事前準備にかかる。まずは現地で概略を飲み込むところから始まる。今回は木の伐採もある。 
 
当社には敷地内の木の伐採が結構ある。そのまま新築に使ったりすることもあるが時間がかかるのであまり無い。ほとんどは売却か当社で買い取る。感動するような大木はなかなか無い。 
 
3棟に1棟ぐらいの割で伐採が出て来る。購入する場合はすぐ製材し倉庫で乾燥させる。杉など針葉樹は1年広葉樹なら4,5年かかる。広葉樹の場合は相当な年数のものでないと割れて使い物にならない。 
 
板材にしてフローリングなどを作る場合もある。太くて年数が経っていても短くて大黒などに使えない場合だ。梁材と言う手もあるが4m以上は必要だ。まっすぐで太くて節の無さそうなものは少ない。 
 
市場に出回るものもあまり無いので結局はたまに出た時に買うしかない。そうやって倉庫には何十本か眠っている。思い出した時に引っ張りだすのだが虫にやられたり割れたりしてがっかりすることが多い。 
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回復

今日はリフォームの現場と手直しで忙しい。以前建てた方から不具合を頼まれる。大工が三ヶ所廻った。ついでにあれこれと追加を希望される。まあこうやって仕事が増えて行くのですが。 
 
緊急事態宣言の対象から外れたのもあって急に電話が増えた。クレームとか手直しとか色々だ。行くとついでにあれこれ作って欲しいと注文される。相談ついでに見積もり依頼もある。 
 
まだスーパーに買い物行くとマスク無しはジロリと睨まれる。なのだが雰囲気は何となく解放気分なのだ。まだ閉まっているところも多いが少しずつ賑わいが戻ってくる。 
 
本格的な回復はまだまだ先のことだろうが少しずつ開放的になってくる。電話の多さが物語っている。HPの閲覧数は回復とは縁遠いがいずれ戻るだろう。 
 
回復とは言っても以前と全く同じでは無い。本当に必要なものとか大事なことは何かが重要だ。バブルのような実態から程遠いものは消える。人口減もあって新築工事は確実に減る。生き残りが難しくなる。IMG_1345


薪小屋

今日もリフォームの現場は左官と大工。どちらも終わる予定だ。明日は電気と塗装が入る。終わりに差し掛かり引越しの手伝いもあって業者も忙しい。 
 
先月の23日から始まった工事だが今週でほぼ目処がつく。連休を挟んでちょうど3週間で一月かからなかった。連休がなければもう少し早かったかも。 
 
来週からは薪小屋の工事に入る予定だ。10年前に建てた方だが薪をご自分で切って割る。一年分自宅に保管するが狭くなり雨ざらしになっている。置く場所はあるのだが屋根がかかっていない。 
 
薪作りは熱心で別な場所で切って割る。自宅で乾燥させるのだが積む場所が狭くなった。原木は森林組合から購入し自分で切って割る。なかなかの重労働なのだが10年続けている。 
 
当社は薪ストーブ付きが多いが自分で切って割る方は少ない。殆どはできたものを購入する。夏に生の薪を買って秋まで乾燥する。12月ごろまでは少し生っぽいが年を越すと乾いてくる。 
 
一年乾燥させれば理想だがスペースが必要になる。結局薪小屋が無いと出来ない。だから大きな薪小屋を欲しくなってしまう。そこに一年以上乾燥させた薪を保管するのがベストだろう。
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コストを下げる

リフォームの現場は大工と左官だけ。大工はゲイブのデッキの作り変えでカラマツの厚板を貼る。床を支える大引きも交換する。見える部分はカラマツで大引きはヒバを使う。 
 
左官は下塗りも終わり明日で完成する。連休も挟んで急ピッチで進めて今週にも完成する。残ったのはエアコンと照明器具の取り付けの電気とブラインド取り付けのみ。 
 
今回リフォームしなかった居間は漆喰仕上げになっている。21年経っても変化があまり無い漆喰の魅力はお施主様自ら納得済み。ビニールクロスなどと違い変色もなく昔のままという感じなのだ。 
 
無垢材の良さとか塗り壁は住んだことがないとわからない。経年変化を楽しむとか木の香りがするとかだ。ある方は家に帰った時に木の香りでホッとして癒されるとおっしゃる。 
 
そのような住んで分かることが沢山ある。それを建てる前に説明するのは難しい。予算的に厳しくなると端折らざるをえなくなる。文字道理身を刻まれる思いでコストを下げる。 
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