青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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確認申請

朝から雨で曇ったり降ったりのすっきりしない天気。確認図面を描き始めて薪ストーブの燃焼範囲の計算に手こずる。まあ元から計算が苦手で文系なのでいつまでも慣れない。 
 
年々複雑になる一方の確認申請だがもう一人では作れなくなった。応援の設計士に依頼している。ほとんどの図面は自分で描くのだが苦手な部分を描いてもらう。一人でできたのは20年以上前で娘がいた時だ。 
 
一人になっていよいよ他人の力を借りないとできないことが増えた。有名な建築家の先生だって一人で描いている訳はない。助手や弟子にやらせるのだろう。全体のイメージを先生が決めてあとは他人まかせだろう。 
 
私は一人なので誰も手伝うのもいないし教えてくれるものいない。他所の設計やさんに頼むより仕方がない。頼むたってほとんどできてから確認申請を出す際に頼んでいる。 
 
私が描いた図面の過ちを訂正してもらう。イメージに影響するような大げさな部分ではなくどうでも良いような些細なことだ。何でこんなことが必要なのかとか考えてはいけない。通るように図面を描く。 
 
確認申請の代行屋は設計士の大事な仕事だろう。これだけで食っているのが大勢いる。下手に本物の設計士になろうとすると仕事がなく苦労する。何も考えない代行をやっている方が楽だ。


朝市

晴れたものの気温はそれほど上がらず。書類とか申請書、契約書等作成。午後から図面とか雑用。で、すぐ3時になりブログを書いて帰りにお施主様のところへ見積書を持参する。 
 
日本一と自賛する朝市が昨日から始まった。本来は3月からなのだが延期されて何とか始まった。入場制限もあるので昨年並みとは行かないだろう。農家とか個人の趣味のような出店者もいる。 
 
朝市での収入がメインの方は大打撃だろう。個人とか趣味程度の方もマスクとか消毒などの負担がある。どちらにしても客も売る方も減る要因だらけだ。むき出しの商品を並べるスタイルが多いし。 
 
都会やインバウンドが来るようになったらそれも悩みのタネに違いない。何も危ないところへわざわざ行かなくても。朝市は厳密な管理とか衛生的な管理には不向きだ。 
 
暇つぶしに散歩がわりに行くことが多かったがこれからは少し考え直さないと。むきだしの商品を前に対面で値切りながら買う楽しみは少なくともご法度だ。 
 
夏祭りはほとんど中止でお盆の帰省もままならなくなったらどうなるのだろう。葬儀は簡便化されたし墓参りもなくなったら。お盆の帰省は大勢くるだろうから危険なことではある。


大工の家つくり

雨で肌寒い一日。午後から打ち合わせ。初めてご主人以外の家族と会った。来週にも敷地の伐採が始まる。本格的にはお盆過ぎになるのだがお施主様はもうすっかり着工モードになっている。 
 
実は4年ほど前にお会いした。見学会においで頂いてその後他の大工さんに依頼された。ところがその大工はサッパリ仕事が進まず消費税も上がりコロナの時代にまで遅れてしまった。 
 
大工さんに家を建ててもらうと概ね3年ほど時間がかかる。どう言う家を建てるか考える時間が必要なのだろう。職人だから仕事があれば考えたりするよりも現場優先だろう。 
 
問題なのは基本的に自分のペースでしか物事を考えないと言うことだ。設計図は勿論見積書も無しは普通でおおよその予算を決めてスタートする。施主様が急ぐとか早くやりたいだろうとか思わない。 
 
消費税が上がろうとコロナが流行ろうと御構い無し。物事を筋道立ててちゃっちゃとやるなんてのが苦手な人たちだ。逆に大工に依頼する人は値切ったりやり直しをさせたりするようなのは少ない。 
 
大工がその気になるまで何年も待って言い値、アフターなしで家を建てる。流石に今回の施主様はこりゃいかんと奥様に責められて決断した。よく辛抱したと思うが工期は短かい。何とか今までの遅れを取り戻すべくスパートしないと。


遠くからの外観

朝から晴れて一日良い天気、だから暑い。風も心地よい初夏の陽気になった。時間があって事務所脇の公園を散歩。急な階段が何段も続く細長い公園だ。既に完成後10年経っているが登ったのは何回あるか。 
 
確か10年前は早足で駆け上った記憶がある。今では急ぐと息切れがする体たらくだ。一直線の急階段を回り込むように歩道が続く。時折自転車を押していく高校生が通る。勿論緩やかだから楽に登れる。 
 
木の階段の方は勾配がキツイので急ぐと疲れる。今日は頂上でベンチに腰掛けてしまった。以前は腰掛けているのを見るとアーなりたくないものと思ったのだが。見晴らしの良いベンチはたまにいる飲み食いの女子高生の気持ちが良くわかる。 
 
遮るものがないので遠くの山まで一望できる。見下ろせば事務所の丸屋根が見える。事務所からは見えないが上からはすっかり丸見えだ。遠くから事務所の建物を見ることはないが上からだと見える。 
 
建物は遠くからどのように見えるかで評判が決まる。3方お隣に囲まれた家は近くからしか見られない。だから近くからの外観を重視する。遠くから見える場合は表面の仕上げ材ではなく造形そのものが見られる。 
 
公共建物や公園などに面したてものなどは造形が命だ。近所の建物の形が平凡だと優れた造形は目立つ。と言うよりそこが設計のキモになる。上から見た事務所は屋根ばかり目立って形が平凡なのであまりよく見えない。


補助金

今日は朝から会計事務所と給付金の打ち合わせ。貰えるかどうか分からないが聞いてみた。微妙なところだが可能性はある。新聞などであるのは知っていたが対象となるかどうか知りたかった。 
 
消費税上げの影響からか昨年末ごろから売り上げは減っていた。これから上向かと思った矢先にコロナになった。次々と行政の対策が打たれるのだがあまりピンと来なかった。 
 
HPなどで調べると対象になる可能性がある。そこで会計事務所に相談した訳だが書類をどう作れば良いか分からない。その相談となった訳だ。とにかく出してみることにした。 
 
国の給付金の他に市の給付金もあってこちらも申請してみることにした。金額は国が大きくて市は少ない。勿論ないよりはマシで後半の事業展開にも影響する。 
 
新築を希望される方には色々補助金がある。勿論対象となる場合は説明する。コロナのおかげでエコポイントも8月まで延長になったし市町村の補助金もある。申請さえすると貰えるものは申請する。 
 
そう言う場合でもお施主様が知っている場合は少ない。こちらから説明して申請することになる。知らないと損をする場合がある。損と言って良いか分からないが目的があって行政が行うのだ。貰えるなら貰うべきだと思う。