青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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マイナポイント

事務所の栗も落ちて公園のナナカマドも紅葉が始まった。朝晩の薪ストーブ着火も当たり前になってきた。相変わらずのコロナ騒動も長引き業者によっては仕事が切れ始めた。お盆前はコロナの前からの契約があった。これから着工が減って厳しさを増す。 
 
小工事があってと言っても1日2日なのだが走り回る。なりふり構っていられないのでこまめに動き回る。自営も30年を越すと建てた家がリフォームをする。補修工事や手直しが増えた。 
 
人口減は若者からだから今後は新築は減る。孫の小学校の統合とか高校も見直しで統合される。5年後は20歳以下は4割減とのデータもある。家余りは確実で空き家が増える。私の町内でも候補も含めかなり増える。 

人口減は過疎地ほど影響が大きく住民は負担が増える。私の町内でもゴミ清掃とか広報配達などを市がやるようになった。住民ができなくなったと言うことだ。高齢や隣との距離が長いなど田舎ほど難しい。
 
と言う事は新築ではなくリフォームがこれから主力になる。もちろん前から予測できたことだが現実味を帯びてきた。新聞などの広告やチラシが新築見学会が減りリフォームが増えた。コロナ後もこのまま推移するだろうか。 
 
マイナポイントにつられスマホ支払いをしている。自動でチャージできないとかレジでまごつくなど苦労している。2ヶ月ほどでポイントが2500も付いて使わないのはかなり損だ。使えない中高年は損をしている。


44万キロ

日曜の雨以来天気に恵まれ現場は快調に進む。屋根を葺き外壁の断熱材をつけたらとりあえず一休みする。来週は外壁の板の加工に行く。前から頼まれていた店舗の改装にも行かないとならない。 
 
何だかんだと少なくなった現場のおかげで職人は順調に集まる。昨年までだったら難しかったのが気持ち良い程進む。コロナは建築以外の方が大変な状況だ。 
 
現場は順調だが困ることもある。担当者が休みがちで連絡が取れない。下請け業者は担当者以外は話が通じない。現場が減って会社は強制的に休みを取らせるのだ。 
 
程々に忙しいのが一番で切れもせずオーバー過ぎないのが一番だ。思い通りにいかないのが世の常、仕方ない。過去に付き合いのあった方からの仕事が増えた。大小さまざまな仕事だが当てにされているだけマシだろう。 
 
トラックが44万キロを超えたが全塗装をしたので綺麗だ。よく見るとあちこち穴が開いている。エンジンは快調そのものでそちらは問題がない。買い物で止めると話しかけてくるのがいてカッコいいと褒める。悪い気がしない。
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上棟式

月曜から続いた良い天気のおかげで上棟式までこぎ着けた。夕方からお施主様の家族と大工たちで式を行う。30センチの大黒柱に紅白のサラシを巻いて弊束を立てる。全員の拝礼の後大工が四方固めの酒しお米を撒く。 
 
往来の激しい国道の高台にあって国道からよく見える。まるで展示場のような塩梅で変形の形もあってよく目立つ。外壁もカラマツの板を縦張りして黒っぽく仕上げる。構造はいつもの真壁なのだが外観は今風だ。 
 
インテリアはいつもの真壁漆喰で通しの大黒柱もいつものパターン。45度に建物が折れているのが変わっているってば変わってる。遠くから見られることを意識してある。 
 
薪ストーブとか作り付け収納とかも何時もの通り。タイルと漆喰のほか水回りはクロス仕上げもある。特徴なのはリビングの一部に小上がりがあって一段高くなっている。 
 
床下はベタのコンクリートなので大きな収納になっている。高さは80センチほどで琉球畳を起こして入る。滅多に使わないものや季節ごとの入れ替えに使えるだろう。無駄な空間を生かすと言うことだ。 
 
当社も施主の年代によってデザインやインテリアを変えている。基本的な国産材の手刻みは外せないがデザインは進化させていきたい。親子で経営する工務店なのですぐやめるわけにいかない。 
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大黒柱

台風が来たりやっと秋晴れの上棟日和になった。先週から材木や資材は搬入してある。昨日の日曜もポンプを用意して準備をしてある。今日は朝から応援の大工とクレーンを手配した。 
 
基礎の内側には少し水が残ったが晴れてすぐ乾燥する。予め土台は敷いてある。一階から柱を建て胴差しをまわし二階柱を建てていく。床材も屋根の野地板も搬入され順調に立ち上がる。 
 
土曜日の上棟式には十分間に合うだろう。明日にも二階屋根までいくから屋根のフェルトも貼れる。ここまで来ると雨が降ってもまず安心だ。応援を頼むのはここまで一気に進めたいからだ。 
 
今回は大黒柱があるが二階までの通しになる。栗の29センチ角で5.5mの長さがある。ちょうど家の中心になって文字通り大黒柱になる。大黒柱は全部建てるわけではない。平家とか吹き抜けがないとか条件による。 
 
大黒柱ではなく見柱を使うこともある。見せる柱と言う意味だが太くて目の綺麗な材を使う。平家とか二階まで通さない場合だ。大きな家だと和室とか床の間、玄関などに多い。 
 
正直なところ大黒柱はなくてはならないものではない。象徴的な意味合いが強い。見た目と言うことだが見えるところにあるからいつも見える。安心感とか木の家のイメージにはピッタシなのだ。

予算的なことを言えば安くなる訳ではもちろんない。なのだが大黒柱用に太めの丸太を買って乾燥してある。チップ用とかに使われるものから安く購入する。生材であるから安いのだが乾燥に時間がかかる。乾燥材は高くて手が出ない。 
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薪割り

長い連休も終わりと言いたいところだが休みはなかった。作業場では大工が刻みの仕上げ。今日は朝から大型を一台チャーターして現場搬入。早速大工は基礎の芯を出して土台の敷き均し。建てる準備ですね。 
 
明日は足場がかかってすぐにでも建て方ができるが天気が悪い。台風も来るし月曜から応援も頼んで建て始める。今日明日で現場の準備をしてまた作業場で外壁材などの加工を続ける。 
 
今回は敷地が広く材料の置き場所に困らない。天気さえ良ければ高いところにあるから見晴らしも良い。赤松などが生い茂り鬱蒼とした森のようになっていた。伐採と整地で見晴らしの良い敷地に変わった。 
 
建物周囲は広いのでこれから植樹などで埋まっていくだろう。今回は母屋と車庫を作る。薪を切ったり割ったりするスペースも取る予定だ。薪ストーブは最初から予定していた。木に囲まれた環境では当然だろう。 
 
薪は割ったのを買うこともできるが自分でやれば安上がりだ。広葉樹の2m材を大型で買って玉切りをする。生材なら割と簡単だ。割るのも面白いように割れる。しかし生材はすごく重い。 
 
結構な体力がいるの。スペースを十分取って積んで簡素する場所も必要だ。流れ作業で近くにあれば効率が良い。更に言えばチェンソーは音がうるさいのでそう言う環境があると良い。ここは国道が近いし音は気にならない。 
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