青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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建物位置

昨日に続き暑い。午前中は打ち合わせで午後から現場で位置出し。整地が済んで平らになって実際に建物位置を出してみる。同時に地盤高さも確認する。提出予定の確認申請には地盤高さを記入する。  
 
600坪と広い敷地だが緩やかに傾斜している。建物の位置によっては既存の母屋より高くなる。今後の生活を考えると差はない方が良い。かと言って好き勝手に整地すると土が余る。 
 
整地作業より搬出経費の方が高い。ダンプに積んで降ろしてだから一台いくらになる。ダンプは4㎥ぐらいしか積めない。整地作業で出る量は思ったより多いものだ。10台ぐらいすぐなってしまう。 
 
広い敷地は傾斜を無くするだけでだいぶ土が減る。ただ整地作業そのものは大掛かりになる。今回も重機は2台用意してフルに動かした。建物予定地は黒土で地盤が弱い。削ることで下の地盤が出て丈夫になった。 
 
今日は建物予定地に杭を打って位置を出した。この位置が確定しないと確認申請は出せない。設計者としてはここが一番気になる。建物がどう見られるかがわかるからだ。建築デザインは周囲との関わりでだいぶイメージが違ってくる。
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コロナの当たり前

スッキリしなかった天気も徐々に良くなる。盛夏とはいかないまでも気温も上がる。例年だとそろそろ梅雨明けで暑さが厳しくなる頃だ。今年は遅いかもしれない。ちょうど現場の端境期になりあまり忙しくない。 
 
分筆作業が遅れて確認申請もまだ出せない。お盆明けには着工したいので何とか出したいところだ。材木も修正挽きが進んで今週中にもできそうだ。何だかんだと仕事も途切れ途切れで集中しない。 
 
週末には諸工事が溜まって見積もりも出さないといけない。細々した仕事はコロナとは関係なく発生する。影響が強いのは新築だろう。4,5月の現場が遅れて今上棟が出てきた。これが済むとまた仕事にに空きが出るかと職人たちも心配する。 
 
買い物に行くとマスクはもちろん入り口で検温するのが当たり前になった。飲食店も昨年とは大違いで空いている。毎日増え続ける感染者数はまだ終わりでないことを印象つける。右倣えが好きな日本人だから皆マスクをする。 
 
一体いつになったらマスク無しで買い物できるだろう。手洗いとか気にしないでちょいと寄り道なんてことが懐かしい。今頃になって手洗いとかマスクは3月頃よりもやっている。車にも積んであるし事務所にはアルコール消毒も準備した。もう当たり前になってしまったが。


コロナの次

しばらくお休みしてブログを書く。仕事は多いわけではないから時間はある。色々考えることもありまだはっきりと決まらない。とにかくコロナの時代がどうなるか読めないので決められない。 
 
来月から現場が始まる。減る一方の国産材手刻みだが頑固に続けている。消費税上げからコロナとピンチの連続だ。いつ終わるとも知れないコロナ禍だが凡ゆる産業を壊滅の手前に押しやっている。 
 
今年に入り当社はとりあえず仕事は続いている。減ったと言う訳でもないし増えたとも言えない。安物とは縁がない建て方なので来る方は少ない。 
 
以前と違うと言えるのは予算的に余裕があり本物でやりたいと言うのが増えた。今は見学会も少なく展示場も新規はあまりない。これから家を建てたいと希望する方は経済的に余裕がある方なのだろう。 
 
今後は着工数も増えず新築よりもリフォームが増えるだろう。中でも新築しようとする方はそれなりの富裕層なのだろう。本物でやりたいと言う当社の長年の夢が叶うのだろうか。コロナの次がどうなるかだ。


修正挽き

午前中は製材所へ修正挽きを頼んでいたので見に行った。来週から予定していてまだできていない。大黒柱用とか出来具合を見て使えそうもない場合は代わりを探すつもりだった。 
 
地域で残った製材所は少ない。今年に入り唯一の材木店が廃業した。無垢材の需要が激減して在庫を置いてあるようなところは無くなった。コロナの直前だったがどっちにしても厳しかった。 
 
当社の取引のあるところは3箇所しかない。隣県まで足を伸ばせばある事はあるが特殊材専門で角は挽いていない。注文があれば挽くがもちろん乾燥材ではない。乾燥材を置いている唯一の材木店がなくなった。 
 
当社は丸太を購入し粗挽きをして乾燥してから修正挽きをして使っている。常に一棟分ぐらいは在庫がある。来月から使用する材木を修正挽きし在庫の丸太も挽かないとならない。 
 
真壁造りの材木は節なしの柾目でないと使えない。材木店などもこう言う材木は置いていない。大壁用の芯持ちの並角だけで真壁に使える無節の乾燥材は自分で用意するしかない。 
 
ここが真壁造りの難しさで在庫する倉庫とかリフトなども必要になる。資金もいるが一度在庫すると次々と回っていくので何とかなる。現場が急に増えても対応できないし在庫が古くなると割れたりして劣化する。 
 


エアコン

昨夜は二階にある寝室から一階の和室に移って寝た。30畳近い和室はと開け放して寝ると涼しい。明け方は寒くて起きてしまうほどだ。ただいつものベッドと違いセンベイ布団なので背中が痛い。 
 
今日も暑いが昨日よりはマシだ。業者と打ち合わせや書類作成でほぼ一日かかった。エアコンを付けっぱなしで外が暑いのか涼しいのか分からない。 
 
昨日のお客様との打ち合わせで涼しいと言われる。広い事務所スペースだがエアコン一台で十分間に合う。午前中の11時までしか直射日光は入らない。午後は深い庇に遮られ入ってこない。 
 
和風住宅などには多いのだが近頃のデザイナー住宅には見られない。打ち合わせ中のお客様が自宅は各室エアコンでもすごく暑いと。小さい部屋で直射日光が入る構造だと暑くなるだろう。 
 
安さとかデザインがウリの住宅には往々にして多いのだ。30年前だったら暑さなんて考慮しないのが普通だった。温暖化の近年は寒さと暑さのバランスが重要になった。 
 
コロナの不況で建てる方の意識も変わってくるだろうか。少なくとも安ければとか低価格住宅には打撃だろう。所得の安定した方には影響はあまりない。