青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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引越し

朝から気温も上がり引き渡しの現場は明日の引越し。説明の後何点か不備が見つかり明日も検査。カーポートも明日からタタキを打って全て完了となる。思い起こせば昨年5月以来ほぼ一年がかりの現場となった。 
 
ご自分の生家に新築予定だが木がたくさんある。伐採の後整地作業でかなりの広さがある。新築は得意でも土木作業は不得手だ。どのくらいの残土量なのかレベルの基準をどこにするか。土砂搬出は避けたいのでご実家より少し高くなった。 
 
伐採引き抜き後の敷地は軟弱土となる。予定地はできれば元地盤より下げたい。普段使うバックフォーより大型の重機を投入した。どのくらいの費用なのかも検討がつかない。初めてのことで予算が組めない。 
 
伐採は見当がつくが整地作業はわからない。それでもなんとか搬出もせずに整地は完了した。ところが完成建物周辺は黒土で雪解けもあり泥の海。砕石を入れても膿んでくる。北国の宿命みたいなものだが大きめの砕石を入れて対処する。 
 
色々苦労はあったが高い敷地もあって目立つ建物になった。敷地の下は往来の激しい国道でまるで展示場みたいなものだ。外壁と屋根部分がコントラストも強く遠目にも目立つ。家は住んでナンボだから明日からの新しい生活が楽しみだ。 
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コロナで変わる

引き渡しやら現場やらで更新が遅れた。ドタバタしているうちに3月に入りもう4日。まだまだ寒かったりするので油断はできないが日差しは暖かい。1月が寒かったのですっかり春の気分になってしまう。 
 
コロナのおかげでどこへ行くにもマスク標準。昨年は忘れて白い目で見られたりしたがしっかり身についた。外食にも行けずやった事がなかった取り寄せもチャレンジした。なるほど便利だがなんか違うんだよね。 
 
こうやって世の中が変わっていくのだろうか。人との付き合い方まで変わった。大した用もないのに訪問は迷惑がられる。事務所にもアポなしセールスが来るがありがた迷惑だ。 
 
引き合いは増えていて見積もりやらで忙しい。大工とか職人にリフォームを頼んでも来てくれない。職人も減って遊び半分のベテランが引退した。若いのは住宅会社などに入っているから暇がない。 
 
本当は色々聞いて相談に乗って欲しいのに来てくれない。リフォーム会社に頼むと若い営業マンが来るのだが内容も何もすぐ契約しろとうるさい。小さい工事だと建てたところへ頼めと言われる。 
 
その点こちらは古いのが得意で手直しもお手の物だ。在来工法も減って構造がわかる大工も減っている。仕切りの壁ひとつ取るのも大げさな工事費で見積もる。お客さんも不満タラタラだろうね。 
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