青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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コロナ

さて新年である。書き込みがないのは正月からコロナにかかったからだ。元日の夕方から熱が上がり夜間休日の病院へ行くとコロナであると。熱の薬と咳の薬をもらって自宅へ帰る。 
 
それから4,5日はフラフラで寝込んでしまった。毎日保健所からは電話が来て様子はどうかと。どうって具合悪いとしか答えようがない。2日もすると家内にも感染り夫婦で寝込む。 
 
熱はすぐ下がるが咳や痰がひどい。タチの悪い風邪のようですこぶる調子が悪い。ボーッと毎日テレビを見て動けるようになったのは1週間もしてからだ。咳が止まらないのは今でも同じで他人に会うのは憚られる。 
 
まあ2週間経って何とか通常に戻った。高齢者は注意を要すると何回も聞いたが罹ってようやく分かった。昨年息子たちもかかったが2,3日で普通に戻った。ところがこちらは1週間経っても調子が出ない。 
 
回復がすごく遅いのだ。体がだるいし咳が止まらないしとても仕事どころじゃなくなる。お寺のお金を集めに来たおじさんに聞いたら隣近所皆罹ったそうだ。あるものはホテル住まいで家族と隔離された。 
 
ある方は1ヶ月も調子が出ないとか様々だ。で、原因を探ると年末の買い物だったようだ。我が家は大晦日には皆で料理を食べる習慣がある。その買い物にあちこち歩いたのが悪かったようだ。 
 
結局遅かれ早かれコロナには罹る。家から出ない訳にはいかないし人と繋がっている以上必ず罹る。罹れば熱が出て風のようは症状が出る。これは皆同じで他人に移さないようにするしかない。年寄りには結構しんどいものではある。


地球環境

師走….走るのはコロナの医療関係だけか。あいも変わらず減る気配がない感染者。十分と言う方は沢山いるが減らないのは対策が不十分なだけか。お隣の中国のような厳しい対策が必要なのか。 
 
パンデミックは今世紀中に何度かあると言う。未発見のウィルスが次々と出て来るのだろうか。人間の方が弱くなって広がるのだろうか。戦後何度も不景気はあったがこれほど全職種に影響を与えたのはなかった。 
 
とにかくコロナは全てに最優先で問答無用で流行る。対策も何も次々と感染者は増え世の景気を悪化させる。インフルエンザだって毎年かかって亡くなる方もいる。コロナもそうなるのだろう。 
 
地球環境の悪化がもたらしたのは間違い無い。住まいだって限りない人間の欲望で健康被害は増えている。その対策が次の悪化を呼びキリがない。公共建物に木を使うとか見た目だけのフアッションで終わってしまっている。 
 
国産材の将来はどうなるか見通せない。切り出した材木のほとんどは集成材に使われ無垢材の家は無くなった。製材所はほぼ全滅し集成材のプレカット以外に建てる方法がない。コストカット最優先で建材化も進む。 
 
健康被害には換気で対応し機密性を高めた断熱も奨励する。本来は相反するものだと思うが対策がチグハグなのだ。完璧な対策は無いのだろうが経済発展と引き換えの環境悪化を防ぐよりない。 
 
違法伐採や農地化は欲望と引き換えなので人口増で減ることがない。30年後には食料不足が全世界で起こる。食料増産と違法な開発は隣り合わせだ。肉食の代わりに魚を食べたら資源枯渇になる。寿司と焼肉はなるべく食べないように気をつけなくちゃ。


コロナはまだか

現場も片付き支払いも済んだ。次の予定はまだないからヒマになった。アフターとか可能性ありの方との交渉は続く。どうなるかははまだ未定だが。コロナは相変わらずだが景気は少しずつよくなっているように思う。 
 
イベントや復活した行事が増えた。来春に向け各種施設棟も完成間近と聞く。飲食店は相変わらずのようだがセッセと割安の食事など提供している。先日懐石料理なるものを娘たちのおかげで行ってきた。 
 
何箇所か予約を申し込んだが取れなかったらしい。フル回転だった頃とは比較にならないがホテル関係も良いようだ。例年今頃はリンゴの買い出しに出かける。コロナなのに結構な人出で盛況だった。 
 
一時に比べてコロナの恐怖は薄れている。先月我が家も罹ったがインフルエンザのような感じだった。熱が下がればケロッとして隔離期間を過ぎれば仕事も学校もOKだ。2年前のかかれば即死のような怖さは無い。 
 
5回目のワクチンの案内が来ている。インフルエンザワクチンの時に先生からは慌てずに来年にしたらと言われた。遠回しに慌てない方が良いですよと言うのはどう言う意味なのか。いっぺんに来られると迷惑なのかと思ったりした。 
 
すぐ病院に申し込む方が多くてパニクっていると聞いたことがある。電話で申し込むのだがなかなか繋がらない。高齢者や生真面目な方が多いのだろうか。私などはマスクをつける習慣がやっと身についたばかりなのに。


廃業

途中コロナもあって長かったリフォームも終わった。業者の請求書を整理をしている。思ったより安かったり請求がないものもある。職人は概して忙しく暇なものは少ない。だから思ったより余裕があるように見える。 
 
元請けの住宅会社や工務店は最悪だろう。コロナの影響は深刻で長くて相当苦しい。来年も続くようだとどうなるかことか、当社にも当てはまるのだが。実際廃業という言葉に実感が湧く。そう遠い話でもないだろう。 
 
作業場を借りているし在庫もまだある。手刻みの国産材の家作りは作業場と在庫が条件になる。丸太から粗挽きをして1年くらい乾燥する。それを修正挽きをしてさらにカンナ盤でカンナをかける。初めて材木として使える訳だ。 
 
乾燥した材木はどこにもないから自分で在庫する。集成材以外は市場で手に入らない。20年くらい前なら製材所や材木屋が持っていた。プレカットの普及で廃業して手に入らない。国産の丸太は集成材にまわるようになった。 
 
一部のこだわりや古民家風の家以外はほぼ使わなくなった。残り少ない製材所を探し丸太を買って製材する。運ぶのも乾燥する場所の確保も何もかも金がかかる。そこまでして国産材の手刻みにこだわる業者はいなくなった。 
 
当社が廃業する場合は在庫の木材を処分し作業場の機械を撤去しないとならない。材木はとにかく機械は大きく処分費も相当だろう。タダであげたくても誰も欲しくない。だから廃業も簡単でないから気が重くなる。


高齢者のリフォーム

リフォームの現場ももうすぐ終了。長かった、お施主様には迷惑をかけてしまった。築50年以上のリフォームはしんどかった。どこもかしこも狂っているわ腐っているわで大工は大変だった。ここまで直せるとはお施主様も思っていなかったろう。 
 
正直手間がかかるのは覚悟の上で予算も相当と思っていた。必要ないところは端折るのも大事でお施主様の理解もいる。ただ馬鹿正直に直せば良いってものではない。引退して年金暮らしの方には余分な金はない。 
 
リフォームは大流行の時代だが客は高齢者が多いだろう。もちろん資金的に余裕のある方もいるだろうがそうではない方もいる。最低限の修理すらできない方もいる。今後長く住む可能性も少なく10年もすれば終わりってこともある。 
 
だからと言ってキッチン、風呂、トイレは最低限の機能は生きていくには必要だ。そこさえしっかりしていれば何とか暮らせる。欲を言えばキリがないが先のない高齢者には無駄な金は使えない。 
 
私自身も似たような環境で年も近い。余裕のある年金暮らしとは程遠いからリフォームもなかなかできない。業者の側から言えば気乗りしない現場には違いない。こう言う需要もかなり多いとは思う。喜んでやるとはいかないが必要ではある。