青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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生成AI

強風が吹き荒れる中、庭木の伐採を頼まれ作業する。相棒を頼んで二人で片付けたが二日もかかった。直径30センチを超えるものから5センチ程度の庭木まで各種ある。長年手入れをした愛着のある木を整理する。高齢者によくあるパターンだ。 
 
チェンソー持参で次々と倒していくのだが剪定で歪な木が多い。曲がりくねっていたり節が多く切るのも大変だ。薪になればと引き受けたが割るのも困難が予想される。支えるために金属の棒が多くチェンソーも破損する。 
 
トラックで5回ほど運んだが薪としては3.4㎥ぐらいはあるだろうか。節や割り難いのが多く薪としては良材とは言えない。樹種も多様で広葉樹の薪用が少ない。実のなるものは柔らかくスカスカの木が多い。山で素直に育ったナラ材とは大違いだ。  
 
生成AIGが普及し建築設計も変わりそうだ。建築家のアイディアを画像生成で作ってくれる。自分で考えるのとパターンを選ぶのではかなり違ってくる。誰でも自分の先入観や知識から逃れられない。予想しないパターンを見れるのは大きい。 
 
建築家だけでなく住宅会社などの設計ではもっと役に立ちそうだ。施主にパターンを何種も提供できる。具体的な画像も簡単に見れるだろう。企画化された住宅では図面を描く人間が要らなくなる。言葉でイメージを言うと予め決められた範囲でパターンを作る。 
 
建築士も人手不足なので生成AIの登場は普及も進みそうだ。建築士であればCADを使うから違和感は少ない。すぐ覚えられるし使いこなすだろう。一々自分で図面を書かなくてもイメージ画像は出てくる。お施主様には理解が早いので結論も早く出せる。 
 
生成AIがCADの次の使い方に置き換わる。時間の節約になので人手もいらない。プレカットとか建材による家造りは大いに向いている。当社のような古民家とか古いものに向いているか分からない。何でも進化が進むほど古いレトロなものも見直されるからだ。


コロナの衝撃

連休も過ぎ今日あたりから気温も上がる。昨日までは朝晩にストーブに火を入れた。公園の木も花が散り葉が生い茂り鬱蒼としてくる。窓から見るとまるで自宅の庭のような迫り方だ。できて15年の公園もやっと木が主役になってきた。 
 
株価も最近は低調だがアメリカに引っ張られ上がる予想が多い。円安も大企業の決算には追い風のようだ。そのまま株価に反映するから上がることだろう。ついでに所得の方も上げてくれると万々歳だ。 
 
いつも通り地方にも反映されるのはいつのことか。コロナから復活したはずなのに昨年は低調だった。今年は何とかなって欲しいのだがそう簡単ではない。食えなくて一家揃って関東に引っ越したのが近所にいる。 
 
コロナの残した衝撃はかなりで景気はさっぱりだ。住宅業界はいつの間にか大手の進出が増えた。地元の業者は厳しいところが多い。下請けの業者は地元業者から乗り換えるだけだから変わらない。単価が下がるとか影響はあるだろうが。 
 
人手不足はどの業界も同じで職人も同じだ。手間賃はコロナ前から変わっていない。インボイスで消費税分上がっただけだ。業種により人手不足は違いがある。修業に時間がかかるのと外でのキツい仕事が嫌われる。同じ金額なら楽な方が良いってことだ。 
 
当社のような建て方では職人もレベルが違う。大工は息子なのだが宮大工の修行をしてきた。手刻みのできる大工は激減で数えるほどしかいない。建具、左官はもちろん電気、水道ですらやり方が違うので苦労する。 
 
そこに職人のなり手不足で建てるのも相当困難を極める。材木も製材所の激減で手に入らない。自分で丸太を買って製材して在庫するしかない。大手の住宅会社には到底できることではない。減っていくのは当然なのだろう。


唯一の趣味

連休の最中、である。事務所へも行かず家でひたすらTVを見て過ごす。MLBと映画が主だからTVの都合しだいで起きる時間が決まる。連休には孫などが遊びに来るところが多いだろう。私はすぐ近くにいるので毎日のように会える。 
 
することも無いし出かける用も無い。歩いたりとにかく動き回るのが億劫になった。運転すら家内が一緒なら助手席に座る。車やスキーに凝ったりした時期があったのがウソのようだ。でも辞めると決めたらスッパリやめてきた。 
 
そうやってやめることが増えて無趣味、無感動になった。すると時間が余ってひまになる。自宅周辺に木を植えたり育てたりする。木の処分を頼まれたりするので薪を作る。庭木や日当たりにあったのが多いので節や曲がりが多く苦労する。 
 
その中で唯一興味がなくならないのが住宅設計である。TVを見ても出掛けても建物に視線が行く。もちろん好き嫌いはあるので興味が湧かないのも多い。地方なので高級なものや個性的なものは少ない。まあ平凡な建売住宅に近いものばかりだ。 
 
ファッションや車は庶民でも限度はあるが凝ることができる。住宅は金額もはるし経験や知識が膨大で難しい。中途半端な知識はかえって粗末な結果を招く。統一感のある個性的な住宅は滅多に見ない。施主の要求なのか設計事務所が下手なのか。 
 
ネット社会は都会と地方の垣根を取っ払った。情報の氾濫で地方住まいでもビジュアル的には不足ない。プロの目で見れば造り方はわかる。施主のイメージ通りかどうかはわからない。指示された要求がイメージを壊すものになることもある。 
 
住んで快適か否か、断熱とか十分か、周囲と合うかどうか….プロはわかっているが施主はどうか。説明してわかってくれるか…勉強している時間もないし。完璧なものはなかなかできないものだから終わりがない。