青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

090-1060-9764

終の住処

連休の中休み、孫は学校へタクシーが迎えに来る。自宅の真ん前に鉄筋コンクリートの廃校がある。子供達はもちろん私や父、祖父の通ったところでもある。過疎化で児童が減り近くの学校までタクシーが迎えに来る。 
 
6年生なのでもうすぐタクシーも来なくなる。中学生になると親の送迎になる。月日の流れがこう言うところで感じる。1月に娘のところに孫が産まれお食い初めに神社に行った。大人になる頃は私は90歳を超えている。 
 
住宅会社のように大量の現場もなくつぶれもせず今日に至る。一つにはあまりないの建て方でライバルが少ないのが要因だ。自前の事務所なので毎日仕事が無くても通っている。以前と変わらぬようにパソコンを立ち上げネットに接続する。 
 
大した仕事もない日はネットでニュースなどを見る。昼食は車で10分の自宅に帰る。午後はまた2時ごろ事務所へ戻る。これを毎日繰り返す。以前のお施主様から修理やアフターの電話依頼が来る。 
 
年に何人かリフォームや新築の相談が舞い込む。当社に来る方は古民家や国産材の家にこだわる方が殆どだ。増えたのが高齢者のリフォームで終の住処というやつだ。夫婦が元気なうちにどちらかが亡くなった時に備える。 
 
財産があれば税金で持っていかれるよりはと言うのもある。平屋で小さな家になるのだが来客や外向けのことは気にしない。文字通り終の住処であるから自分たちさえ良ければ良い。誰でもそうしたいのだができないのが普通だ。 
 
財産どころか年金が足りるか悩むのとは大違いだ。意外と慎ましやかに古い家に長く住んでいる。事務所へ来る際に乗って来る車も古く小さいのが多い。子供に財産を残すとケンカになったりするらしい。羨ましいことではある。


宣伝力

今月から電話番号とメールアドレスを変えた。メールは減ったが電話は相変わらずだ。050,070,080の着信には出ない様にしている。2,3日前から090で始まる番号が増えた。基本的には090で始まるのには出ている。 
 
セールス電話には廃業したとか社長はいないとか言っている。まともに相手をしないと言う作戦だ。ところが廃業したと言ったらブログは書いていると言われる。つまり電話番号はHPから得ていると分かる。 
  
最近HPの閲覧数が増えている。もしかしたら番号調査の閲覧が原因かもしれない。一度得た番号は成果が上がるまで何度も電話が来る。番号を変えたのにペースが相変わらずなのは常に新しい番号を使うからだ。 
 
仕事上HPは無くせない。電話番号などデータは載せないとならない。お客様が紹介とか知り合いだけだったら必要ない。商売である以上常に新しい客を開拓しないとならない。不特定多数向けに情報は出さざるを得ない。 
 
ネットでは会員向けの記事が増えた。無料記事でも広告が表示される。前はクリックさえすると読めたのが何秒かしないと見れない。Googlなどの広告規制が問題にされたりする。直接の関係はなくとも傾向ととして似ている。 
 
新聞はネットに押され部数を落としている。住宅会社などの現場見学会の案内は新聞ではほぼ見なくなった。高齢の読者が多い新聞広告の魅力が落ちているのだ。逆にテレビ広告は増えているが金が掛かるので個々の案内はできない。 
 
Instagramとかで若い施主向けの広告は増えている。HPに比べ情報量は少ないがビジュアルなイメージで惹きつける。住宅は実物を見ないと本当のところはわからない。常設展示場が増え建売になって売られる。 
 
プレカットと建材で建てる家は差別化が難しい。見た目と宣伝力の差が勝敗を決める。数多く建てることでさらにコストが下がる。地方の弱小業者が対抗できる術が無くなってきた。資金力のある大手の力が強くなっている。


薪の貰い物

午前中は来客があり午後は現場へ。2月の大雪で雨樋が壊れたところ多かった。だいぶ復旧したがこちらはが気が付かないまま春になった。で、現場へ職人を連れて修理に行った。2時間ほどで終わり作業場に戻り打ち合わせをしていたら薪になりそうは木が。 
 
工場の端っこにクルミや果樹を植えてある。大木になりお隣に出てしまう。職人が暇な時に枝や根元から伐り倒した。ゴミと一緒に積んであるから見苦しい。貰って薪にしようとトラックに積んだ。古すぎて腐りかかっているのもある。 
 
結局建材とか燃えないゴミは業者に依頼し処分する。木も基本的には捨てるが料金が発生する。そこで貰って積んだのだ。作業場は薪ストーブが設置されているが大きなものは入らない。割れば良いのだがマサカリがない。 
 
工場は築40年以上になる。お隣との隙間に果樹やクルミなどを植えた。さすがに40年も経つとお隣に枝が超える。セッセと伐ってもすぐ伸びてくる。建物の陰だから上に伸びていく。根元が30センチ以上になってくると簡単に倒せない。 
 
梯子をかけて上から切り下ろしてくる。作業場の薪にできるのは枝の部分で幹は持て余す。現場のゴミと一緒に積むことになる。処分料が発生する訳で処分してくれれば助かる。何年分なのか腐りかかっているのや曲がりの部分が多い。 
 
現場へ行くとゴミのような木があるものだ。くれと言えば応諾なのだが捨てるのも金がかかるからだ。一年ぐらいでピックアップトラック何台分も貰う。薪としては良いとは言えないが事務所では重宝する。作業場用の大型がついているので何でも燃やせる。 
 
現場で出る残材もかなりの量になる。お施主様がストーブ付きなら置いて行く。そうでない場合は持ち帰るので自宅の焚き付けにしている。薪ストーブにして15年ほどになるが今まで捨てたのが惜しいくらいだ。SDGsの観点からあも大いに良いことなのだ。


公園

気温の上昇とともに一気に桜も咲いてきた。事務所の公園も開園15年になり木々も大きくなった。種類は多岐に渡り秋にかけ様々の景観を楽しめる。植樹当初よりもだいぶ成長した木々は枝を公園からはみ出す。 
 
当初は弱々しかった木も大きくなると枝が伸びて広がる。トンネル上の公園と言う位なので幅が狭く長い。傾斜がキツく登りが続くので散歩用には最適だ。運動を兼ねて毎日上り下りする人が一定数いる。中には走る方もいる、私には出来ないが。 
 
落葉樹だけなので秋には落ち葉が出る。成長とともに落ち葉の量は増えていく。4、5年経った頃は私が袋に詰めて集めていた。庭の片隅に穴を掘り埋めて腐葉土にした。ゴミ袋で4、5個なので大した穴でもなかった。 
 
ここ2.3年その袋も10個以上に増えた。勿論落ち葉を全部集めたのでなくほんの一部だ。5年前から草刈りと清掃が入る様になり町内会から離れたのだ。プロが来てほんの30分ほどで終えていく。刈った草や落ち葉は年に2度回収する。 
 
私はほんの一部を勝手に集めている。別に文句も言われないが感謝もされない。ごみ収集をすると犬のフンが落ちているものだ。ここでは殆ど見かけない。マナーが良くなったのか隠すところがないのか。 
 
公園が整備されて近所の景観が良くなった。古い家が解体され新築される。農地で敷地が広い農家が多かった。細かく分譲され小さな家だらけになった。住民も若い世代が増え子供も通る様になった。 
 
朝は上の高校に生徒たちが上がって行く。夕方は帰りの生徒がポツポツと降りていく。事務所のところに半円のベンチがあり生徒が座っておしゃべりをする。たまにダンスを何人かで練習をする事がある。結構様になっているし熱心だ。 
 
15年と短い期間ではあるが公園も変化している。当初は用がなければ通る者もいなかった。小さな木は上から下まで全て見渡せた。木の陰で見えにくくなり人も居心地がよくなったろうか。事務所からは視線も気にならない。


建築士講習

アフターとか修理工事が増えてきた。他の工事も話はあるがなかなか決まらない。ここ2、3年コロナ騒ぎで現場が減り他所も苦戦中だろう。月日の過ぎるのは早いと言うが実感するこの頃です。 
 
建築士は定期講習が2年ごとにある。設計業務をするものは受講義務がある。公務員とか報酬をもらって仕事をしないものは無い。建築士受験のN学院で受けるのだが講義と試験で1日かかる。今は講義はビデオをネットで視聴し試験だけが実地だ。 
 
そのほかに設計事務所を営むものは5年ごとの書き換えがある。そのためには管理建築士講習を受けないとならない。設計事務所登録は確認申請を取るには必要になる。だから青森市で一日がかりの講習に行く。 
 
来年度は書き換えなので講習を今年受けないとならない。両方の講習を受けて初めて設計事務所を名乗れる訳だ。私が建築士を取った頃は講習は何百人も入る会場で受けたものだ。最近は半分以下になってしまった。 
 
建築業界は職人不足が話題になるが建築士だって不足している。建築士の受験者数も減ったし廃業も増えたからだ。住宅業界は管理業務は事実上ないから設計士の仕事がない。だから代理業務の設計事務所が多かった。 
 
住宅会社は設計士を置くより外注する方が簡単だ。外注なら必要な時だけで済む。それでも下請けの設計事務所も減って設計も人手不足になってきた。当社は自分で設計監理をし職人と材木の在庫も置いている。 
  
製材所も減り手刻みに使う材木の入手すらも危なくなってきた。乾燥した良材はすぐには手に入らない。ましてや大黒柱や曲がり材などは自分で在庫するしかない。製材所が減って手刻みの伝統工法の家つくりも難しくなってきた。