青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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当たり外れ

今朝は散歩なしでトラックに薪を積む。食後そのままお客様のところへ。おろしてすぐまた積み込み2回目を届ける。戻って予約した歯科へ行く。昼食後伐採の現場へ行き積み出しに立ち会う。山主に頼まれた丸太の椅子を届ける。 
 
合間に図面を書いたり何箇所か同時進行なので忙しい。自宅の修理もあってそちらも手配とかがある。同時進行そのものはいつものことだが設計が重なるとしんどい。 
 
私は一つずつしか頭にないので終わるまで次のことが考えられない。間取りが頭の中であーでもないこーでもないといつも考え続ける。何気ないときにふっとアイディアが思い浮かぶものだ。力むばかりでなく力を抜いたりすると出てくるのだ。 
 
木造専門なのでバラエティーに富む仕事ではない。似たような現場しかない。それでも結構考えることは多いもので些細なことを何度も繰り返し考える。しつこいとも言えるが性格なので変えられない。 
 
全体の規模を縮小するのも大事な仕事なので細かいところまで検討する。0.5坪減らすのに何ヶ月も費やしたりする。そうやってできた図面が施主にあっさり否定されることも多い。どんなに考えても受け入れてもらえなければダメなのだ。 
 
山で曲がりを出していると迷うことが多い。曲がり具合や長さ、太さと帯に短し襷に長しなのだ。曲がりは良いのだが長さが短い。理想に近いのだが中心に穴があるとか。そうやって決めたのが製材所で挽くと腐れがあるとか想い通りにいかないものだ。 
 
一発で独創的なアイディアが出て来る訳もなくキリなく延々と迷う。人生そのものなのだろうか、仕事は。歳をとって知識も増え現場も踏むと迷いが出るのは当たり前なのだろう。ただ当たり外れがなくなってきたような気はする。


梁材

午前中は遅れている図面作成。午後から作業場。伐採は今日は休み。解体も進み来週には地鎮祭になる。伐採は休みだが私は建築材として出す予定の丸太をチェック。スプレーで印をつけて選ぶわけです。 
 
立木の段階でチェックはするのですが倒すと上から見ることができます。曲がり具合を再チェックするのです。立木では良いと思っても寝かすと二曲がり担っているのがわかります。曲がりは一曲がりでなくてはなりません。 
 
曲がりが多いと両面落としの太鼓挽きができません。どんなに太くても曲がりが多いと使い物になりません。一曲がりだと使い道はあります。たとえ細くても床の間の落としガキとか幕板に使えます。 
 
和風が減ってこう言った曲がった材料を使わなくなりました。小さな床の間でも貼りものよりは本物の方が価値があります。床が畳でなくともこれらを使うと和風っぽくなります。 
 
古民家風にするのに必要な梁材です。これがなくてはらしくないとも言えます。どこにでもある材料なのですが乾燥しないと割れてしまいます。乾燥が命なのは太くても細くても同じです。
 
古い家だと床の間の落としガキを取って置いてまた使うこともあります。年季が入っているので風格が違います。なかなか取って置くのは大変です。解体では機械でバキバキに折られるからです。 
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器具の取り付け

ボイラー修理の件で現場へ行った。現場へ行った。打ち合わせ後伐採の現場へ。伐るのはほとんど終わって枝を片付けたりトラックに積みやすいように道路側に出す。午後から保険の件で歌言わせ。その後事務所の照明器具を交換する。 
 
事務所などで一番使われる逆富士型と呼ばれる照明器具が付いている。安いからだが蛍光管が切れる。交換する時は全部一緒に交換する。結構な金額になるしこの際LEDにしようと思った。器具も値段が普及したのか安くなって来た。 
 
器具を外して新しいのをつけるだけだ。自分でもできるとやり始めたがなかなかしんどい。上を向いて作業はきつい。普段使わないのもあって電ドルや器具を支えきれない。ビスを打つのもスイスイとはとてもいかない。 
 
2時間以上もかけて汗をかいてしまった。職人を見慣れているのだがやってみるとかなりきつい。何とか終えたがもう二度とやる気にならない。配線も入力と出力の穴が似ているので間違う。そんな些細なことで時間が取られると疲れてしまう。 
 
現場で職人にもっと早くできないのかとか言うことがあるがあまりなことは言えない。適当にチンタラやっているように見えてもそれなりに計算していやっているのだろう。間違いなくやるためにはチェックとか時間が取られるものだ。 
  
伐採の現場で建築用の丸太を出してあった。立っているときに印をつけて出している。倒して見ると使えないものが多く出る。予想よりも少なめになりそうだがそれでも20本くらいはありそうだ。ほとんど曲がりの材料が多い。何でこうなったかはわからない。 
 
何度も言うように曲がり材は市場に出ないので自分で出すよりない。大黒柱用の太いのは結構出ている。宮大工用に需要もあるので価格も高い。曲がりだけは山の伐採現場で見つけない限り出てこない。写真は変わったコブ付きのナラの木。CIMG6814


曲がりの伐採

朝一番で伐採の打ち合わせで山へ。広葉樹とカラマツを予定している。昨日午後から重機の搬入をして少し伐った。ザッと打ち合わせ後もう一つの山へ。こちらは私の山で樹齢50年ほどのカラマツ。 
 
広葉樹の山はそれほど太い木があるわけではない。1本だけ栓の木があるが穴が空いているので柱には使えない。板とか上り框が取れる。あとは曲がりが大量に取れそうだ。 
 
直径が50センチとか太い曲がりは在庫がある。30センチ以下の細い曲がりがなかなか手に入らない。伐採現場ではそういうのは皆チップ用に伐る。建築用材としては使えるとは思っていない。 
 
古民家リフォームをやると30センチほどの曲がりが必要になる。市場に出回らないしどこでも在庫していない。逆に太いともったいと持っている場合がある。 
 
それも無節で目が綺麗とか高額で売れる場合だけだ。リフォームにはそんな太いのは入らない。使えるのは細いものばかりだ。割れやすいし若いので目も綺麗ではない。 
 
木こりは太い丸太は取っておくが細いのは需要がない。だから細い手頃な曲がりが見つからない。だから自分で山から出して在庫乾燥するよりない。伐採の立ち会ってスプレーで印をつけて長さを決める。 
 
日焼けするほど現場に張り付いてあれこれと指図する。倒して長さを決めるのだがどの辺からどこまで使うかを支持する。この面倒な作業をしないと理想の曲がり材が取れない。もちろん面倒だなんて思っていないから明日も明後日も毎日山へ通う。CIMG6817


ハスカップ

昨日は予定がなくてのんびりと息子の家の薪ストーブの煙突掃除をする。年に2度くらいは掃除する。生を燃やしたり絞りながら燃やすとつきやすい。暑いからと空気を絞って燃やすくらいなら適正な能力のストーブをフル燃焼させた方が良い。 
 
薪ストーブは煙突が命でストーブに合った断熱煙突を使う。普通はストーブ本体より高くつく。内径150ミリ外径200ミリの断熱二重煙突が基本だ。細いと詰まりやすく燃えも悪く煤も多く出る。 
 
燃やすまきも乾燥が十分で鋳物ストーブなら乾燥した広葉樹に限る。鉄板ストーブは針葉樹もOKだが乾燥が重要だ。割った薪を購入すると乾燥が十分でないのが多い。春先に買って秋から使うくらいの期間を見る。 
 
自宅でハスカップを植えていた。大工からもらって20年近く放置したままだった。別に死んだわけではないが実がつかない。風が当たるからか土が合わないのか花が咲いても実がつかない。 
 
ハスカップは北海道に自生しブルーベリーのような実をつける。味が強くてジャムには最適だ。まだ死んでいないので事務所に植え替えをした。日当たりは悪いが風も当たらず土も良いからだ。 
 
剪定をした方が実の付きが良いので少し切った。捨てるのも勿体無いので日当たりに挿しておいた。何本かは根がつくと思う。本当はマルチシートを敷いて挿せばもっと良いのだが。 
 
午後からいつもの温泉に行ったら4,5人しかいない。それでも帰る頃にはいっぱいになった。時間でだいぶ混雑が違う。家に戻ると親戚が釣った鱈と鯖を持って来た。早速さばいて鯖は味噌煮タラはあら汁と身は刺身にした。二人で一匹はさすがに食いでがあった。CIMG6809

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