青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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現場あちこち

桜も咲き始めて昨日今日と暖かい日が続く。昨日の日曜は久しぶりに休みで家内と少し遠出をした。風が強かったが上着も脱いで初夏の陽気。今日も夕方から少し冷え込んで明日は雨が降るかもしれない。 
 
朝一番で作業場から材木をリフォームの現場へ運ぶ。小屋の基礎も完成し明日から立てられる。今日は梁の入れ替えや床の補強。こちらは建てる際に敷地全面を60センチ盛り土した。よく固めないで基礎を打ったのであちこち沈下した。ジャッキをかけて揚げてモルタルを入れる。 
 
普通の布基礎なので搗き固めが甘く水平が狂っている。一番大きいところで3センチほど下がっている。やれるところは全て揚げてパッキンを噛ませた。築24年も経過してこれ以上下がる心配はなさそうだ。 
 
狭い部屋が多い昔風の間取りで柱も抜いたり空間を広げる。抜くと言うことは強度が落ちるから梁や筋違で補強する。リフォームではどこまで補強するかが問題だ。徹底的に全部やり変える訳ではないので重点的に補強する。木造の柱は垂直荷重には強いが水平荷重には弱い。筋違や合板などで補強が必要だ。 
 
午後から新築現場で左官屋と打ち合わせ。漆喰の残りとタイル、遮熱壁の取り掛かる。タイルは玄関とキッチンがある。キッチンは100角の半磁器タイルでネット張りなので早い。玄関が四半貼りで時間がかかりそうだ。 
 
鬱陶しかったリビングの足場も取れてやっと全部が見えて来た。吊り下げの照明器具も映えてなかなかの出来栄えだ。自分で言ってりゃ世話はないが。今週中で左官タイルは終わる予定だが養生を剥がすのは来週になる。その頃は各種器具も取り付け予定でいよいよ完成になる。CIMG6138


吹き抜け照明

風も少しあって気温が高い割に曇りがちで暖かい感じがしない。現場は新築の方が最後の追い込みで左官業者が頑張っている。内部の漆喰はほぼ終わってキッチンや玄関のタイルにかかる。外部漆喰もモルタル下地を終えた。朝から照明器具の搬入と取り付けがあって一日かかる。 
 
吹き抜けのメインの照明器具を竹製でオリジナルにする。元になる照明器具を長さを調節し竹製のカゴを被せる。まず吹き抜け用の既製品を長さを延長してコード交換をする。それだけで小一時間もかかりさらに天井に取り付ける。次に竹製のカゴを天井から高さを調節しながら吊るす。 
 
それが二個あって電気工事屋が二人で1日がかり。ついでに私も1日付き合わされる。高さの具合を見たりOKを出さないと終わらない。月曜には足場をバラすので今日中に完成させなければなりません。職人も慎重になるわけです。 
 
お昼近くにお施主様も現場へいらしてちょうど照明器具を取り付け中だったのあれこれと指示が飛びます。長さを短くしたり長くしたりで余計時間がかかる。毎日使うのは自分なので気になるのは仕方ないことです。 
 
もう一つのリフォームは今日も大工は加工で作業場へ。明日日曜は現場ゴミの搬出で立会いに行く。月曜には小屋の基礎を完成させます。断熱材とか建材類が月曜に搬入。火曜から大工がまた来て内部の梁交換を予定しています。途中水道業者とか電気屋が現場へ寄って電話で打ち合わせをする。 
 
新築もリフォームも重なって業者はあっちへ行ったりこっちに来たりで大忙しだ。新築の現場は来週でほぼ終わりになります。いよいよ掃除をして建具と畳を入れると完成だ。あと2週間ほど最後の頑張りになる。CIMG6135


竹かご

どうしたものか昨日の雪が嘘のように暖かい。作業場では加工と修正挽きで製材所へいく。そのまま新築の現場で玄関タイルの割付をする。300ミリ角の黒いタイルを四半貼りでやります。四半貼りは建物に対して直角ではなく45度に振って貼ります。意外性とインパクトのある玄関ができる。 
 
意外性といえば照明器具を竹製で作る。リビングの大きな吹き抜けに照明を下げるのだがどうもピンとくるものがない。困ったお施主様が私の展示場の竹製のカゴに照明を入れたのを思い出した。 
 
竹製のかごは昔は普通にあったのだが近年は見ることがない。この辺ではたった一軒の竹屋さんが残っていた。展示場を作る時にインパクトのある照明を吹き抜けに下げたいと思い探していた。あちこち竹細工の業者のところに行ったが600ミリ*1800ミリの大きさができない。 
 
業者から竹屋と言う商売があると聞いて行ってみたら編むのもできると。早速サイズを決めて制作してもらったのが展示場の器具だ。どこなくレトロで田舎の雰囲気があって大雑把な作りが意外といけるのです。 
 
他の竹細工は花瓶のカバーとか小さなものが多く大きなものは作れなかった。竹屋さんは竹の販売と竹の加工と両方をやっている。自分で竹を割りしごいてヒゴを作る。昔背中に背負うかごを作る要領で編んでいった。サイズによって編むヒゴの太さを決めて編む。 
 
大きさで網目の寸法が決まり小さなものは細かくなる。小さいものはそれなりに繊細な感じで素晴らしい出来です。まだ小さい方は未完成で来週にもできる予定だ。大小揃えてかなりインパクトのある照明ができそうだ。CIMG6121


37万キロ

気温が下がり雪も降る。午前中は作業場で材木の選定と加工。リフォームの現場で水道業者と打ち合わせ。午後は新築の現場で打ち合わせ。また作業場へ戻り材木の選定の続き。業者と打ち合わせが増えて電話で次々と約束するが忘れて皆に迷惑をかけた。忙しいのもほどほどにしないと。 
 
忙しくて忘れていたがトラックの走行距離が37万キロを超えた。昨年8月に35万キロ12月に36万キロを超えた。ほぼ4ヶ月で1万キロのペースだ。年で3万キロのペースだが現場が少し遠いのもある。今までだったら年に2万キロ弱だったから少しペースが上がった。 
 
5年前に全塗装と大修理をやった。見た目は24年も経っているようには見えない。フェンダー周りとか錆びて穴が開いていたところも修理した。だから20年以上も経っているようには見えない。 
 
見た目はともかくエンジンその他機械関係は調子が良い。2月にバッテリーを交換した。ディーゼルなのでバッテリーは大型が二個ついている。3年くらいで交換している。あとは板バネが毎年のように折れる。疲労骨折のようなものだろう。 
 
長く乗って維持費が安上がりなのは電装関係が貧弱なのもある。パワーウィンドウとか電装部品が少ない。エアバックすらついていない。バッテリーが消耗しにくいのはこれらが大きい。ディーゼルはエンジンの点火に電気を使う。圧縮比も高いのでエンジンの点火の負担が大きい。 
 
先月応援に来た大工が同じピックアップトラックに乗って来た。平成10年製で型が新しい。パワーウィンドウやらおもちゃのような電動装置が多い。だからバッテリーの消耗が激しくて2年くらいで交換をしている。 
 
たった5年の差だがだいぶ乗用車っぽくなっている。気のせいかプラスチック多用でキャシャに見える。重量は変わらないから電装部品が増えているのだろう。車も家と同じで見た目だけが変わっても強度は落ちているように見える。CIMG6091


古民家リフォーム2

昨夜からの雨の影響で現場は濡れてしまった。作業場で刻みの材料を揃えたり使う材木を選定。午後から解体の現場へ解体材を積み込む。釘を抜いて薪に使ってくれる方がいるのです。トラック一台を届ける。戻って事務所でメールやら伝票を整理。また解体の現場へ戻り明日の打ち合わせ。 
 
リフォームは壊れた部分を元に戻すイメージが強い。これを機会に今まではとはすっかり変えたいというのも多い。せっかく工事するのだから当たり前だろう。建てた当時とはいろんな意味で変わった。 
 
老後に備える部分とこれまでできなかった理想を叶えたいと言うのもある。漆喰や無垢の.フローリング、腰いた….夢はあった。前は予算的なことと余裕がなくてできなかった。 
 
リフォームであれば構造的な部分にあまり予算をかけなくて済む。水回りを交換するのを機会にリビングも今までとは変えたい。古民家風など若い時には思いもしなかったり予算もなかった。 
 
それなりに歳をとり子供の頃の家のイメージが湧いてくる。新築であれば到底夢物語でもリフォームでは叶うこともある。当社には新築で培った技術と材料がある。他社で言うところの新築そっくりさんの感じで古民家風ができる。予算も新築ほどではない。 
 
リフォームではクロス張りや建材多用は普通だ。当社のようにキッチン、洗面まで手つくりもあるところは少ない。フローリングや腰板も加工して作る。建材とは一味違ったものができて当然のことだ。