青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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地元の小売

朝一番で現場へ行き打ち合わせ。すぐ事務所へ戻り見積もりを持って行く。
昼に業者と打ち合わせ昼食に自宅へ戻る。少し疲れたの午後は遅く事務所へ。
月曜日にはまた打ち合わせがあるので図面のチェック。現場で使う人工芝とか資材の入荷が相次ぐ。
プリンターの部品とかほぼ一日荷物が届く。来週はまた別物件が始まり忙しくなる。

ネットでモノを買う習慣ができて宅配業者がひっきりなしに来る。宅配だけでなく郵便や運送業者も来る。
料金が安いのは運送業者で次が郵便、高いのは宅配だ。流通革命とかで住宅資材などもネットで買える。
重量物や配達が大変なのは地元の業者から買う。小物や事務用品関係はネットが多い。
コンピューターなどもメーカーに送って修理なので地元でなくても良い。引き取りに来るので尚更だ。

このまま進んだら地元の小売は無くなってしまいそうだ。配送業者だけがあれば解決する。
なるとますます地方の小売が衰退し空き店舗が増えさらに衰退し….。悪循環である。
これには消費者の嗜好の多様化とか時間の価値が高くなったことが原因だ。早い、便利は力になった。
そのうち住宅もあっという間に箱を組み立てる方式が流行りそうだ。こだわりや多様化には対応できないだろうが。


ネットの情報

今日から小屋工事の基礎が始まる。朝一番で現場へ行くともう始まっている。
肝心の位置だしと基礎高さを決める。これだけは業者任せと言う訳にはいかない。
終わってすぐ事務所へ戻り資材の発注、ネットで買う商品のチェック。来週初めには揃いそうだ。
人工芝とか少し変わった商品はネットの方が早い。値段も比較できるし今後は主流になるやり方だろう。

プリンターを3種類使っている。ファックス兼用のインクジェットとモノクロとカラーのレーザープリンターだ。
モノクロレーザーは中古で買ったので古い。動作が少しずつおかしくなりとうとう印刷できない。
カラーでももちろんモノクロ印刷はできる。ところがトレーが一種類しか付いておらずA3しか印刷できない。
追加のトレーを付けるとできるが購入時は高かったので買わなかった。仕方なく追加のトレーを買うことにした。

ネットで調べると4万円くらいする。オークションで見たら中古が出回っているではないか。
もちろん値段も安い。ただのケースであるから故障なんてのも無さそうだ。
インクジェットもインク切れになってネットで汎用品を注文する。こちらも純正に比べ半分以下で安い。
薪ストーブの設置が来年は5箇所ありそうでネットで調べている。とにかくすぐ情報が手に入るのは便利だが値段を比較される方はたまらない。


職人不足

予約してあった歯科に行く。終わって現場へ後片付けの様子を見に行った。
伐採したあと枝や根を片付けるのだがまだ終わっていない。枝や根は処分が難しく高いモノに付く。
森林組合なども枝専用の処分場を持っており機械で砕いている。根は埋め立てる以外に方法がない。
伐採した木はチップ用に販売できるが広葉樹は良いとして松などの針葉樹は安い。運賃を引いたら残らないほどだ。

小屋とか色々な現場があって中々進まない。職人たちが一番忙しい時期というのある。
12月に入ると仕事探しの電話が来るようになる。春3月までが職人の冬眠期になってしまう。
その分を4月から11月で稼ぐ。さらに成り手がいない職種はいよいよ本格的な職人不足になってきた。
仕事を取るよりも職人を確保するのが難しい時代が来そうだ。特に小さな仕事は厳しい。

今チョコチョコと頼まれているのが溜まってきた。息子と二人でやろうと思うが忙しい。
私ではなく息子がです。高齢化社会は昔だったら自分でやれるのも頼むことになるのだ。
木を切って欲しいとか小屋のゴミを捨てて欲しいとか。毎年ゴミ片付けだけでも2,3箇所ある。
他に工事が付随するならいざ知らずゴミ片付けだけだと辛い。親戚とか建てた方の紹介だから断れない。DSC_4957


薪ストーブ

雨が上がって天気が良くなったらすっかり秋になった。通りがかりの薪ストーブから薄い煙が上がるようになった。
我が家はまだ薪ストーブでなく息子たちの家から煙の匂いがする。風の向きや燃やす薪によって臭う。
住宅街の密接したところは注意が必要だ。思わぬトラブルになったりする。
薪割りのチェンソーなどもってのほかで虫が付くとかモメるところもあった。それでなくとも薪から出る埃などまで言われたりする。

事務所にマキストーブを設置する計画をしている。昨年小屋の解体を頼まれた折に薪ストーブが設置してあった。
ほとんど使った形跡もなく新品状態だ。作業場の片隅に放ってある。
事務所には床暖房が入っている。灯油ボイラーで温める方式だ。
灯油の値上がりと薪そのものが手に入りやすいので設置しようと思った。簡単なシングルの安い煙突を考えていた。

煙突掃除が頻繁になるのとやはり燃えが違うので断熱煙突にしたい。費用がかなり違うので迷っているうちに冬が近づいた。
展示場には本格的な煙突仕様なので掃除もあまりいらない。作業場にあるストーブは安い中国製だ。
燃えも悪いし煙が漏れたり評判が悪い。だからいずれ本格的な鋳物の薪ストーブが欲しくなるに決まっている。
その時にまた煙突工事をするよりは今断熱煙突にしようと考えたわけだ。自宅にも設置計画があってこちらも本格的なモノにしたいし頭が痛い。


住宅デザイン

朝から打ち合わせで午後までかかる。間取りはもちろん細部まで施主様には理解が進む。
こちらとしては大枠の間取りを考えるときに細部も検討している。施主の理解が追いつかなくなるのでスピードを加減する。
間取りというが生活スタイルを決めることに他ならない。テレビをどういう方向から見るかとかキッチンから洗面トイレがどう見えるか….。
マンションなどはトイレと洗面、バスが一体化している。家族がいれば問題になることも多い。

設計者としてはそのスタイルさえ押さえると上手くいく。ズレるといつまでも進まなくなって気まずくなる。
住宅会社は今でも間取りは大きさと数で勝負する。より小さな坪数でたくさんの部屋数や収納とかの量を増やす。
しかし実際は生活空間の集合が家なのだから数ではない。色々なシーンを家族毎にどうやって実現するかなのだ。
大工工務店で建てる方はほぼ検討することのないやり方だろう。住宅会社だって複雑な間取りや要求には限度がある。

自分が歳をとってわかったこともある。30代の夫婦に老後はイメージできない。今が全てでメンテンスや耐久性すら問題にしない。
バリアフリーや健康問題は一部の方には問題になる。シアタールームとか今の生活スタイル最優先も多い。
デザインは流行りが一番受けるので住宅会社向きだろう。設計事務所あたりは少し先、あまり突拍子ないのはダメだ。
中国とか東南アジアの一部の住宅デザインは日本よりはるかに進んでいる。その傾向はこれからより激しくなりそうだ。