この間の日曜日、花梨ジャムを作った。晩秋に収穫した黄色い花梨を10個ばかり。作り方は簡単、洗ってヘタや変色した部分を取る。そのまま小さく切って中の種も一緒に煮る。20分煮て煮汁を濾してグラニュー糖を入れてさらに40分煮る。
すると実からは考えつかない赤いジャムができる。ジャムと言ってもトロミがつく程度である。煮る時間を長くすればいくらか固くなる。透明な澱粉のような硬めのゼリー状になって来る。パンに塗るとかの使い方ではなく紅茶などに混ぜると美味しい。
私はコーヒーに混ぜるがお湯でといても美味しい。喉の薬として知られている。独特の風味があるのであまり馴染みはないだろう。我が家び庭に昔から花梨の木があって実がついても捨てていた。欲しいという方がいて差し上げたらジャムを作ってよこした。
見た目は綺麗だが渋みがあってパンには合わない。たまたまコーヒーに混ぜたら美味しいではないか。独特のエグ味にハマってあっと言う間に無くなった。去年は大豊作で50個も取れてもったいのであちこち差し上げた。
期待した今年はどういう訳か4個しか取れない大不作。家内の実家で捨てていたのをもらってジャムにした。当然と言うか大きい実ほど味が濃くトロミも強い。今回は大きいのが2個しかなく味としては物足りない。エグ味もなく平凡な味と思う。
暇に任せて色々ジャムを作る。ブルーベリーとかリンゴは平凡すぎてクセのあるものに凝っている。ハスカップとかカシスも増やして作ろうと思っている。梅、キウイ、ジョミもなかなかいける。材料に不足しないのが良い。