青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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定期講習

昨日は一日講習会に参加した。建築士は3年に一度定期講習を受ける必要がある。講習はネットで視聴して受ける方法と従来のように会場で受けるやり方がある。ネットで受ける方が多いかもしれない。 
 
年配の方は今までの通り会場で受けるのもいる。自宅でパソコンを使ってビデオを視聴するよりも従来のやり方が馴染む。朝9時から5時過ぎまで1日がかりだ。同時に受けたのは六人だけだが年配が多い。 
 
最後に試験もあるので寝てばかりもいられない。終了試験もそれなりに難しく授業を聞いていないとできない。時間いっぱいかかってしまうくらいだ。3年に一度資格を取った時以来の緊張を味わう訳だ。 
 
建築設計事務所は5年に一度管理建築士講習も受けないといけない。こちらは設計事務所を開設するに必要なものだ。こちらも1日がかりで青森市で講習を受ける。両方を受けて初めて設計事務所を名乗れる。 
 
それとは別に新築などを受注するには建設業登録が必要だ。管理する建築士が必要なのでこちらにも資格が必要だ。建設業は受注金額により必要な場合がある。建設業登録をすると労災保険の負担金の支払いもある。 
 
他にも瑕疵担保責任保険をかける義務とか様々の経費が掛かる。中途半端な受注は経費が掛かり利益率も大きく変わる。設計事務所で新築を受注する場合は他の業者に依頼する例が多い。自社ではやらない。 
 
年々建設基準法の厳格化が進み建設業者は零細業者は減っている。資格や経費負担に耐えられないのだ。下請け専門に徹しているのも多い。当社も徐々に廃止や縮小もやむを得ないと思っている。 
 
長年建設業者としてやってきたがリフォームなどが増えると言うことだ。金額によっては資格も要らず金もかからない。設計事務所だけはやめないつもりだが建設業は減らすと言うことだ。これも仕方ないと思っている。


満足いただいた数だけの仕事

病気になったり暑苦しくて寝れなかったり散々な8月も終わった。見積や現場があって忙しいは忙しい。既存客からの注文で金額は小さいが次々と出てくる。誰に頼めば良いかで見積も違ってくる。 
 
もちろんどう治すか御施主様に納得いただくのが一番重要だ。ただの修理でなくより良くなるように提案できかどうかだ。その場合知識があることが前提である程度金額も予想できる。 
 
職人不足もあるし建材とか既製品化が進み修理法が難しくなった。例えばサッシなどはメーカーが完成品で配達する。修理はメーカーの窓口で一本化されている。が、製品なのか施工法が悪いか判断ができない。 
 
すぐ判断出来るかどうかで施主様に説明が違って来る。もちろん金額的なものとか工期もわかる。施主様には安心感と金額的な判断ができるので工期も早くなる。もちろんコストも違ってくる。 
  
これは経験することで覚えるよりない。現場に行くことが重要で電話で指示するやり方では覚えられない。職人に直接状況を説明できるかで見積もりの仕方も違う。何度も現場へ呼ぶようでは話にならない。
 
間接経費はほとんど現場へ行く回数で決まる。親方が何度も現場に見に行くようではだめだ。職人は現場で働いた日数を基準にする。見積もりに行く回数は入れない。何度も呼ぶと経費は請求される。 
 
これからの仕事はこう言ったものが増える。今まで建ててきた数と満足いただいた数だけが仕事につながる。経験からより安く今より良くなるものであれば次の仕事につながる。