青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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朝から打ち合わせで午後までかかる。間取りはもちろん細部まで施主様には理解が進む。
こちらとしては大枠の間取りを考えるときに細部も検討している。施主の理解が追いつかなくなるのでスピードを加減する。
間取りというが生活スタイルを決めることに他ならない。テレビをどういう方向から見るかとかキッチンから洗面トイレがどう見えるか….。
マンションなどはトイレと洗面、バスが一体化している。家族がいれば問題になることも多い。

設計者としてはそのスタイルさえ押さえると上手くいく。ズレるといつまでも進まなくなって気まずくなる。
住宅会社は今でも間取りは大きさと数で勝負する。より小さな坪数でたくさんの部屋数や収納とかの量を増やす。
しかし実際は生活空間の集合が家なのだから数ではない。色々なシーンを家族毎にどうやって実現するかなのだ。
大工工務店で建てる方はほぼ検討することのないやり方だろう。住宅会社だって複雑な間取りや要求には限度がある。

自分が歳をとってわかったこともある。30代の夫婦に老後はイメージできない。今が全てでメンテンスや耐久性すら問題にしない。
バリアフリーや健康問題は一部の方には問題になる。シアタールームとか今の生活スタイル最優先も多い。
デザインは流行りが一番受けるので住宅会社向きだろう。設計事務所あたりは少し先、あまり突拍子ないのはダメだ。
中国とか東南アジアの一部の住宅デザインは日本よりはるかに進んでいる。その傾向はこれからより激しくなりそうだ。