青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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昨日の雪が残って渋滞が続く。事務所のボイラー交換が午前中で済み暖房が効く。
ファンヒーターや電気ストーブではやはり能力不足だ。床暖房の威力はすごい。

床暖房屋は付き合いが長い。深夜電力の暖房が電力会社の要請で減る傾向だ。
その前は石油給湯器による暖房が主力だった。電気時代が10年ほど続き今は省エネタイプの電気の時代だ。
エコキュートとかヒーポンが増えた。

そのせいもあって温水を使う床暖房は時代遅れになった。親子でやっている暖房屋は仕事が減っていた。
しかし取り替え需要が発生してボイラー交換に忙しい。リフォーム需要そのものだ。

新築のように電気に変えたくても工事費もかかる。ボイラー交換だけだと懐には省エネだ、灯油も下がったことだし。
大手の給排水業者はボイラー交換などは面倒くさい。現場の下見と見積もり、工事、集金と手間がかかる。
その割には金額は張らないので敬遠気味だ。自社施工のときは仕方なくやるようだが。

暖房屋の話だと築20年くらいが多くてその頃は水周りが傷む。子供の手離れにもよるが大掛かりなリフォームは思い切れない。
定年とか子供の成長とかのタイミングでリフォーム需要は決まるようだ。故障という絶対的要素があればタイミングどころでない。

高年齢の世帯も結構交換が多いそうだ。故障というのは事情にこだわってくれない。
リフォームと一口に言っても金額は個々の事情による。大掛かりなものだけを狙ってもそううまくはいかない。

ただ言えるのは小さな仕事の裏には次々と小さな仕事が続くということだ。
とっかかりさえ掴めばリフォーム需要だけでなく子供世帯の新築まで芋蔓式に需要が出てくる。
独立するときにリフォームから新築需要を掴み売り上げを伸ばすと言う戦略だったのを思い出した。