しばらく暖かい日が続きいきなりの冷え込みで調子が狂う。私事だが孫が入院することになり朝から大騒ぎ。来週には退院できるがしばらく顔を見れない。図面作成と見積の作成で午前中かかる。午後も明日の訪問予定があって図面書きがある。
先日の見学会でいらした方で築22年リフォームを希望。同年代で自営業も同じ。どちらかと言うと奥様が主導権を握っているようだ。奥様は大病を経て今年の冬の寒さが堪えきれないと。跡継ぎの娘さんが近くに中古住宅を買って住んでいる。未婚の娘さんが同居している。
夫婦で自営なので奥様も発言権がある。40代に建てた家は設計事務所によるものでかなりの高級住宅だ。外向きの派手な外観は自営のシンボルだ。巨大な吹き抜けは夏は快適だが冬は地獄。若いときは我慢できても体調が悪いと難しい。
本物を使った老後の暖かい家を希望だが以前の設計屋は気に入らない。住むことに重点を置かないのは設計屋のせいばかりでなくお施主様の意向もあるだろう。若くてやり手の方には老後のことなど思いもかけなかったに違いない。
しかし60代になり病気をするととても我慢ができるわけがない。70坪と全面リフォームになるとどの位かかることやら。金をかけた割には大した変わり映えのしない工事になりそうだ。そこが今回のリフォームのポイントになるだろう。老後の資金があって中途半端な豪邸は壊すにはもったいない。それができなきゃ仕事はとれない。