雨が降ったり止んだり。気温が高くヤマセとは違う。午前中は事務所で図面や見積もり。夕方から融資担当者も交えうち合わせ。
古民家風の現場があるので図面も見積もりも最終局面。古民家は大黒や曲がりが主役なのでお客様も気になる。もちろん倉庫で現物確認もするのですがどう掛けるかが問題だ。
構造上の計算もあるので見た目だけとはいかない。ここに掛かればと言うのがあっても瓦の乗った屋根荷重はものすごい。これに積雪荷重もかかると梁が下がり建具とかきつくなる。
ほんの1,2ミリ下がっても建具は渋くなる。建具屋にはいつも余裕を見るように言うのだが….。そう言うところにキッチリとした仕事をするのが職人だからだ。何も0.5ミリとかキッチリにしないでと思うのだがいつもキツイ。そしていつも手直しに行く。
もしかしたら後で手直しに行くことで他の不具合も見ているのだろうか。建材のできあいの建具は遊びや調整しろが大きい。ビスで簡単に調整ができる。業者の都合最優先だからだ。
逆にキッチリと作って手直しをやることでどう狂ったかわかる。その情報は大工に伝わりから狂いの程度がわかる。そうやって狂いやすい手刻みの現場は長持ちさせていく。