不幸ごとがあって朝晩しか仕事できない。気温も低めであちこち歩くので都合は良かった。ほぼ毎月のようにあって慶弔と言うが慶はほとんどない。仕事もお盆過ぎは低調な感じで先が思いやられる。
朝の少ない時間で図面を描き始めたらあっと言う間に出かける時間に。慌てて自宅に戻り着替えて火葬場へ。次の契約が迫って図面の訂正がかなりある。直しておかないと後で困る。確認申請もなんとかなってフラットの申請を残す。
住宅ローンは銀行とフラット35に分かれる。銀行は審査が多少厳しいが業者には緩い。着手金も繋ぎもすぐできる。ところがフラットは施主には優しいが業者には厳しいところがある。確認申請とは別にフラットの設計審査を受けて検査もある。作りが良くなるのと検査が二重にある。
銀行ローンよりは多少仕様や検査がある分業者は面倒臭い。なので住宅会社は銀行ローンを勧めてくる。自分たちに有利に運ぶように銀行に変わり融資の面倒を見る。と言っても準備や段取りをレクチャーして客を囲い込む。
ほとんどの方は初めての家つくりだからどうやって資金を作るか知らない。ただの借金なのだがさも提携しているように見せかける。金さえ掴めば後は設計次第となる。もちろん予算はわかっているしそもそも予算は自分が作ったものだ。
土地購入からだとその時点でローンを組む必要がある。住宅の業者が決まらないとできないからローンを組ませたら家は付いてくる。なんだかな….こんな家つくりで良いのかね。家がまるで土地の付録みたいではないか。そう思っている私が変なのか。