青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

090-1060-9764

土留めの型枠もついて明日は生コンの打設。来週初めに型枠を剥がして埋めもどしたら完成です。その後浄化槽の設置があって遣り方を出します。大工が現場で墨出しと高さを出します。 
 
作業場では曲がりの加工中なのですが曲がり同士の交差が始まります。現物同士をくっつけて仕口で固めます。交差したところが動かないようにかみ合わせるわけです。これがなかなか難儀で現物同士を組むしかないのです。 
 
この組み方の噛み合わせがどのくらいになるかで梁の高さが決まります。柱にぶつかる部分の高さとか上に立てる束の位置が決まります。水平の梁だったら考えなくて分かりますが曲がりそれも曲がり同士の組み立ては大変です。噛み合わせ部分の寸法とか組んでみないとわからない訳です。 
 
本当のことを言うとすっかり寸歩を決めても上棟までの間に曲がりは捻れたり曲がります。風に当てただけで割れるくらいですから組む時に入らなくなります。大工の頭には余裕を見るという感覚がありませんからキッチリと組み付けます。 
 
何度も余裕を見るように言うのですがラフな作りなんて思いつかない彼らはいつもキッチリやってしまいます。今日も息子に何度も言ったのですが1ミリの隙間も開けません。上棟時には隙間が空くのだから噛み合わせを浅くラフに作れとしつこく言いました。多分聞かないでしょうけど。
cimg5210