青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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昨夜の雪が積もって現場で板金と打ち合わせの予定が午後になる。滑るからですがプロである板金屋にはどうと言うこともないが私が怖い。午前中は結局作業場で加工の手伝い。午後は現場へ搬入と在庫整理。在庫であるものを使い切るために隅々まで探しまくる。 
 
ストーブの煙突カバーを瓦葺きのために板金で加工する。板金職人に採寸と加工法を打ち合わせ。お施主様の要望でステンレス製でやることになった。いつもはガルバリウム鋼板だがステンレス加工が稼業なこともあった。長持ちは確かだが加工と価格に難があってあまり使われない。 
 
板金屋も問屋の在庫とか納期がどうなのか詳しくない。で、私が直接確かめて小ロットでも出してくれる色を聞いた。黒を希望だったのが在庫がある。他の色を選ぶと問屋はあまり出ないので注文を渋る。残ると在庫が出ないからだ。 
 
私は銅製品を使うがこちらも納期や調達に苦労する。はっきり言えば板金屋は請け負いたがらない。残しても足りなくても面倒なのだ。建築資材はデザインの多用とは反対に種類を絞る傾向がある。特殊なものは手に入りにくいと言うことだ。 
 
もちろん材木にも言えるがプレカットやビニールクロスだけだったら簡単に手に入る。それ以外の変わったものは材料も加工職人もとにかく苦労する。本物やこだわりと言うのは宣伝文句ほど簡単でない。それこそ言うは易しで欲しいとなると滅多に手に入らない。cimg55982