青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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朝一番でメーカーと打ち合わせ。現場へ行く途中で板金屋と打ち合わせ。現場へ着いて電気と大工と打ち合わせ。残材を積んで作業場へ下ろし昼食。午後一で塗装屋へサンプルを作ってもらう。キッチン図面が遅れているのでセッセと描く。あっという間に夕方になりブログを書いて終わり。 
 
ネットのニュースを見ていたら10年後の世界のことが載っている。コンピューターの世界になるのは漠然と考えていた。現実にどう変わるかよくわからなかった。 
 
私たちの世代はビルなどの大型建造物や新幹線のような乗り物に感動した。街や物の外見上の未来に夢を抱いてきた。これからの10年後はネットの中の変化になって外見では分かりにくくなって行く。あらゆるものにチップやセンサーが埋め込まれそれがネットに繋がりAIが発達して行く。 
 
AIとロボットが社会の仕事を処理するようになると人間のやっていたものを奪って行く。その実態は単純労働とか工場作業のように一部に限られる。逆にAIでできないこと仕事が増えて行くだろう。 
 
建築の世界では大工や現場作業員は建材や機械の進歩で置き換えられる。設計とかデザインは人間しかできないし現場の管理も必要だ。2,30年前から見ると機械化が進み現場監督やガードマンも増えた。実際に働く職人は現場の人員の半分になった。 
 
住宅でもAIは確実に進歩してスマホと連動した機器が増える。冷蔵庫は中身を把握して不足するものを教えてくれる。空調はもちろん掃除とか風呂を沸かすとか素人でも思いつく。そう言った便利な機能は増え続ける。 
 
住まいは単なる箱ではないから癒しの空間とか趣味を生かす空間とかが必要だ。顧客の思い描くイメージ通りに図面化するのはAIにはできない。今でもその傾向があって自分の思い描くイメージの通りに家を建てたい方が増えた。イメージであるから具体的に理解するのも時間がかかる。 
 
住宅の業界は建売と自分のイメージにこだわる時間のかかる注文住宅に二極化している。その流れはますます加速して表面的なものから素材や工法までこだわるようになった。業界の人間が言う”ウルサイ”客が当たり前になった。CIMG5824