青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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現場は今日も塗装と大工。午前中は打ち合わせと残材の搬出。午後はお施主様と打ち合わせ。ご家族であれこれ決めることを決める。事務所へ戻り補助金申請の書類作り。 
 
4月に入って各業者もいろいろ忙しくなったところもある。業者によりマチマチだが職人不足の傾向は変わらないから全般に忙しい。何処も職人の年齢が上がり休みを取りたがる。年金ももらって毎日のように働きたくない。 
 
何ヶ月も続く現場では週末ごとに休みを取る。週休二日制ってわけだ。つまり職人が減ったのと同じことだから職人不足は続く。息子は日曜も出て働いたから孫にはおじいちゃんの現場は嫌いだと言われている。他の職人の休みをカバーするために出るからだ。 
 
こう職人が不足して来ると手のかかる現場は敬遠される。やりたがる大工がいなくなるのだ。短期間にいくつもの現場をこなすのが主流になった。当社のように一つの現場に8ヶ月のいるなんてのは珍しい。しかもあれこれ手直しや難しい仕事の連続だから尚更だ。 
 
昔のように一つの現場に常用で働いた分お金をもらう形式なら良いだろう。今は昔の古いやり方で請負が主流の時代には合わない。形式だけが似ていても中身は請負そのものになってしまう。契約とか法的な関係は昔のやり方ができなくなっている。 
 
昔のようにノンビリと現場を進めていきたい方もいる。機械で何でもスピードアップの時代に馴染まない方だ。大工が一つずつ手作りで作る時代は終わった。しかしそのような仕事に興味を持っている方もいる。”古民家リフォーム”は機械仕掛けのやり方とは一線を画すやり方だ。 
 
古い建物のジメージだけでなく仕事のやり方すらも古臭くやっている。時間と手間をかけた昔風の家のイメージでリフォームをする。ただ建材とビニールクロスの家とは違う。