時折雨が降る変な天気。朝一番で新築の現場へ行ってタイルの打ち合わせ。キッチンと玄関がタイルでストーブの遮熱壁が十和田石。張り方や入荷日を確認。玄関の四半張りが半分ほど終わった。昼には作業場の大家でもある製材所の葬儀に出席。その後リフォームの現場で玄関スロープや内部床貼りの打ち合わせ。
現場が重なって資材の手配やら業者との打ち合わせが忙しい。合間に森林組合にお願いしていた自分の山の手入れを見に行った。35,6年の杉が3000坪ほどあって一度間伐をしている。二度目の間伐をしてまた間引きをした。2mほどの間を4m以上に離す。
直径が30センチほどになり合板用として売れる太さになった。間引いた杉はベニア用として販売し経費にした。残った杉はあと30年もすれば直径が60センチくらいになり使いごろだ。もっともその頃に製材品を使って手刻みする現場があるかどうかだ。
せっかく育てた良材も買うのがいないと値が下がる。今でもどちらかと言うと合板用が順調で建築用材はあまり売れない。価格も上がる気配がなく当社にはいい環境になっている。しかし山主の立場で言うと時間と金をかけたのに売れないのは困る。
集成材や合板用であれば60年とかの樹齢でも使える。あまり太いと逆に売れない。この傾向は変わらないから建築用材として育てても旨味はない。さっさと売ってしまった方が良い。または広葉樹とかに切り変えた方がいいかもしれない。
もう一つの山はケヤキを植えてある。広葉樹は成長が遅く草や蔓などで死んでしまう。手入れの費用もかかると言われる。杉など違い最低5,60年以上にならないと売れない。私が植えても孫の時代でないと売れない。先の長い話ではある。