晴れても気温が低く肌寒い。午前中は申請書類や広告の原稿作成。完了の検査が二つもあって瑕疵担保の保険の申請もある。似たような検査があっていつもこんがらかる。私だけのようだが。昼食前にリフォームの現場へよりスロープの確認。午後から新築の現場でゴミ片付け。ゴミは私のトラックに積んで大工たちは作業場へ。
今日もタイル貼りの左官職人が来ている。四半張りの玄関タイルだがたった6m2に4日もかかる。床面はまだ良い。立ち上がりの巾木部分が面倒臭い。寝転んで張っている。しかも斜めの目地だから難しさはさらに増す。今日中に目地を詰めたいといってはいるがどうなるか。
今回はこだわった部分が多々あって予算的にも相当なものになる。ちょっとしたところにもあれこれこだわると予算はすぐ膨らむ。オリジナルと言えばカッコイイがお金もかかると言うことだ。こだわったオリジナルが気に入ったら万々歳だがそうでない場合は悲劇だ。
今回は刻みの段階から色々こだわりがあって時間がかかった。柱一本ずつと言えば大げさだが全部施主様が自分でチェックした。面倒臭い反面あとでこんな材料が嫌だとかは言えない。高額の材木ばかりなので交換は高くつく。
材木だけでなく照明でもタイルの貼り方でもカウンターの材質でもすべてチェックする。ダメな場合は自分で探して持ち込む。そこまでやった施主は初めてだ。こちらもそれなりに緊張した仕事になるわけだ。まだ終わっていないので総括はできない。
フローリングは片道2時間以上かけて材料と完成品を私が運んだ。しかも使う量の倍近く作った。作る場合は多めに作らないと持ち込んだ材木から歩留まりを計算するのが難しい。出来合いを買うなら買ったぶんの支払いだが作るとできてきたものすべてを買うことになる。
しかも同じものが二度と作れない場合がほとんどで足りないのは許されない。結局使うぶんより多めに作る。あまりは在庫になる。今回は腰板としてフローリングは使い切った。それでも余ったものは棚板として使った。まあ高い棚板になってしまったが。