昨日にも増して暑い一日。朝一番で引き渡しの迫る現場へ家具類を届ける。現場では電気工事が残り工事を片付ける。いつも最後になるのは電気工事。エアコンとかテレビアンテナとか最後に取り付けるのが多い。
引き渡しのために電気と給排水の業者を呼んで説明する。一通り説明をして鍵を渡して終了。まあ後は住んでからのアフターってことになる。見ただけではなかなかわからない。実際に住んで見てわかることは多い。
業者もメーカーや問屋を呼んで説明する。別に変わったこともないが建てる業者の力を示す意味もある。施主の前で威張ってみたい。欠点やクレームまがいのことはメーカーに聞くのが一番だ。何と言っても詳しい内容はメーカーが一番知っている。
午後はリフォームの現場で打ち合わせ。大工は一人で息子たちは作業場。いよいよ一階の床を貼って内装のイメージが湧いてくる。思ったより色が薄いとか目がはっきりしないなど貼らないとわからない。
お施主様もご家族でいらして現場の様子をご覧いただく。家族それぞれ思いはあって希望も様々だろう。しかし細部に囚われるのは素人だからで全体のイメージを変えないようにしないとけない。設計者からすれば見えない部分も計算づくなのだが素人にはわかりにくい。
出来て初めてわかると言うのではプロには失格だ。見えない部分を設計して初めてプロだ。高さや幅などの寸法的なことも色や模様などまでどう言うイメージになるか調整している。現場でボーッと突っ立って何時間も見ていると職人たちに邪魔扱いされる。頭の中はフル回転で考えているのだが….。