青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

090-1060-9764

朝から肌寒くヤマセのような天気。現場は大工と電気が入る。和室や梁の仕上げなどは息子一人で仕上げる。外部サッシの内側の障子は二枚引き込みになる。上枠や戸当たりなど仕上げるのは難しい。 
 
外部も塗装やコーキング処理が入るが雨で遅れる。外部だけでも完成させたいのだがなかなか進まない。まだ屋根の妻に格子をつけるが塗装してからつける。これもまだできていない。来週はピッチを上げて進めたい。 
 
内部は足場をかけて吹き抜け部分を作る。大工が済んでも塗装をして漆喰を塗る。足場はそのままかけっぱなしになる。その間に建具や照明器具をつける。そして一気に完成させる。床の養生を剥がすと完成になる。 
 
漆喰を使ったリフォームは珍しい。技術的なこともあるしそもそも似合いデザインが必要だ。今回も塗装は柿渋を松煙を混ぜて塗る。松煙は松の煤で柿渋に混ぜるといきなり古い建物のようになる。 
 
おそらく柿渋はおろか松煙を使うことはよそでは滅多にない。調合し塗るのだが柿渋は後から色が変わる。塗った当初はただ黒いのだがだんだん赤っぽくなり古民家のような色になる。 
 
新築の現場では経験があるがリフォームではなかった。真壁風につけ柱をして仕上げたことはない。梁もケヤキの厚板を貼って塗装する。曲がりも入るがこちらは本物だ。樹種により着色したり透明だったりする。古民家リフォームは今までの新築での経験が生かされている。CIMG6355