朝一番でカーテンレールの取り付けに行く。その後階段の調子が悪いと見に行く。棚板の取り付けも頼まれて一緒に修理する。作業場によって材料を搬入。昼食後また作業場で加工や残材の片付け。
リフォームの現場では解体した材木がかなり出る。細かい下地材などが主で釘がついている。そのままではまきにはできない。塗装したのも混じるので分けないとならない。ベニア類もかなり出る。
ベニアと塗装した材木はゴミとして処分する。内装にベニアが流行った時期もあった。木目模様の内装材は時間が経てばみすぼらしくなる。ビニールクロス全盛の少し前の頃だろうか。防火のためにプラスターボードが増えてクロス張りが主流になった。
ベニアは時間の経過で隙間ができやすい。なので断熱の観点からも不利だ。クロスはにビニールなので多少の動きには対応する。いわゆるクレームが増えて隙間が開きにくいクロス張りが大流行になる。
クロス全盛に飽きたのか無垢の板張りが出てきた。クロスに使うノリがシックハウスの原因となって自然素材が流行る。健康にも良いし流行るかと思えば値段が高い。材料、工賃共に高いのでこだわる方のみだけだ。
なぜ流行らなかったかはデザインの単調さもあった。建材の派手なデザインに見栄えは劣る。洋服を選ぶ感覚で色やデザインが主流になって板張りはマイナーなものになった。その傾向は車にも言えるが走りとか性能は二の次になってしまった。
当社の古民家リフォームは自然素材を使いながらまるで古い家のようなデザインがウリだ。まるで昔の家に住むような感覚で内装を作る。インテリアから色、素材までとことん古いものにこだわる。当社としてはデザイン優先のリフォームになっている。